2021年4月18日(日)剪定枝で草木染めワークショップ開催報告

レッドロビン剪定枝染め体験

剪定枝を活用して染める会を開催しました。今回は、レッドロビン。葉っぱと枝で違う色味、媒染を変えて違う発色。つい欲張って盛りだくさんになりました。

枝をくださった、もちづき植木(株)さんが見学に来てくださったり。染色備品を引っ越し先に直送すべく、集荷時間ぎりぎりにみんなに手伝ってもらって梱包したり。バタバタしながらも、にぎやかな会になりました。

東京開催はこれが最終回です。お教室ではなく、一緒に草木染めを楽しむ会、という場所。ブログを見て、どんな人かな?いつかは来てみたかった、という方も参加してくれました。楽しんでもらえてよかったです!

剪定枝で染める

今月のテーマは、剪定枝の活用。剪定枝が材料になるなら、一石二鳥。(本当は煮残った枝も、何かに活用できたらいいのですが)

今回はレッドロビンの剪定枝を染料に使いました。

レッドロビンは、先が赤い葉になるやつ。垣根でほんとうによく見る木です。その剪定枝を4月上旬に植木屋さんに送ってもらい、ベランダで水に挿して保管しました。意外に日持ちします。

レッドロビン

ベニカナメモチと同じなのか違うのか、聞き忘れてしまいました。いまいち違いがよくわからないです。

ワークショップ風景

今回の参加者は、リピーター1名と、初めての方4名。今回で最後だと知って、参加してくださった方が多かったです。みなさん初対面同士でしたが、作業がどとうのように続くので、終わりにはすっかり打ち解けてました。

みんなで下準備。枝と葉を分けて煮ることにしたので、枝から葉を取り外すだけで結構な作業でした。

ベニカナメモチの下処理

木綿や麻は濃染剤を使って濃染をしてから、希望者は濡れた状態で模様入れ。

※濃染剤についてはこちら参照→ 濃染剤カラーアップZBとディスポンについて

※板締め絞りは、とっくり結び=巻き結びで縛るときつくしばれます。こちら参照→ 紐をきつく縛る「巻き結び」のやり方

寸胴鍋での煮出しは、枝2個と葉っぱ1個。煮ているとバラみたいなお花みたいなニオイがします。換気はきちんとしたほうがいいです。(写真撮り忘れ)

鍋で煮出した後、枝をこしているところ。こし布には、テトロンメッシュを使ってます。

※道具についてはこちら参照→ 草木染めの道具

枝の染液。予定より黄色みのある液になりました。

枝の染液で染めているところ。なぜか板締め絞りをした染物のバケツだけ、けっこう赤みが出てきて、不思議でした。最後に染液に戻した時も同じで、はさむのに使ったワリバシの影響とかでしょうか?

葉っぱの染液を使って染めているところ。こちらのほうが染液自体は赤みがあるように見えました。

今回は、媒染剤を3種類用意しました。アルミ、銅、鉄。それぞれで発色が変わるのが、草木染めの面白い部分。

アルミ媒染は、焼きミョウバンを使いました。

銅媒染。大ざっぱですが、枝も葉も一緒のタライを使いました。この時点では、葉で染めた黄緑の発色がとてもキレイでした。(ですが、最後染液に戻したら黄緑が抜けてしまい、ベージュっぽくなりました)

銅媒染

鉄媒染をした後に、水洗いしてから染液で染めているところ。灰紫色に発色して、液も黒ずんでいます。

板締め絞りの板を外す前。先月桜染めの時にもらったアクリル型を使いました。アクリルは透明なので、染まり具合がよくわかります。外した後の写真を取り忘れました。

いろいろ染めて、最終段階。たくさん作業をしていたら、気がついたら予定時間を超過。

染物道具を引っ越し先に直送すべく、宅配便の集荷予約をしていたのですが、時間が差し迫ってきました。鍋やタライ、バケツ、備品もろもろ。ダンボールを切り刻んで、なんとか梱包。ビニール紐で固定。という作業を、参加した方々がテキパキとしてくださいました。おかげで無事に出荷。お手数をおかけしました。

最後までバタバタの会となりましたが、おうちでは、あせらずていねいに染めてください。

レッドロビン染めの色あい

濡れた状態なので、乾くと色が薄まります。

枝と葉が違う色、媒染が3種類。生地の違いもあって、どれも違う色に染まりました。1つの植物でこれだけ違う色に染めたのは初めてかも。

レッドロビン剪定枝染め体験

手漉した和紙。本当は数は1人4点までなのですが、薄く軽いものなので、今回は特別に多めに染めてもらいました。

参加した方は、ぜひ乾燥後のお写真を、お時間がある時にお送りください。このページに追加します。(引っ越しでバタバタしているので、先になるかもしれないので、ゆっくりで大丈夫です)

東京・新高円寺の最終回

作業がいっぱいあって、勢いで終了まで進みました。今回で最後だとしみじみする時間もなかったのですが、あらためて素敵な民家だと思いました。

当初から、「いつまで使えるかわからない」という状態で貸してもらっていた場所。今までにも「今回で最後」と思ったことが何回かありましたが、本当にお別れです。出会えてよかったです。いろいろな方に参加してもらい、人との出会いにつながりました。この場所のおかげでもあります。

東京での草木染めワークショップはこれで最後になります。いままでありがとうございました。一期一会。ご縁があれば、またどこかでお会いしましょう。

近場で草木染めができる場所をまとめましたので、ご参考まで→ 東京近郊で草木染め体験ができる場所

乾燥後のレッドロビン染めの色

乾燥後のお写真を参加者に送っていただきました。ご協力ありがとうございます。

枝で染めたもの。鉄媒染のシルク糸、ストール。銅媒染の綿布。

綿布。上から、枝の銅媒染、枝の鉄媒染、葉っぱの銅媒染、葉っぱの鉄媒染。

レッドロビン染め綿布

アルミの洗濯バサミではさんで、鉄媒染で染めたものは、挟んだ部分が黄色に発色しています。

アルミ洗濯バサミ染め

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