緑染め(緑葉染め)センダン染め

岡山に来てから何度か緑染め(緑葉染め)をしました。今年は初めてセンダンの木の葉っぱで緑染めをしたので、その様子を書きます。
草木染めの染料を煮出す時は、よく換気しながらします。
※緑染めとは?はこちら参照→ 緑染め(緑葉染め)
目次
センダン染めで染まった色
センダンの葉100gを煮出して、シルクオーガンジー布20gを染めました。色は若葉色。きれいな若葉色に染まりました。染めたての布からは緑の匂いもします。

右側が重ね染めした部分。重ね染めすると緑色が濃くなりました。違う色に見えると思いますが、左側は上と同じ色です。草木染めの色、特に緑色を写真に撮るのはむずかしいです。

この布はシュシュにしたいと考えています。
センダン染めの様子
ソーダ灰を入れて煮出して、お酢で中和し、銅媒染液を使って染めました。
重曹も加熱するとアルカリが強くなるので、ソーダ灰の代わりに重曹を使うこともできると思います。アルカリ性なので肌や眼につかないように注意。
煮終わったところ。アルカリで煮出すと吹きこぼれやすいので注意。

葉っぱをこします。染液が緑色でした。

とれた染液。お酢で中和してから染めます。

とれた染液の半分を使って染色しました。染めているところの写真を取り忘れました。
銅媒染。水位少なめの時はよく動かしています。

媒染後に染液に戻したところ。緑になっていく様子が、他の草木染めでは感じない雰囲気です。

2番液もとって、半分を追加しました。
染め上がり、濡れた状態の布は輝く感じがします。

半分重ね染め
染液を使わずに半分残しておき、翌日に布の半分に重ね染めしました。
重ねた時の色合いと、1日置いた染液で染めた時、暗い色になるかどうかを確認するためです。結果、重ねたら濃くなり、暗さは出ませんでした。
残しておいた染液を温め直して、半分漬けます。

水洗い中。なかなかの緑色です。

銅媒染。

さらに染液で染めます。

最後の水洗い。左側が重ねたところで、緑色が濃くなっています。

というわけで、センダンの葉っぱで緑染めをしました。
染料のセンダン
日陰を作る大木のセンダン。実が落ちると勝手に育ってすぐ木になってしまうセンダンに悩まされていたので、有効利用できてうれしいです。
大きい木です。

勝手に育つ芽。

家庭菜園の、この真ん中の太い木もセンダンです。大きすぎて取り除けない状態。右側の支柱がイチゴ。

ワークショップでもセンダンで緑染めをしました。その様子はこちら→ 2025年5月25日(日)葉っぱで緑染めワークショップ開催報告(岡山)
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