自分好みにTシャツ型紙を補正

自分好みに型紙を補正したTシャツニット地で半そでTシャツを作りました。使ったのは藍の生葉染めをした生地。

失敗したくないので、パターンの仮縫いと補正をしました。自分好みにパターンを補正した点について書きます。

ニットソーイングは初心者で、ニットの型紙のことはよくわかっていませんが、自己流で調整してみました。

作成日:2019年8月6日~2019年8月7日

自分好みに型紙補正

もとにした型紙

以前、ロックミシンの洋裁本についていた型紙で、7分袖のトップスを作りました。クライ・ムキさんの「ニット地で作る大人服」という本です。

雰囲気が気に入っていたので、その型紙を応用して、半袖シャツを作ることにしました。身頃幅や袖幅が広く、全体的にゆとりがあって着やすい形でした。

その時の型紙です。写真の型紙がぼろぼろですみません。

Tシャツの型紙

肩線は中心線に対して垂直になっていて、肩線がそのまま袖になります。袖下はカーブで脇線につながります。前身頃と後身頃が同じ形で、襟ぐりだけ違う形です。肩部分で前後をつなげて裁断すれば、肩線を縫う必要がない形です。

平面型紙上での変更

気に入ってはいるものの、下記の2点が少し気になっていたので、そこだけまず平面上の型紙で小さく変更しました。

  • 衿ぐりが少し大きい
  • 横幅が少し大きい

また、7分袖を半袖に変更しました。

袖下がカーブしていて、袖の太さは、袖口に向かって細くなる形だったので、そのまま袖の長さだけを短くすると、袖口が大きすぎます。なので、袖幅も減らして、袖下の曲線も引き直しました。

Tシャツパターン

以上を平面上で変更してから、とりあえず仮縫いしました。

パターン補正用の仮縫い

本縫いと同じニット生地を使って、仮縫いしてみることにしました。

ニットといっても、ポロシャツみたいな生地(鹿の子)なので、ストレッチはさほど強くありません。

本縫いはロックミシンですが、仮縫いは普通の家庭用ミシンで直線縫いしました。ニットなので、針をニット用針に変更して、ほどきやすいように縫い目の幅を4mmにしました。

襟ぐりの補正

衿無しのシャツの場合、衿ぐりが一番気になる点です。

とりあえず、肩線だけ縫って、着てみました。ぎりぎり頭が入るサイズでしたが、思ったより衿が詰まった感じだったので、1cm下に広げることにしました。(下の写真はボディに着せた状態です)

襟ぐりが詰まりすぎ

前中心の襟ぐりを1cm下げてから、襟ぐりを縫ってみました。襟ぐりは、別布はつけずに直線縫いで始末する形に決めていました。

カーブがきついので、引きつる感じになりました。縫い代の長さが本体の長さより短いから引きつります。私の縫製が下手なせいでもありますが、このひきつり、アイロンで調整するしかないのでしょうか。

ニットの丸衿

肩線、脇線を縫って、ざっくり形にして、再度、試着してみました。

試着してみると、丸衿の「いかにもTシャツ」な首元が詰まった感じが嫌だったので、ボートネックに変更することにしました。試着しながら、好みの位置にマチバリで留めました。

衿と袖の補正

襟ぐりが大きすぎると肩紐が見えるし、小さいと詰まった感じがして自分には似合いません。微妙な位置に調整しました。

平面パターンへの反映

立体裁断で使うボディテープを補正後の襟ぐりに貼りました。シーチングならボールペンで生地に書いてしまうのですが、この仮縫いの生地も最終的には服にしたいので、テープを貼りました。

襟ぐりに貼ったボディテープ

このテープは「マグエックス ホワイトボード用 線引きテープ」という商品です。

襟ぐりや肩線の縫い目をほどいて、生地を型紙にあわせて、テープの線にあわせて型紙の襟ぐりを引き直しました。左右を考えずに印をつけたため、裏返しになってしまいました。うっすら透けている黒い線がテープで、変更後の襟ぐり線です。

襟ぐりの引きなおし

袖の補正

試着したら、思ったよりも袖が長かったので、2cm位短くしました。

また、袖下側の縫い代のつけ方が縫いにくいことが判明したので、まっすぐになるように補正しました。

変更前の袖下のパターンは、曲線で終わっていて、線対称になるように縫い代をつけた形でした。Tシャツ袖下パターン変更前

変更後の袖下のパターンは、縫い代の始末に関わる部分をまっすぐ、直線にしました。その分、袖口をカーブさせました。

袖下のパターン

袖の長さも、着てみた雰囲気で好きな長さに決めたら、肩山と袖下で長さが違っていて、袖口が曲線になりました。縫い代を折って始末すると波打ちます。カジュアルなので、それもいいかと思いました。

再度、仮縫い

型紙を直したら、生地をカットするところはカットして、縫い直しました。ボートネックにしたら、襟ぐりのカーブがゆるやかで縫いやすくなりました。

変更後の仮縫い

裾丈の長さ

最後に裾の長さを微調整しました。実際はスソに別布をつけるのですが、簡易的にそのまま長さを決めました。

この写真では左側が後ろなのですが、後ろ側のスソを少し下げたいと思って、長めにしました。これもマチバリやボディテープで印をつけて型紙に反映しました。

裾の長さを決める

写真を見ると脇線が斜めになっていますが、気にしないでください。

ロックミシンでニット生地を本縫い

縫い代のつけ方に迷う

肩線と襟ぐりの交差する部分(サイドネックポイント)の、縫い代のつけ方に迷いがあります。

SNP縫い代

襟ぐり、肩線の順番で縫うので、襟ぐりのできあがり線の延長上に線対称で縫い代をつけたのですが、ロックミシンで端処理をした時、縫いにくかったです。

ボートネックの端

襟ぐり、肩線の順番で縫いました。写真は、ボートネックの端を裏から見たところです。この部分、表から見た際に、ロックがかかった縫い代が見えそうになります。手縫いで留めました。

サイドネックポイントのロックミシン

縫い終わりが斜めだったので、ロックミシンの端っこのヒモ(空環)の処理も微妙にヒモが残りました。

どうしたら手縫い無しで収まりがよい形になるのかが、わかりませんでした。

※追記:縫い方の順番が判明しました。前襟ぐり→肩線→後ろ襟ぐりの順に縫うと縫い代のおさまりがよいそうです。後ろ襟ぐりだけ裏バイアス処理で始末することもあるとか。次に作る時は、そのやり方でやってみたいと思います。

Tシャツ型紙補正で思ったこと

  • 丸衿が苦手で、ボートネックが好き。
  • ちょっと着てみて直してみる、というやり方が好き。
  • ニットのカーブを直線縫いステッチでとめる際、縫い代がひきつらないようにしたい。

※このニット生地を染めた話はこちら→ 藍染。ニット生地を生葉染め

※ちなみにこの鹿の子生地は、日暮里繊維街の長戸商店の店頭のハギレです。2着分とれました。

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。