松ぼっくりで草木染めピンク

松ぼっくり染めの生地

秋のお散歩がてら、公園で松ぼっくりを拾いました。コウヨウザン(広葉杉)という木の松ぼっくり(実の部分)がよい状態で手に入ったので、草木染めをしてピンクを染めました。

こないだ参加した木の実の草木染めセミナーで、松の木の実(松かさ=まつぼっくりになる部分)できれいなピンク色が染まって、とても素敵だったので、自分でもやってみたいと思っていたんです。

商品の染料ではない、自然の植物からとった染液では一番じゃないかと思うぐらいの赤い染液が取れて、楽しい気分になりました。

染めた日:2019年11月2日

※染め方は書いていません。

コウヨウザン松ぼっくりで染まった色

広葉杉の松ぼっくりで、生成のコットン生地を染めました。

コウヨウザン染めの木綿プリペラ生地

生成の生地を使ったので、黄色みのあるピンク色です。パーソナルカラーだったらオータム。白生地を染めたら、クリアなピンクになったんじゃないかと思います。

パーソナルカラーオータムの色見本

※パーソナルカラーについてはこちら→ パーソナルカラーのこと

プリペラ生地(太い糸と細い糸の交織によって立体感を表した織物)なので、ぼこぼこした雰囲気に味があります。草木染にぴったりな布だと思います。日暮里繊維街の「南和」で買ったハギレです。

※日暮里の生地の話はこちら→ 日暮里繊維街でおすすめの生地店

生地を切って染めただけの状態なので、フチを三つ折りに縫製して弁当風呂敷にするとか、何かにしようと思います。

コウヨウザン松ぼっくりの染液の色

染液が赤かったです。今まで、他の植物からも赤みのある染液は取れましたが、今回が一番。松ぼっくり、すごいです。

生地を染液に入れたところ。濃い染液で、色が入っていく感じがしました。

松ぼっくり染液に生地を入れたところ

はじめに染液に20分つけたところ。

松ぼっくり染めの染色1回目

媒染から染液に戻して20分染めたところ。ぐっと赤みが入っています。多少茶色っぽさが出てしまったかもしれません。調整すればもっとクリアな色になりそうです。

松ぼっくり染めの染色2回目

松ぼっくり収集

拾ったのは、コウヨウザン(広葉杉)という木の実。葉っぱごと松ぼっくり(スギだから、厳密には杉ぼっくり?)が落ちるタイプの木で、いい状態で入手しやすいです。

コウヨウザンの松ぼっくり

松の木の場合、松の実は木にひっついていて、雑木林でもないと勝手に取ったら怒られそうです。それに比べると、この杉ぼっくりは勝手に落ちてしまうタイプのようで、茶色だけでなく緑の状態も拾うことができました。

ぱっぱの先に松ぼっくりがついていて、なぜかこれが葉っぱごとポトリと落下するようです。

コウヨウザンの実の部分

草木染めを始めると、植物がある場所がお宝の山に見えてきます。

シダーローズ

手芸界では、シダーローズという、ヒマラヤスギの木の松ぼっくりでクリスマスリースなどを作るのが流行っているようです。バラのお花の形をしています。

シダーローズは手に入らなかったのですが、コウヨウザンも素敵な形です。ローズと言えるのかわからないけど、形はお花みたいです。

コウヨウザンの松ぼっくり

変わった感じの松ぼっくり(みたいなもの)も拾いました。リースは作れないので、とりあえずそのままお部屋に飾ってみようと思います。

変わった形の松ぼっくり

松ぼっくりを被染物として草木染めってできますかね?ちょっとやってみたいです。あと、松ぼっくりと染色した布を組み合わせて何か作れたら素敵。リボンを巻くぐらいしか思いつきませんが。

ヒマラヤスギってどこにあるんだろう?とあたりを見渡したら、池袋の西口五差路にある木もヒマラヤスギでした。クリスマスツリーみたいな形をしています。

池袋五差路のヒマラヤスギ

ただ、シダーローズは落ちていませんでした。

雌花雄花とかで違ったりして、松ぼっくりがつかない木もあるのかな?

とある大学の構内でも見かけて、意外とどこにでもある木なのかも、と思いました。新宿御苑や代々木公園にもあるようです。谷中のシンボルのヒマラヤスギも有名ですよね。

管理された公園で松ぼっくりを拾っていいのかと言ったら、本当はいけないんだと思います。厳密には、落ち葉でさえ拾っちゃダメって聞いたことがあります。

普段目にしていて全然興味がなかった存在が、急に気になる存在になったことが不思議。

ピンクに染まる草木染め

草木染めで、かわいい色あいに染まると、気分があがります。

ピンクに染まる染料としては、セイヨウアカネ、スオウ、ラック、コチニールなどは、染料店で乾燥染料が買えるので、比較的入手しやすいです。赤系の染料なので、アルミ媒染でピンクにも染まります。

※コチニール染めをした話はこちら→ 麻生地のコチニール染め

買ってきた染料で染めるのもいいのですが、身近なものから染めると、もっとワクワク感があります。この感動は人と共有したくなります。

スーパーで買えるアボカドの皮や種からもピンクはとれます。結構濃いです。アボカド染めの方法はこちら→ アボカド染め。染液の色

拾ったどんぐりの実からも、やさしいピンクが取れました。どんぐり染めの方法はこちら→ どんぐり染めの方法

10月に柿の枝と葉で染めるワークショップをやったのですが、その甘柿の枝からも、深みのあるピンク色が染まりました。その話はこちら→ 2019年10月20日(日)柿染めワークショップ開催報告

ピンクと一言で言っても、それぞれに微妙に違う色合いに(同じ植物でもその時々で違う色合いにも)なるところも面白いです。

ピンクの花からピンクが染まるかというと、うまく染めるのは困難です。椿の花染めの話はこちら→ 椿染めのハンプトートバッグ

松ぼっくり染めの方法について

自宅で草木染めをする方の参考になるように、ブログにはできるだけ詳しく染め方を書くようにしています。

今回は習ってきたそのままの方法で染めたので、さすがにブログに書いたらよくない気がして、松ぼっくり染めの方法を書くのはやめておきました。ピンクに染まる、という驚きが伝わったら幸いです。

不明点がありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。

※松ぼっくり染めを習ってきたセミナーのことはこちらに書いています→ 木の実の草木染めを習う