東京で模様入り藍染体験
染物の会「染めものアート」でハンカチと手ぬぐいを藍染してきました。都内です。
比較的自由な雰囲気で、やりたいことがやりやすい染物教室なので、時々参加させてもらっています。今回は事情により藍染に限定した日でしたが、その分、みんなで染めてる感じで楽しかったです。
家から持ってきたTシャツやトップス、染物用の日傘を染めている人もいて、日用品を染めるには、藍染は手軽だなあと思いました。
染めた日:2019年5月27日
目次
藍染め前の型紙と糊置き
使った型紙は、お借りしたものです。用意されたものの中から好きな図柄を選べて、私が選んだのは民芸風の模様。市販のものだそうです。
図柄によっては、糊置きする時には向かないもの(色を入れるのに向くもの)もあるそうです。わたしはその辺がよくわかっていなくて、型紙を見ただけでは判断がつきません。
模様を入れるには、布の上に型紙を置いて、防染糊というノリを塗ります。ショウジを貼る時のノリに雰囲気が似ています。テロッとした糊を、ヘラで型紙に塗っていくと、型紙のメッシュ部分だけにノリがつきます。
ノリがついた部分には色が入らないので、そこが模様になります。
自分で図柄を描いた型紙を持参している人もいました。
シンシ張りをして乾かす
糊を布に塗ったら、外で糊を乾かしました。快晴の暑い日だったので、すぐ乾きました。
乾かす際は、シンシという竹の棒に針がついたものを布に刺すことで、布をピンと張った状態にしました。
シンシの張り方をひさびさに教えてもらいました。秋に紺屋めぐりをした時、地入体験で一度教わったものの、すっかり忘れていました。2本を均一に張る場合に、同じ加減にして、バランスをとるのがむずかしいと思いました。
※紺屋めぐりで地入れ屋さんにいった話はこちら→ 紺屋めぐりツアー参加、染物工房で体験
乾いたら、ノリ部分がちぢんで、シワシワ感があり、乾いたというのがよくわかりました。
かなりの晴天。外から新宿の高層ビルが見えました。
藍染する作業
布が乾いたら、染めていく作業。
藍は、紺屋藍という、都会でも自宅でもバケツがあれば藍染できるタイプ(化学建て)のものです。手順はよくわかりませんが、先生が準備してくれるので手軽でした。
一つの容器で、みんな順番に染めていきました。染色中は、手袋をして集中しているので、写真はとりませんでした。だんだん染液が弱まるのも、加減を見て、ときどき調整してもらいます。自分だけでは、藍染に慣れてないから、その辺がよくわかりません。
酢洗いなど一連の処理は教室で済ませて、自宅でベランダに干して完成です。
藍染ハンカチのできあがり
ハンカチは濃い目に染めました。お弁当ナプキンとしてよさそうな感じです。白い枠の右上あたりが丸くはみ出ているのは、ノリがはみ出てしまったためです。
色むらも少しありました。
手ぬぐいは、同じガラを2箇所に入れて、水色にしました。染液につける時間を短くすると色が薄くなります。
微妙にノリがはみ出た部分があるものの、なかなか上手にできました。
藍染体験で思ったこと
- 次回は藍とマルンガイの重ねがけするらしいので、マルンガイ(ワサビノキ)が気になる。でも都合があわなくて行けなそう。
- 当たり前なのだけど、藍染はクッキリ色がつくので、絞り染めや型染めがしやすい。
- 1つは絞り染めにして、絞り染めも教わればよかった。
※その後、別の型染め教室で自作の型紙で藍染しました。その話はこちら→ はじめて紗張り型紙を作る