インスタグラムのエンゲージメント率について考える

インスタグラムのプロフィール画面

インスタグラムのプロフィール画面をパッと見た時に、画面が植物の緑色になってきました。

2月頃から自分自身の意識の半分が初めての家庭菜園に向いていて、草木染めではないインスタグラム投稿の頻度が増えてしまったことを少し反省しています。

また、インスタグラムに草木染めワークショップの案内を載せるのも、少しやりすぎかもしれないと感じているところです。

ジャガイモの芽が出てうれしい話などを投稿することでエンゲージメント率は下がっているだろうと思います。ジャガイモの芽では染められないし。

ということで、インスタグラムのエンゲージメント率について書きます。

見る人にとって必要な情報か

エンゲージメント率は、投稿を見た人のうち、その投稿に反応した人(いいね、シェア、コメント、クリックした人)の割合。フォロワー数よりも重要な指標です。

私の場合、個人アカウントとして使っていてビジネスプロフィール(プロアカウント)にはしていないので、エンゲージメント率の具体的な数値はわかりません。いいね!した人の数や現在のフォロワー数、コメントがあったなあ、ということしかわかりません。

それでも、たぶんエンゲージメント率が下がっているだろうと感じます。

このブログは草木染めだけでなく、いろいろなことを書いています。雑記ブログで、一番アクセスがあるページはジーパンの穴を縫った話だし、失業保険の話も人気があります。

ブログはいいのです。ブログを読む人は、たいがい何か調べたいことがあって、それをGoogle検索した人がブログの記事に直接たどり着いて読むので、関係ない情報は出ないはず。玉ねぎ染めを調べていて失業保険のページが出てしまう、というようなことは起きません。(失業保険の話を読んだのがきっかけでワークショップに来てくれた人は過去にいましたが)

SEO対策的には専門ブログにしたほうが検索上位になりやすいですが、個々の記事レベルでは、ユーザーエクスペリエンス(見る人が体験すること)の流れとしては、問題ないと思います。

問題は、インスタグラムの場合です。フォロワーのタイムラインに表示されるので、その人が興味がないものも見せてしまうこと。それはノイズというか、余計な情報になってしまいます。AI人工知能が表示する前に「興味ないでしょう」と判断して排除してくれるのかもしれませんが、それはそれで問題です。

私にとってのお客様は、ワークショップに来てくれる人と、このブログを読む人と、まれに草木染め商品を販売した時に買ってくれる人。

お客様ではないけれど、大切な関係者(ステークホルダー)という意味では、草木染め関連でインスタグラムでつながっている全国の人も、応援してくれる知人も、染料植物や開催場所を提供してくれる近場の人も、大切な相手です。

そういう人にとって必要な情報、見せたらいいねと思うようなものを載せていくべきで、雑音になってはいけない。不要なものを見せるくらいなら、何も載せない方がいいです。反省。

きちんとするならアカウントを分野別に分けるのがいいと思いますが、どの内容もゆるくつながっていると思うし、中心にあるのはこのブログなので、アカウントは分けません。管理もめんどくさいです。

ちょっと内容がずれると思う投稿の頻度を下げて、たまに載せていこうと思います。そう決めていたはずなのですが、すごくびっくりしたとか、そんな時に載せていこうと思っていたのですが、初めての家庭菜園でうわーっと思ったことが多くて、ついついたくさん載せてしまいました。

作為的な相互フォローはしない

そんなことを感じていた最近、知り合いではない人(お店)から、「フォローしました、よければフォローバックお願いします」というような内容のDMメッセージをいただいて、びっくりしました。

変なスパムなら削除して無視すればいいけれど、そうではなく普通のお店だったので、相互リンクや相互フォローの依頼は全てお断りしているとお返事しました。

相互リンク・相互フォローの依頼という手法はメリットがないのでやめたほうがいいです。

ブログなどウェブサイトでの作為的な相互リンクは、Googleではペナルティにもなることがあります。ペナルティを受けると検索結果に表示されなくなるので、大問題です。一切、お断りしています。かなり昔、被リンク率が高いとページランクが上がって検索上位になる時代があり、その悪しき習慣がまだ残っている頃、相互リンクの依頼をされることが時々ありました。

ブログを見る人の信用を損ねることはしてはいけないです。誠実であるべきです。私個人が誠実な人間かというとそうでもなく自由に生きているので、ブログでは本来の私よりも誠実であるように心がけています。

ステマ(ステルスマーケティング。個人の感想みたいに偽って依頼の商品を宣伝すること)が規制されるのと同じで、不誠実であってはいけないです。

なぜかというと、見た人の信頼を損ねるから。載せた情報の信頼性を下げるから。そして情報の信頼性を損ねたらGoogleさんの機嫌を損ねるから。

というわけで、インスタグラムの相互フォローの依頼もお断りしています。新規にフォロされた相手の投稿に興味がなければフォローバックもしません。自分が興味のままに、自由意志でフォローをしています。

今は家庭菜園脳になっているので、野菜を栽培している人をフォローしていて、少し前は、古民家DIYをしたくて、DIYしている人や素敵なDIY素材のアカウントをフォローしていました。岡山に移住してすぐは、岡山情報を知りたくて、岡山のハンドメイド作家さんをフォローしていました。そして猫が好きだからつい、猫をフォローしてしまいます。

なので、私が無言フォローしたとしても、草木染めに興味がない相手もたくさんいると思います。ほとんどがそうだと思います。フォローバックしなくて大丈夫です。

全然興味がない人にフォローされると、エンゲージメント率が下がります。表示されてもいいねって思わずスルーされるからです。エンゲージメント率が下がるとインスタグラムにおすすめされにくくなり、広がらなくなります。

見る人の興味関心を第一にアルゴリズムが作られているからです。だから、ユーザーファースト。

ただ、植物と草木染めはとても近い位置にあるので、時々家庭菜園の投稿もすることで、家庭菜園している人とつながり、そこから草木染めに広げていきたいという作戦はあります。野菜染めやフルーツ染めにつながっていったらいいなと思います。でも、やりすぎ厳禁。

もしかしたら地方は都会よりもずっと地域性が強いので、全然分野や興味関心が違えども、同じ地域というだけで仲間のような、そういう社会なのかも。そういう意味であっても、じっくり投稿を眺めたいと思う人をフォローすべきかと思います。同じ地域のものだったら、動向を知っておきたい人、行ってみたいマルシェやお店をフォローしています。

画像が似ている

私の勝手な想像ですが、同じハッシュタグで投稿された画像同士が似ているほど、適切だとアルゴリズムが判断しているように感じます。どう思いますか?

「#岡山旅行」だったら、画像に白文字で「○○5選」みたいに書かれていた画像ばかりがハッシュタグのトップに出てきます。

旅行した人の投稿を見たい、と思うのに、岡山旅行する人に伝えたい情報ばかりになっています。(コロナ禍の影響で旅行者が少ないことも影響しているのかも?)

関連性のない画像を除外することはもちろん必要だと思いますが、多様性があったほうがおもしろいのに残念、と思うのは私だけでしょうか。勝手な想像ですが。

でもそういう私も「#岡山旅行」タグを使っているのは、岡山旅行する人にワークショップに来てほしいという気持ちなので、人のことは言えないです。きっとそういう人だらけということですよね。ああ、むずかしいですね。

ちなみに、「#岡山」を入れているのは、どこで?を伝えることが重要だからです。遠くに住む人はワークショップに来れないし、気候が違うと植物の育ち方も違うからです。


ということで、インスタグラムのエンゲージメント率について考えたことを書いてみました。インスタグラムよりもブログをきちんと書かなくてはと思いつつ、中途半端な下書きが溜まっています。

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。