2023年6月25日(日)アボカド染めワークショップ開催報告(岡山)

アボカド染めワークショップ作品

アボカドの種と皮を煮出して染める、草木染めワークショップを開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。

クリアなピンク色になったり、オレンジがかったり、濃かったり薄めだったり、ものにより、違う色あいに染まりました。

今回の参加者は、リピーター2名と初参加4名。初参加の方は、インスタグラムからと、ブログで草木染め以外の内容を読んだ方と、リピーターさんのお友達でした。染料の下準備からするので作業いっぱい。草木染めが初めての方もいましたが、協力しながら、無事染めることができました。

満席になり参加できなかった方もいたので、アボカド染めの会はまた今度、時期をみて開催できたらと思います。

※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染め体験ワークショップ

アボカド染め

アボカドを食べた後に残る、種と皮が染料になります。

アボカドの皮と種

アボカドを食べるたびに冷凍庫に入れて貯めたものがあったので、6月はアボカド染めワークショップをすることにしました。

身近なもの、普通ならそのまま捨ててしまうもので草木染めができるのは、うれしいです。

ワークショップの様子

染めるものを確認して、自己紹介などをしてから作業に入りました。

煮出すところから、ということで、染料の準備からはじめます。今回も種と皮を使いました。

種はカットして使いましたが、丸いまま使うこともできます。皮の写真を取り忘れました。よく洗います。

アボカドの種

ステンレスの寸胴鍋3つを使って、IHクッキングヒーターで煮出しました。重曹を入れてグツグツ煮込みます。

アボカドの種と皮の煮出し

煮ている間に、布の下準備。木綿や麻、レーヨンなどの植物繊維は濃く染まりにくいので、濃染剤を使って染まりやすくしました。(写真を取り忘れました)

※どこで買うの?という質問があったので、助剤の購入場所はこちら参照→ 草木染めに使う材料を買う場所(東京)

染液ができて、染め始めたところ。赤みが出ています。

アボカド染色風景

ミョウバンを使って媒染液を作って、アルミ媒染。媒染が繊維と色素をつなぎます。布の色はとても薄くなりました。

アルミ媒染

今回から使い始めた半寸胴鍋は、媒染の器としても使いました。高さが寸胴鍋の半分なので、作業がしやすいです。

染液でもう一度染めて色が入っていきました。こちらで準備した縦縞模様入りのガーゼストール。

アボカド染め作業

織物用の手紡ぎ絹糸。

刺し子糸。

最後によく洗っているところ。こちらで準備したシルクストール。

最後はバスタオルで水気を切りました。お家に持ち帰ってから乾かします。トートバッグ(こちらで準備したもの)には洗濯バサミで入れたお花模様。

脱水

事前にしてきた細かい絞りは、お家で乾かしてから外してもらうことにしました。下の濃い色は、布の地の色が強いです。

染め上がり。作品を並べてみました。生地の違いで様々な色に染まりました。濡れた状態なので、乾くともう少し薄い色になると思います。

アボカド染めワークショップ作品

全体的に、想定していた色あいよりも、薄い色になりました。残った染料や染液を持ち帰った方は、ぜひお家でも染めてみてください。

参加した方は、お時間がある時に、乾燥後のお写真を参考のためお送りいただけるとありがたいです。このページに追記します。

手芸好きな方、着物好きな方、草木染めに興味がある方が参加してくださって、作業でバタバタでしたが、お話もすることもできました。重要な処理を忘れそうになった時、リピーターの方に助けられました。無事に染まってよかったです。

これからのワークショップ

7月は藍の生葉染めをします。同じ場所です。夏限定のスペシャルな草木染めです。ぜひご参加ください。

大人がひとりでも気軽に参加できる、草木染めを体験できる場所を目指しています。

アボカド染め乾燥後の色あい

参加した方に乾燥後のお写真を送ってもらいました。

元々生地に色がある麻生地。かわいいピンクとのことです。

アボカド染め作品乾燥後

コットンのトートバッグとガーゼストール(こちらで用意したもの)

アボカド染め作品乾燥後

刺し子糸。すごく可愛らしい色味とのことです。

アボカド染め刺し子糸

シルクストール(こちらで用意したもの)と絹糸。ストールは中の糸が薄く染まって二色使いに、絹糸は茶色がかったピンク色で優しいいい色になった、とのことです。

アボカド染めストールと絹糸

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。