家庭菜園の計画。楽しい悩み。

食べまきしたトマトの芽

今年こそ、藍以外に自宅用の野菜やハーブを育てたいと思い、家庭菜園を計画しています。どこで何を育てるか、楽しく悩み中です。

岡山に移住後、もうすぐ3回目の春。2021年も2022年も春に引っ越しをしたため畑の始まりが遅く、藍を定植して育てるだけで手一杯でした。

引き続き同じ場所なのは今年が初めて。準備をして、2023年は家庭菜園にもチャレンジしたいです。

最近育てた植物

藍の苗、ローズマリーとワイルドストロベリー、ブルーベリー2本。東京の日当たりの悪いベランダから引っ越してきたものです。

藍の苗は、地植えしたら元気に育ちました。その話はこちら→ 藍の栽培地植えに挑戦(生葉染め用)

ローズマリーは、ベランダで枯れかけて根っこだけになり、その後、畑の片隅で復活。

ワイルドストロベリーは、ラッキーな手違いがあって、本物のイチゴにすり替わりました。イチゴ親株は枯れましたが、ランナー(株から出てくる細い茎)で増えた子株や孫株が地植えで越冬中です。

ブルーベリーは東京から引っ越す時に運搬のため剪定をして、それがダメだったらしく全然花がつかず。植木鉢に入れっぱなしでしたが、今冬に地植えに切り替えたところ、元気がなくなり枯れそうです。

写真は、イチゴ親株2個を2022年5月に植えた時のもの。イチゴの後ろにかすかに見えるローズマリー。右はついでに植えた収穫前のニンニク。

イチゴの苗

2022年7月。ローズマリーが徐々に成長。

ローズマリーとイチゴ

2022年10月。ランナーから増えたイチゴ子株、孫株を別の場所に植え付け。知らない間にイチゴ親株は枯れました。

イチゴの苗

2022年12月。草に埋もれる。

2022年12月。ローズマリーは少しずつ成長して、復活。横に植えたワタも早々と枯れたので、枯れる原因はローズマリーかも?

サツマイモも藍畑の片隅で少しだけ育てました。6月に芋がらを土に植えて、その後にしたことは、茎から根が伸びないようにツタを引っ張ったぐらい。他は何もせずに育ちました。

発芽しない種、古い種

2023年は、とりあえず手元にある種をまく予定です。ズッキーニ、ローゼル、オクラ、コリアンダー、イタリアンパセリ、ルッコラ、二十日大根、ミニキャロット、ナス、ゴーヤ、ベニバナ、エダマメなど。

古い種が多く、古い種は発芽しない可能性が高いので、発芽しなかったら、新しい種や苗を買おうと思います。

去年、藍が終わった遅い秋に、手元にあった古い種を秋蒔きしたところ、きちんと育ったのはルッコラだけでした。二十日大根も少しだけ採れました。

古いイタリアンパセリの種は発芽せず。でも、最近買ったコリアンダーの種も発芽しなかったので、気温の問題かも。

アイスプラントは沢山バラまきしたものの、3つくらい芽が出て、ほとんど育たないうちに寒くなって枯れました。

ミニキャロット(10年前の種)も、1個だけ芽が出たものの、ほとんど育たないうちに寒くなって枯れました。

秋蒔きした時期が遅かったため、発芽しなかった理由が、種が古いためか、発芽温度のためか判別できず。春に暖かくなったら種が残っているものは試そうと思います。

小豆島でもらったオリーブの実も片隅に種まきしてあるのですが、発芽せず。いつか出てくるかな?

この写真はルッコラ。7年前の種でした。

最後に引き抜いた時、根がしっかり育っていました。

発芽しなかったと思ったコリアンダー、3月に入って小さいですが2株発見。

コリアンダー

育てたい植物

家庭菜園なので、少しずつ。手元にある種以外には、自分がよく食べるものを育てたいです。

小麦

秋冬は緑肥にライ麦をまくべきかな?と考えていたら、麦なら小麦で小麦粉にしてパンを焼きたいと衝動的に思いついて、11月に種まきしたスペルト小麦。育ちが悪い気がしますが育つかな?育ったとして、どう粉挽きをするのかが課題です。

スペルト小麦

果樹

イチゴ以外にも果物を育てたいです。

柑橘類は、スイートスプリングと、レモンと、ユズが育てたいです。種から育てると実がつくまで10年とネットに書いてあったので、食べまきしたいのをぐっとこらえて、柑橘類は苗を買おうと思います。(追記:柑橘類は木が大きくなるため、畑ではなく植木鉢で育てることにしました)

産直で買ったブラックベリーの種をとっておいたので、それは食べまきする予定です。あと、ラズベリーは苗を買おうと思います。

ミニトマト

苗を作ろうと思って、食べたミニトマトの種を食べまきしました。水筒と湯たんぽで保温して室内で発芽。発芽後に温度を保つのが大変で、既に枯れそうです。

食べまきしたトマトの芽

ジャガイモ

食べられなかったジャガイモを種芋にして、芽出しにチャレンジしているものの、芽が出ません。やり方違うのかも。種芋をホームセンターで買おうと思います。

ジャガイモの側で、ネギも育ててみようと思います。なんでみんなネギやタマネギばかり育てているのだろう?とずっと思っていたのですが、コンパニオンプランツなのですね。なるほど、と思いました。

レモングラス

ハーブティーの中で、レモングラスの味が好きなので育てたいです。苗から育てるものらしいので、5月頃に苗を買う予定。たくさん育ったら染められるし、それも楽しみです。

ミモザ

ミモザの苗を買いました。かわいいお花にあこがれて買いましたが、大きくなることもあるので地植えはダメな気がしてきました。当面、植木鉢で育てようと思います。

コンパニオンプランツ

家庭菜園で野菜を育てようと思うと、植物同士の相性を考える必要が出てきます。一緒に横で育てるもの、前作や後作する野菜との相性を考えなくてはなりません。

コンパニオンプランツを植えると、防虫になったり育成を助ける、と聞いたら一緒に植えなくてはという気持ちになってきました。そうしたら、植えたいハーブや野菜が増えました。

相性が覚えられなくて、どこに何を植えるのか計画が難航。

例えば、トマトの横にはバジル。でも、アスパラガスもトマトと組み合わせがいいとか。セロリもトマトといいとか。全部一緒に植えてもいいのかダメなのか。

大豆は根粒菌によって土壌に窒素分が補われて、隣の野菜が育つ(自然栽培の考え方)ときいたら、大豆をいっぱいまきたくなるけれど、一方で、防虫のコンパニオンプランツであるネギ類が出す成分は根粒菌が嫌うらしく、2つ以上になると組み合わせを考えないといけなくなります。

同じナス科だったら後作はよくないけれど、隣の畝に並べるくらいならいいのか?とか、似たものをいっぱい育てると害虫が増えるから離したほうがいいのか?とか、種も取りたいから交雑しないように、とか。

配置を決めるのに、考えることがいっぱいあるようです。

みんなマリーゴールドを育てているなあと思ったのですが、野菜を育てようと思って調べると、家庭菜園には重要なコンパニオンプランツなのだと知りました。

秋に、近隣の畑からマリーゴールドの花をもらって、草木染めテストしました。鮮やかな濃い黄色に染まります。

マリーゴールド染め

今年はわたしもコンパニオンプランツとしてマリーゴールドを育てて、秋に染物しようかと思います。

どう育てるか

農薬と化学肥料は使わないとして、土作りや肥料、草刈り、水やりなど、それ以外の部分をどうするかを悩み中です。

野菜の栽培にはいろいろな考え方があって、甘やかすよりもスパルタな方がいい、という考え方には共感します。

例えば、枯れそうなブルーベリーは酸性土で水はけ良く育てるもの。弱ってしまった理由が土の違いなら、酸性土になるように何かするべきなのか。でも今の場所に向かない植物なのだとしたら、育てるのをあきらめるという選択肢もあるのかも、とも思えてきました。

初めてのことが多いのでいろいろ悩みますが、楽しい悩み。家庭菜園は自分が楽しむためにすることなので、無理なくやっていこうと思います。

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。