畑の開墾と家庭菜園計画2024のこと

去年2023年までの畑は終了していて、今年2024年の畑は新しい場所です。家庭菜園というか、主に藍を育てる用です。

木が生い茂っていた裏庭を開墾した場所で、大木は切れなくてそのまま残っている状態ですが、なんとか畑にできると思える地面になっています。

山際というかほぼ山で、鹿さんのすみか。鹿さんにしてみたら私が侵入者だろう場所なので、今年の最大のテーマは、鹿やイノシシの食害にあわないこと、畑に入れないこと。

去年は平地の畑で野菜の無肥料不耕起や垂直栽培にチャレンジしたのですが、今年はそういう余裕はないので、牛ふんなどを入れて耕して、藍だけを主に育てます。冬越しした植物はそのまま来年に繋ぐ予定です。

開墾したことと、今年の畑予定について書きます。

古家の裏庭の開墾

当初の裏庭は、木や草がぼうぼう、木も単に植わってるだけではなくて、アケビのツルなどが木に巻き付いてモジャモジャ、ワケがわからない藪状態でした。

開墾前の裏庭
開墾前の裏庭

裏庭の木が家の屋根に覆い被さっていて、落ち葉も屋根や雨どいに溜まり放題でした。初夏はまだ畑にするつもりではなくて、建物の劣化を防ぐために、屋根に乗った部分の木を高枝切りバサミで取り除きました。

屋根に乗った木
屋根に乗った木の伐採後

最低限それだけすればいいと思い、夏の藪に入るのは蜂とか虫も怖いので、放置状態でした。

9月。うっそうとしていました。

その後、裏庭が獣道になっていることに気がついて、イノシシと突然遭遇したら危険と思って草刈り。草刈りはホームセンターで買ったノコギリガマで手刈り。

11月。裏庭をさらに整備。ネット通販で買った手ノコギリで木を少しずつ伐採しました。

木とノコギリ

12月。スコップで切り株も掘り出しました。

緑肥失敗

秋になって畑を移すことが決まったので、畑にするなら土作りに緑肥を蒔きたいと思ってさらに整地。土の中を確認するために耕して(敷地の別の場所にはゴミがあった場所もあるので)、簡易的にロープで囲って、クリムソンクローバーとヘアリーベッチ、小麦を緑肥として種蒔きしました。

クリムソンクローバーとヘアリーベッチはマメ科なので根粒菌の働きで土に窒素を増やすこと、小麦は根が伸びることで土壌改善を期待しました。

下の写真のように棒を立てて簡易的にロープを張りましたが、これは全然だめでした。目立たないように地面に枝を置いたりもしましたが、効果ありませんでした。

畑予定地

緑肥は全然育たず全滅。緑肥の種も新芽も鹿さんが食べちゃったのだと思います。後から考えると、小麦をまいたりして、餌付け状態だったと思います。

全滅するとは思わなくて、鹿さん問題を甘く考えてました。全部食べてしまったら植物が育たず、食べるものがなくなって鹿さんも困るから、そういうことがないのが自然の摂理だと思っていたのですが、そうではなかったようです。

今年こそ緑肥をしたいと思っていたのですが、あえなく失敗しました。

ワイヤーメッシュ柵の設置

なによりもまず柵が必要なんだと実感し、冬は、前の畑の鹿よけ柵を外して移動することを重点事項にしました。

11~12月、前の畑の柵を外す作業をしました。

防獣柵の取り外し

1月上旬にやっと柵の運び込みができました。どう運搬するか考えなくてはならない大きさです。

予定ではすぐ組み立てする計画でしたが、ちょうど冬土用シーズンに突入。土用の期間は土を動かすことがNGと知り、作業を中断しました。

節分を過ぎてから柵を立てる作業を始めて、なんとか春のお彼岸前に防獣ネットで囲むことができた、というのが今の状態です。柵の細かい部分はまだ完成ではないけれど、鹿さんも容易には入ってこれないはず。

下側がワイヤーメッシュ、上側が防獣ネットです。下部をさらにトタンなどで補強する予定。

害獣避けワイヤーメッシュ柵

畑の準備、土作り計画

まずなによりも柵だと思ったので、畑の土作りはまだ全然してなくて、これからです。

去年は無肥料にしていたので、在庫となっていた牛ふんや鶏ふんがあります。それと、コンポストの中身を入れて耕そうと思います。ついでに落ち葉や白い菌糸がついた枯れ枝なども入れてみるつもりです。

土の中の糸状菌を利用した土作りの方法があるけれど、ここには白い菌のついた枝も、落ち葉も、じゃまになるほどあるので、せっかくなので入れてみようと思います。

掃き掃除ついでに集めておいた落ち葉。

開墾した畑

白っぽい枯れ枝。

あと、地面の中に笹の根っこがはびこっているので、秋に一度耕しましたが、再度耕して笹の根を取り除こうと思います。

あと、まだ取り除いてない切り株もあって、掘り起こさないといけません。

藍の定植はゴールデンウィーク頃の予定で、土が落ちかせるまで1ヶ月強。期間が短めですが、きっと大丈夫なはず。

育てる植物計画

藍の種蒔きは種蒔き土を使ってポットでする予定です。畑に植え付けるのはゴールデンウィーク頃。藍の種まきは来週3月25日頃にしようかと思います。

冬越しした植物は、主に植木鉢に入れていて、ミモザ、グレープフルーツ、スイートスプリング、レモン、ミカン、月桃(枯れてるかも)、レモングラス、イチゴ、ニラ、アスパラガス、玉ねぎ、イタリアンパセリ、コリアンダー、ディルです。畑予定地は藍畑にするので、他はそのまま植木鉢に入れておくかもしれません。

ずっと育てていたブルーベリーは地面に植えていて、春の芽は気がついたら鹿さんに食べられていました。今年は収獲できずに来年に繋ぐだけになりそうです。

今年はジャガイモや夏野菜などは育てずに、たいしたものを育ててないよ、というメッセージを鹿さんやイノシシさんに伝えたいと考えています。

お彼岸に入って、春の種まきシーズン到来。ついいろいろやりたくなるけれど今年はおとなしく過ごそうと思います。

※家庭菜園初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。