ダイソーの温度計を使ってみた感想
100均の温度計で大丈夫なのか?ダイソーのデジタルキッチン温度計を使った感想を書きます。
主に草木染めをする時に「40~50℃」「50~60℃」「80~90℃」など、ざっくりした水温を測るのに温度計を使っています。
使っていた古いデジタル温度計が壊れたので、急きょ、ダイソーで税別400円商品の「デジタルキッチン温度計」を買いました。
その後に、ドリテック製の防水デジタル温度計も新調しました。壊れたと思った温度計も直ったので、3つを使って比べてみました。
※追記:その1年半後、ダイソーとドリテック製が2つともに故障。タニタを新調し直して、「IH調理器の上でデジタル温度計を使ってはいけない」ということを知りました。壊れた原因なのか不明ですが、ご注意ください。
目次
ダイソーの温度計のよい点
安い
ダイソーの400円商品です。110円ではないけれど、440円でデジタル温度計が買えるなんてすごいです。
シンプルな外観
白と濃いグレー。ボタンも電源とHOLDだけ。落ち着いたシンプルな作りがいいです。
メモリが0.1℃単位
小数点第1位(0.1℃単位)まで数値があります。細かい温度まで知りたい時に役立ちそうです。
私が持っているドリテックは1℃単位です。表示は大きくて見やすいですが。
ちなみに、タニタも0.1℃単位の商品が多いです。
ダイソー温度計のよくない点
電池替え注意
オートオフにならないので、電源の切り忘れ注意。切り忘れたのか、付属のお試し電池がすぐ電池切れになりました。
オンオフのスイッチが、軽く押しても反応するので、引き出しの中で何かに当たって電源が入ってしまった気もします。
そして、電池のフタがドライバーが無いと開かない設計。眼鏡のネジを回すぐらい小さいねじ回しです。小さいドライバー、持っていない人も多いと思います。そうすると、電池が切れた時にすぐに電池は交換できないという事態になります。
家にあったミニドライバーも、微妙にかみ合わせが合ってないものの、なんとか回りました。気を付けないとネジ山を潰しそう。
ドリテックの電池フタは、コインがあれば回せるタイプです。タニタなど他メーカーもこの形状が多いと思います。
ゆっくりしている
測定時間自体は遅くないのですが、測定中に数値が止まる時間が微妙に長いです。表示周期が長めだと思います。
温度が定まってない時、リズムよく動いていけば「まだ温度を計測中」とわかるのですが、「止まったかな?」と思った時に10℃くらい上がったりします。「止まったかな?」と思ってから、一息おいてから「その温度」と判断しないと間違えそう。
タニタの最新商品TT-508Nの表示周期は0.5秒。そういう製品を使い慣れている人や、せっかちな人が使うと測定温度を間違えそうなので気をつけたいです。
比べてみると、今まで使っていた古い温度計の方が、実際の計測時間は長くかかりました。だから、測定時間自体は遅くないです。表示周期が長いのだと思います。
柄の長さが短い
写真の一番上がダイソー製品です。本体は水につけないということを考慮して、本体の終わりから尖った先までの長さを比べてみると、ダイソーの温度計は短めです。
防水ではないので、本体部分が水中に入ってしまわないように気を付けて使いたいと思います。
カバーをなくしそう
写真の一番上がダイソー。測定部位の先端、保護カバー(白)はゆるめです。なくしてしまう予感がします。
写真の2つ目がドリテックの防水O-280で、全体を包むカバーが付いています。無くさないけど外すのがメンドクサイ。
写真一番下の、ドリテックの古い温度計にもダイソーと同じようなカバーが元々ついていたのですが、使ううちに紛失しました。
ダイソーの温度計のオススメ度合い
安いわりには普通に温度計として機能するので、安い温度計を探していて、小さいドライバーを持っている人にはいいかと思います。持ってない人は、ねじ回しが合うドライバーを一緒に買うといいと思います。
交換電池はLR44です。ダイソーにも売っています。
あとは耐久性。そこが気になりますが、使い始めたばかりなので、まだわかりません。
追記:1年半後、電池の接触が悪くなり、電源ボタンを押し続けないと反応しなくなりました。IH調理器上で使ったり、蒸気が当たる場所で使いました。それが原因かはわかりません。同時期にドリテックO-280も故障。温度が低く計測されるようになりました。私の使い方が悪いのかもしれません。
温度計を比べて思ったこと
- 長年使った古い温度計は、1℃低い表示になった(今まで1℃低く測定していたのかもしれない)
- 新しい温度計ドリテックO-280は、やけにすばやく温度が測定できた(測定速度約7秒だとか)進化を感じた。
- 0.1℃単位まで必要な時は、ダイソーのデジタルクッキング温度計を使うことにしたい
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