2023年10月22日(日)セイタカアワダチソウ染めワークショップ開催報告(岡山)
久しぶりに中牧で草木染めワークショップをしました。岡山市郊外の自然豊かな素敵な場所です。
草木染めに使える植物を観察したり、染料の背高泡立草(セイタカアワダチソウ)の採取もしました。近所のお店のお弁当も食べて、いつもより1時間長く、盛りだくさん。
鉄媒染でコーヒーのようなブラウンが染まりました。
今回の参加者は、リピーター1名。秋晴れの中、自然満喫の草木染めの会になりました。
※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ
目次
自然観察と染料の採取
まずはじめに、自然豊かな中、草木染めに使える植物を観察しつつ、染料の採取をしました。
これが今回の染料、セイタカアワダチソウ。10月になると、いたるところでこの黄色の花を見かけます。黄色が目立つのですぐわかります。
お花部分を採取。春はセイタカアワダチソウの葉っぱで緑染めをしましたが、今回は黄色のお花部分を使って染めます。
小さな虫がついているので、虫を振り払って、水洗い。屋外の水道で作業しました。
ワークショップの雰囲気
染料を寸胴鍋で煮出しているところ。1名分としては多くて、ぜいたくに煮出しました。
煮ている間に布の下処理もしました。よく染まるように濃染という作業をします。(写真なし)
作った染液で染め始めたところ。長い晒し布とトートバッグ。今回は1名だったので、普段より少し多く染めています。
次は媒染。鉄媒染をしているところ。木酢酸鉄を使いました。
アルミ媒染で黄色に染まりますが、今回は鉄媒染をしました。同じ染液でも媒染を変えることでかなり違う色に発色します。
※媒染についてはこちら参照→ 媒染とは(鉄媒染、銅媒染の媒染剤)
媒染後にもう一度染液で染めてから、水洗いして洗濯機で脱水して、できあがり。
晒し布とトートバッグ。カーキではなく、コーヒーのようなブラウンに染まりました。草木染めは微妙ななにかの違いで、発色が予想と変わることもあります。
濡れた状態なので、乾くともう少し薄くなると思います。参加した方はぜひ乾燥後のお写真をお送りください。このページに追加します。
おしゃべりが盛り上がってしまい、草木染め作業の説明が不足してしまったかもしれません。すみません。資料を復習いただけたらと思います。
予備として事前に採取してあったセイタカアワダチソウの花は使わなかったので、参加者に持ち帰ってもらいました。お家でアルミ媒染の黄色もお試しいただけたらと思います。
ランチタイム
染物作業の合間に、ランチタイムをとりました。希望者のみ弁当予約もできる形にして、今回は希望ありの方だったので、近所の眞栄田商店さんのお弁当を食べました。お惣菜が少しずつ盛りだくさんでした。
※2024年1月追記:現在の眞栄田商店さんは完全予約制の店内飲食のみ、弁当販売はお休みしています。
次回のワークショップ
水曜日にもう一度セイタカアワダチソウ染めを岡山東口でする予定でしたが、ご予約無しのため中止しました。
10/29(日)はクサギ染めをします。臭木の実を使って水色を染めます。参加者募集中です。詳細・ご予約はこちら→ 2023年10月草木染め体験ワークショップ参加者募集(岡山)
11月は企画検討中です。
イベントとしては、11月18日~19日に、おかやまファーマーズ・マーケットノースビレッジ(勝央町)で、Shoo Transport Art Fesというアートイベントがあって、つぎいろは、11月19日に、黒豆とピオーネの草木染め体験を出店します。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。