2023年4月23日(日)採取からする野草染め体験ワークショップ開催報告(岡山)
野草染めのワークショップを開催しました。春のちょうどよい気候の中、雑草を採取。何種類かミックスして染めました。自然から染まった色、自分自身で草木を採取して染めることを満喫してもらえたと思います。
今回の参加者はリピーター1名。今回はいつもより1時間増やしてお昼休憩もある形にして、人数も少なかったので、染液も時間も余裕があって、贅沢に染める会になりました。
※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ
目次
採取から野草染め
植物を採取するところからの草木染めを楽しむ会を開きたいと思うのですが、段取りが大変でなかなかできていません。
事前に自分で採取したり、人から剪定枝などをもらったり、伝統的な乾燥植物染料を買う、ということが多いです。
暑すぎても寒すぎても、雨でも厳しいのですが、今回は天候もよく、春のうららかな気候の中で野草を採取することができました。
採取したのは、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、たぶんコメツブツユクサ、の3種類です。
草刈りしながらGoogle画像検索して、たぶんコメツブツユクサ。持ち帰った草を見ながら後で調べて、ウマゴヤシという似た草もありましたが、たぶんコメツブツユクサです。あまり聞かないけれど、マメ科だから染まりそうな気がしました。
ハサミとカマで採取。岡山に来てはや2年。ハサミよりカマのほうが便利と思うようになった自分に、成長を感じました。
余裕を持った量を採取して、草木染めをする民家へ移動。余った分は私が持ち帰りました。
ワークショップ風景
屋外の水道で洗っているところ。虫がついていることがあるので、外に水道があると便利です。
今回は人数が少なく余裕があるので、草の計量はせずに、ステンレス寸胴鍋1個を使って、ひたひたゆるゆる、くらいの水量で煮ました。野草ミックスです。
煮ている間に、布の準備をしているところ。濃染剤を使って染まりやすくしています。染めるのは、持ち込みのミニトートバッグと巾着袋です。
※濃染処理についてはこちら参照→ 草木染めを濃く染める方法
煮出し終わり。お惣菜のような、ほのぼのした、おいしそうなにおいがします。
染液がよく染まるように少し手を加えてから、染め始めたところ。濃染処理の後に模様入れをしたので、洗濯バサミで留まっています。
写真を取り忘れましたが、焼みょうばんを使ってアルミ媒染をしました。
染液に布を戻したところで、お昼休憩をとりました。今回は各自自分のお昼ごはんを持参する形にしましたが、お弁当屋さんが近くにあるらしいので、次は注文して用意もしたいと思いました。
染め終わりのほう。まだまだ液に黄色が残っていたので、残液も参加者と私で持ち帰りました。
はじめ薄いかと思っていた巾着袋も、黄色が濃く入っていました。
できあがり。洗濯機で脱水してから、外で野草とともに写真撮影しました。
よい色に染まっています。濡れた状態なので乾くともう少し落ち着くと思います。参加した方はお時間がある時に、乾燥後のお写真をお送りください。このページに追記します。
※染め方はこちら参照→ カラスノエンドウ染め(雑草で草木染め)
藍の種
帰りに牧山クラインガルテンに置かせてもらっている、藍の種の無料配布箱をチェックしてきました。2023年4月23日現在、まだ少し残っていました。
そのまま置いてありますので、藍を育ててみたい方は、ご自由にお取りください。まき時期はゴールデンウィークくらいまでかと思います。(火曜日定休)
これからのワークショップ
5月も草木染めワークショップをしますが、詳細未定です。ゴールデンウィーク中に五味の市フリマにも簡易体験を出店したいとも思っているのですが、詳細未定です。決まり次第このブログでお知らせします。
ご要望があれば、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。
乾燥後の色あい
参加した方に乾燥後のお写真を送っていただきました。
ご協力ありがとうございます。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。