2022年4月17日(日)野草染めワークショップ開催報告(岡山)
久々に屋外で草木染めワークショップを開催しました。場所は、岡山市南区の隠れ家カフェ「ののさま*あん」のお庭の軒先。カラスノエンドウを煮出して、ぱっと鮮やかな黄色が染まりました。
参加者はリピーター3名と初参加2名。古民家の軒先がなんとも素敵で、気候もここちよく、ワークショップの後にはカフェの軽食とハーブティーも楽しんで、春満喫な会になりました。
目次
カラスノエンドウ染め
計画段階では、カフェのお庭のローズマリーを使ってハーブ染めにしようと思っていましたが予定変更。
私が朝に採取してきたカラスノエンドウを使うことにしました。この採取場所は、なかなかの育ち具合。
そこらで見かける野草ですが、草刈りもされやすいので、この場所があってよかったです。
染まる色は黄色系。15日のワークショップではやさしい黄色でしたが、今回はぱっと鮮やかな黄色が染まりました。
※15日の色あいはこちら参照→ 2022年4月15日(金)野草染めワークショップ開催報告(岡山)
ワークショップ風景
縁あって「ののさま*あん」のお庭をお借りして開催しました。岡山駅から車で30分ちょっと南側に行くとあります。平坦な田んぼに囲まれていて、北側とはまた違った緑の景色が広がっています。
ガーデンにミモザ。奥に広がる田園。
右も田んぼ。
左側も田んぼ。
まずは染液作りから開始。
草を洗ってハサミでカットしながら鍋に入れているところ。
煮出しは卓上カセットコンロを使いました。なかなか沸騰しないので、途中で日陰から日なたに移動。
ぐつぐつしてきたところ。おいしそうな匂いがしました。
やっと煮終わって葉っぱを取り除いているところ。
できた染液を人数分に分配しているところ。
残った葉っぱの液を絞っているところ。
模様入れ用の道具。簡単なものなら当日できます。(複雑なものは家でしてきてください)
※模様入れの方法はこちら参照→ 布に絵を描く、模様を入れる
モヤモヤした模様をめざして麻布を輪ゴムで縛ったところ。
シルク以外は布の濃染処理をしました。濃染剤カラーアップZBを使用。
濃染剤は簡単でキレイですが、無い時は豆乳でも濃染処理はできます。
※濃染についてはこちら参照→ 草木染めを濃く染める方法
作った染液で染め始めたところ。緑みのある淡黄色な雰囲気。これはMの文字を板締め絞りしたもの。
焼みょうばんを溶かして、アルミ媒染をしているところ。布の色が薄くなりました。
媒染液に黄色が流れ出ている感じがしました。どうしてもこうなることが多いです。
染液に戻し入れると、ぐっと色が入っていきました。とても黄色っぽい感じ。
染め終わった後の残液にも、黄色が余っていました。
染色終了。染まり具合は、鮮やかな黄色でした。ビニールテープを張って軒先に干しました。
羽二重シルク4匁、綿麻刺繍ストール(こちらで準備したもの)、Mマークを入れたハンカチ、薄い麻生地。
たぶん木綿?
何度かワークショップに参加している2人に、以前ワークショップで染めた作品を見せてもらいました。キウイ染めと五倍子染めを組み合わせたアズマ袋と、アボカド染めのタオル。
ワークショップの後、カフェで軽食とハーブティを楽しみました。
軽食。おいしかったです。
ハーブティーは、レモンバームティー。私は別のドリンクにしてしまいましたが。
お庭のミモザを希望者におすそわけしてもらいました。留めている黄色の糸は模様入れの時に縛ったタコ糸。
私のワークショップとは思えない小洒落た感じに。
野草やハーブを楽しむ会がうまくいって、ばんばんざいです。ありがとうございます。
「ののさま*あん」では時々コラボイベントをしていて、次はベンガラ染めのワークショップもあるとか。ぜひフェイスブックやインスタグラムをチェックしてみてください。
広告宣伝のこと
初参加の方は、以前からブログを見てくれていた方と、4月7日の山陽新聞の情報ひろばを見た方でした。新聞を見た後、OHK岡山放送の情報番組「金バク!」に「ののさま*あん」が出たことも参加のきっかけになったそうです。ナイスタイミング。ありがたいです。
情報ひろばは、以前ワークショップ参加した人が「個人でも無料で載せられるから出してみては?」と勧めてくれて、応募したら載せることができました。(紙面の都合などで掲載できない場合もあるらしいです)新聞という媒体を思いつかなかった自分には目からウロコでした。
とはいえ、どう宣伝していくか考えた時、やっぱりネット検索が重要だと思っています。全然書けていないブログですが、更新しなくてはと思います。まずはカラスノエンドウ染めをまとめたいです。
今後のワークショップ
5月は新緑の季節。緑色の葉っぱから、緑色を染める草木染めの会をします。
草木染めに興味をもった人が、気軽に楽しく参加できる場所を作れたらと思っています。
乾燥後の色あい
参加した方に乾燥後のお写真を送っていただきました。
羽二重シルク。優しい色とのことです。
ご協力ありがとうございます。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。