2022年1月26日(水)茜染めワークショップ開催報告(岡山)
今月の草木染め体験ワークショップは茜染め。インドアカネを煮出して、綿布やシルクの胴裏を濃い赤色に染めました。私がちょっと段取りを間違えたりもしましたが、うまく染まってよかったです。
今回の参加者は、リピーター1名と初参加1名。ご参加ありがとうございます。初めての方は、以前参加した人のフェイスブックを見て知ったそうです。どなたかわかりませんがありがたいです。
場所は岡山駅の市街地にほど近い地域の貸し部屋です。ストーブでぬくぬく暖かでした。この開催場所を教えてくれた人も見学に来てくれて、染物関連の様々な話をしながら作業しました。初顔合わせなのに共通の話題があって、不思議な楽しい会でした。
※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ
目次
茜染め体験風景
簡単な説明をしたら、さっそく染めるための染料の準備に入ります。
インドアカネの根をステンレスの寸胴鍋に入れて、煮出しました。写真は鍋に染料を入れたところです。
煮出している間に、焼きミョウバンを使って、媒染液を作りました。今回も先媒染にしました。
私が手順を間違えて、再度使いまわす予定の媒染液をうっかり捨ててしまい作り直しました。予備のミョウバンがあってよかったです。
煮終わって、メッシュでこしているところ。茜の染液は、とても濃い赤色です。
染めた絹布を洗っているところ。1回で赤い色になっています。
これはキナリの木綿布を染液で染めているところ。濃染はしていませんが、色が入ります。
最後に鉄媒染。絹布1枚はさらに上から鉄媒染をしました。鉄媒染をすると落ち着いた色になります。
よくゆすいだら、バスタオルで水分を吸って、終了。
写真の上側が濃染なしで染めた木綿布。左下が最後に鉄媒染をしたシルク、右側がアルミ媒染だけのシルク。どれも濃く染まりました。
乾くと多少は薄い色になるかと思います。参加された方は、参考のためぜひ乾燥後のお写真をお送りください。このページに追加させていただきます。
濃く染めることを目指して多く作業したり、染めやすい器に入れ替えたり、染めながらアカネのことや染物や絹糸の話をしたり、バタバタとあっと言う間の3時間でした。
なにわともあれ、うまく染まってよかったです。
今後のワークショップ
2022年2月はワークショップをお休みすることにしました。冬は剪定の季節。剪定枝を使ってワークショップをしたいと考えていたのですが、ご時世を考えてお休みします。
2022年3月はできれば桜染めワークショップをしたいと思っていて、桜の剪定枝を探しています。入手先情報があれば お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、 ぜひお寄せください。
参加した方にアンズやスモモの剪定枝をいただいたので、それを染めて剪定枝での染色方法をブラッシュアップして、3月にワークショップを再開したいと思います。
乾燥後の色あい
参加した方に乾燥後のお写真を送ってもらいました。
木綿布。きれいに染まったとのことです。
シルクの胴裏。左がアルミ媒染後に鉄媒染したもの。右がアルミ媒染のみ。
ご協力ありがとうございます。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。