2020年6月21日(日)どくだみ染めワークショップ開催報告

どくだみ染め体験風景

6月2回目の草木染め体験ワークショップは、どくだみ染めの会を開催しました。場所は、杉並区の新高円寺の民家。

お庭のどくだみをその場で収穫。寸胴鍋で煮だして、茎と葉から明るい黄色を染めました。お花からピンクにもチャレンジしましたが、色は薄めでした。

リピーター3名と、初参加の方3名。初めての方は、インスタやブログで草木染めを調べてたどり着いた方。ご近所の方もいました。

2色でそれぞれ違う作業をしたので、「あっちをやりながらこっち」とドタバタしましたが、休憩をとってなごんだり、密に注意しつつおしゃべりしたり、みんなで染める草木染めを楽しんでもらえたかと思います。

※追記:どくだみ染めなど精油も出る草木染めは、特によく換気をして行ったほうがよいそうです

どくだみ採取と時期

2週間前、そら豆染めのワークショップをした時にお庭に咲くドクダミの花を見て、「次はドクダミ染めの会にしよう」と思いました。あれから2週間。お花の白い花びらが落ちてきて、ややシーズン終わりかけに。

お庭のドクダミ

もう少し早い時期に開催したらよかったかな?植物は自然なもの。季節があるので、時期ごと染まり具合も違います。「どくだみがいっぱいあるから染めたい」と参加してくださった方もいましたが、時期的に、早めに染めた方がいいかもしれません。

体験ワークショップの雰囲気

お会計を済ませて注意事項をお伝えしたら、まず濃染。水道からお湯が出ないお家なので、事前に台所で沸かておいたお湯が冷める前に、まず濃染作業をしました。

生地を濃染

濃染しなくても木綿や麻が染まる染料もあるのですが、今回のどくだみ染めは必要な気がしたので、濃染しました。

※濃染剤の詳細はこちら→ 濃染剤カラーアップZBとディスポンについて

お庭から、ビニール袋に1人1袋分、みんなでどくだみを取ってきました。葉と花に小分け作業。

寸胴鍋3つを使って煮出します。お花は2番液までとりました。

どくだみ染めの染液抽出の寸胴鍋

ぐつぐつ煮込んだ後の葉っぱは、こんな感じ。

お花はこんな感じ。

液をこしているところ。ここは玄関です。

そのままでは染まりにくいので、染液を調整しているところ。

染液を重曹で調整

2色染めるため、あれやこれや並行作業しているテーブル。

みょうばん媒染液を準備。草木染め初めての方に、焼きみょうばんを熱湯で溶かしてもらいました。

液の調整を少し変えたもの(左)と、普通に調整したもの(右)。液色は少し違いますが、染まった色はあまり変わりませんでした。

葉っぱの染液から布が黄色に染まっているところ。窓の外には中庭のドクダミが見えます。

茎と葉からの黄色は結構色が出ましたが、お花からのピンク色は、あまり濃い液にはなりませんでした。お花が枯れかけてたからかな??

2番液はきれいでしたが、液が薄い感じ。赤みは出たものの、液色が薄かったです。

一番色が入ったコットンストールを水洗いしているところ。ピンクでしたが薄い色です。(このストールはこちらで用意して買えるもの。他は持ち込みです)

しばらく時間を置いた1番液に戻したら、色は入ったけれど茶色っぽさが出たかな、というところ。むずかしい。

※どくだみ染めの方法はこちら参照→ どくだみ染めテスト  

通常やらない処理もいくつかあって、草木染めの基本説明がおろそかになったかもしれません。基本手順はこちらを見てください→ 草木染めで布を染める方法:綿・麻・絹

前回の反省をふまえて、最後の片づけ前に少し休憩。個包装のお菓子と紙コップで軽くお茶をして、一息つきました。慣れた方のサポートもあって、なんとか時間内に終えることができました。

銅媒染

ちょっと実験。はじめてワークショップで銅媒染をしました。

基本的には、ワークショップではアルミ媒染をしています。でも、「銅媒染なら緑じゃないかな?」という話になったので、銅媒染液があったのでテストすることに。青い色の液です。

アルミ媒染した後だったからか、あまり色は変わらず。糸で辛子色に近づいたものが一部あったくらいでした。

下の写真の糸は、どれかが銅媒染もしたものなのですが、色の差があまり出ませんでした。

今回はあまり差が出ませんでしたが、媒染を変えることで染まる色ががらっと変わることもあって、おもしろいです。

どくだみ染め体験で染まった色

明るい黄色と、薄いピンクになりました。乾くと色が落ち着き、もっと淡い色になるかと思います。

刺し子糸、木綿の生地、奥の黄色がシルクの靴下で、ピンクがコットンストール。

無印の綿シャツもきれいに染まってました。新品ではなくて、着たものです。

どくだみ染めのシャツ

お花から染めたピンクはやっぱり少し薄かった感じがします。

乾くと色が落ち着いて薄まります。参加された方は、お時間があるときに乾いた色の写真をお送りください。このページに追記掲載します。

草木染めの色変化について

草木染めは自然なものなので、時間経過とともに色が変わったり、薄まったりします。

ほぼ1年前、2019年7月の液体植物染料染めの会で染めたトートバッグを参加者に見せてもらいました。紺はログウッドで、黄色がウコン。

ウコンは草木染めの中でも退色しやすい染料で、黄色は退色がみられました。ログウッドも強い染料ではないのですが、まだまだ紺色でした。

※染めた当時の色はこちら→ 2019年7月28日(日)液体植物染料染めワークショップ開催報告 

草木染めに使う材料を買う場所

初めて草木染めをした参加者から「どこで買うの?」という質問があったので、染料や薬品をどこで買えるのか書きます。

どくだみ染めワークショップで使ったもの

濃染剤:浅草にある「藍熊染料」で買いました。「濃染剤カラーアップZB」という製品です。高田馬場にある「誠和」でも「ディスポン」という濃染剤が売っています。

アルミ媒染に使った焼きみょうばん:近所のコープで買いました。普通のスーパーの乾物コーナー(海苔とか豆とか粉とか売っている売り場)に売っています。たくさん使うなら、染料店で買う方が安いです。

重曹:100円ショップで買いました。スーパーでも薬局でも売っています。掃除用でも食品用でもどちらでも大丈夫です。

銅媒染液:「田中直染料店」のもの。元々あの民家にあった在庫です。

染料店について

染料店なら、染料も、媒染剤などの薬品も、染色用の生地や布小物も、染物に使う道具もあります。

染料店といえば、京都の「田中直染料店」が有名です。以前は渋谷にあったそうですが、数年前に東京から撤退してしまいました。東京の場合は、浅草に「藍熊染料」、高田馬場に「誠和」があります。いずれもネット通販もあります。

染料店ではありませんが、中央線エリアなら、吉祥寺アナンダがおすすめです。羊毛屋さんですが、インドの乾燥植物染料、カディ生地や染色用ストールが売っています。「フィトカリ」という、みょうばんの結晶も売っています。

あと生地を買うとしたら、日暮里繊維街だと「南和」というお店が染色にも向いている麻や木綿の白生地が多いです。

私が知らないだけで、もっとあるのかもしれません。おすすめがあれば教えてください。

次回のワークショップについて

7月については、まだ何も決まっていません。決まり次第、ブログでお知らせします。メール連絡可の方にはメールでもお知らせします。

乾燥後のどくだみ染めの色

乾燥後の写真を参加者に送っていただきました。お花はピンクというよりオレンジな雰囲気ですね。

木綿の細糸の2色染め。ピンクは持ち帰った一番液につけて、乾くとサーモンピンクとのことです。

ドクダミ染めの細糸

刺し子糸。ピンクはオレンジ寄りとのことです。

ドクダミ染めの刺し子糸

コットン生地。

どくだみ染めコットン生地

エコバッグ。元の生地がキナリなので色が濃く入っていますね。

どくだみ染めトートバッグ

ご協力ありがとうございます。

※つぎいろワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次