2020年6月6日(土)そら豆染めワークショップ開催報告

そら豆染めの作業

そら豆染めの会を開きました。そら豆をさやから取り出すところからはじめて、皮からピンク系、サヤから緑系の色が染まりました。

緊急事態宣言が解除されてすぐのワークショップ。2ヶ月ぶりということもあり緊張しましたが、野菜の残り部分から色を取り出す面白さを楽しんでもらえて、開催してよかったです。

場所は新高円寺の民家に戻りました。リピーター3名、初めての方2名。感染予防としてランチやお茶タイム無しで2色を一気に染めたら、ひさびさに疲れました。みなさんお疲れさまでした。

※つぎいろ草木染めワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ

そら豆染めのこと

5月下旬、家でそら豆をゆでていたら煮汁が紫色になったので、草木染めをしたら布が結構ピンクに染まりました。これは面白いと思って、そら豆染めの会を開きたくなりました。

緊急事態宣言が解除後すぐにワークショップを開催すべきか悩んでいたのですが、ソラマメのシーズンは短く、残りわずか。今やらなくては、と思って開催することにしました。

使ったのは、近所のスーパーで2日前に買った愛媛産のソラマメです。

空豆

できたら廃棄する物をどこかで入手したかったのですが、探し出せず。薄皮部分は食べられるので難しそうです。練馬の農家も探したのですが、直接の連絡先はわからず。直売所を通して聞いてみたのですが、2~3週間ほど時期が遅すぎました。

サヤから取り出すところから

みんなでサヤから豆を取り出す作業。感染対策として、窓は全部開けて、できるだけ離れて作業しました。

豆は軽く塩ゆでしてから、薄皮を取りました。

空豆の薄皮

中身の豆は、自分でむいた分を持ち帰ることに。冷蔵庫で保管していたので、早めに帰った方は持ち帰り忘れてしまい、その分は他の方が持ち帰りました。私もすっかり忘れていて、すみません。持ち帰った方は、お早めに、加熱調理に使用ください。

そんな作業をしながら、木綿や麻は染まりにくいので、濃染剤で下処理しました。使ったのは濃洗剤カラーアップZBです。濃染剤についてはこちら→ 濃染剤カラーアップZBとディスポン

濃染処理と薄皮

鍋で煮出す

3つの鍋で煮出して、2番液までとりました。

こちらは皮を煮出した直後。赤みが少し出ています。

空豆の薄皮の染液の鍋

こちらはソーダ灰を入れたサヤの鍋。アルカリにするためにソーダ灰を入れていたこともあって、沸騰時に吹きこぼれました。鍋の大きさの選択を間違えました。

空豆のサヤの染液の鍋

サヤをこしているところ。こしたサヤをもう一度鍋に戻して煮ました。

染める作業

染液の色をチェックしながら、薄皮のピンクから染めていきました。

染液の色チェック

リネンがやけに濃く染まっている、と見ているところ。

皮のピンクのみょうばん媒染をしながら、カラの緑を染め始めたり。どんどん染めていきました。

染めながら次の媒染液を準備したり、2色を染めようと思うと結構大変です。

コットンストールの2色染めをしているところ。

2番液では緑っぽさもでて、深緑色に染まっていきました。結構グレーになりやすいので、乾いてどうなるか楽しみです。

シルクは染まり方が違うので、台所のクエン酸をお借りして中和。明るい色を目指しました。

シルクの染色

水で洗っても色は残ってました。残液を持って帰ってもらい、自宅で染め重ねてもらうことになりました。

シルクの水洗い

染液が時間とともに徐々に変化していくので、染めるタイミングでも色が違いそうです。生地によってもだいぶ色の入り方が違って、おもしろいです。

サヤは普通に明るく染めようと思うと、結構染まりにくいです。濃染剤で濃染するとくすみやすいと思っていたのですが、逆に考えると、暗い色を鉄媒染ではなくアルミ媒染で染められるということ。いろいろ研究する余地がありそうです。

ワークショップでは時間的にできませんが、一日置いた液はまた違う色になります。ご自宅でもそら豆を食べたら、いろいろお試しください。水でも違って、この民家と私の自宅でも違う気がします。

※私が自宅でやった染め方はこちら→ そら豆染め

空豆で染まった色

濡れた状態なので、乾くと色は少し薄くなります。蛍光灯の下だったので、写真は少し色が飛んでいます。

皮で染めたピンク系の色。いい色です。濃色はリネンです。

緑っぽいのがサヤで染めたもの。サラシ?とポケットティッシュケース、綿糸。蛍光灯で色が飛んでますが、緑っぽい感じはわかりますかね?

元々、結構地の色が強かったオーガニックコットンも、結構染まりました。逆光です。

乾くとどうなるか、とても気になりますので、参加された方は、ぜひ乾燥後のお写真をお送りください。このページに追記させていただきます。どんな色になったか教えてもらえると助かります。

コロナ感染対策のこと

感染対策として、開けられる窓は全部開けて、マスクを着用してもらい、手洗い、アルコールの手指消毒をしてもらいました。

密接を避けようと思って、集合写真を撮るのもやめました。誰がどの辺りで作業をするかを決めて、できるだけ密接にならないようにしましたが、台所のコンロや水場など、作業によっては近くなることもあるし、むずかしいです。

少人数だし、窓を開けて換気もするので、三密にはならないのですが、それでいいのか?ですね。

ランチタイムもお茶タイムも無しにしたので、話し足りない感じがしました。休憩をとらずに結構疲れたので、離れて座ってお茶を飲む、ぐらいはしてもいいのかな。次回に向けて検討します。

今回は場所が近い方の参加が多かったです。時間をかけて自転車で来た方もいて、雨が降る前に帰れてよかったです。

場所と次回のこと

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、外出を控えている人も多いので、どれだけ人が集まるのかわかりませんでした。

お部屋をレンタルすると部屋代リスクがつらいので、以前借りていた民家を再度使わせてもらいました。コロナの影響なのか?取り壊すお話がまだ進んでなかったようで、とりあえず今月は使えるとのこと。

お庭のドクダミを見たら染めたくなり、お部屋も空いているそうなので、6月下旬にドクダミ染めの会をやろうと思っています。詳細はこちら→ どくだみ染め体験ワークショップ参加者募集

乾燥後のそら豆染めの色

乾燥後の写真を送ってもらいました。ありがとうございます。

皮で染めたワッフル織オーガニックコットン。乾くとやや薄く茶系寄りとのことです。自然光、室内で撮影。

そら豆皮染めオーガニックコットン

サヤで染めたシルク布。残液を持ち帰り、さらに30分浸したもの。柔らかな色合いとのことです。自然光、室内で撮影。

そら豆サヤ染めシルク

上段が皮で染めたもの。左からオックス、リネンのダブルガーゼ、晒し。濃色のリネンは、茶色っぽさがあるといえばあるけど、濃いピンクという印象とのことです。下段がサヤで染めた晒し。白と対比させると緑っぽいけれど、単体で見るとグレーっぽい感じとのことです。

そら豆染め

木綿の細糸。色ムラが気になるけれど、それはそれで可愛いとのことです。(ここまで細糸の場合、表面積が広いので染料不足になるのかもしれません)

ポケットティッシュケースとコットンストール。

そら豆染めポケットティッシュケースとコットンストール

追記:持ち帰ったつなぎ目部分の色

そら豆のオハグロに部分についている、サヤと豆をつなぐプチっとした部分、皮染めに入れるべきか悩んで、ワークショップでは使いませんでした。

そら豆のつなぎ目部分

持ち帰ったつなぎ目の部分の染色テストの結果、濃い目に煮出したら明るい黄色に染まりました。

写真の左側が、ワークショップの前にテストして、少ない数で煮たからか赤みが混じって中途半端になった時の色です。薄いと赤みが出そうなので、やっぱり皮と一緒に煮てしまっていいような気もします。

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。