ワークショップの場所探し

ワークショップ場所

草木染めワークショップの場所探しをしています。いくつか下見をしているところです。

来月、3月までは今借りている民家を使います。いつまで使えるかわからないという話で借りはじめ、年末までという話が年度末までに延びていたんです。

でもついに、4月からは新しい場所でやると決めて、今、場所を探しています。今まで民家の方のご厚意にあまえていたので、独り立ちする気分です。

ワークショップと場所探しについて書きます。

ワークショップの参加費と部屋代

部屋代負担のことを考えて、先行して、2月、3月からワークショップの参加費を値上げしました。

今までの参加費1700円から、参加費3000円に値上げをしました。

こんなワークショップにしたいな、と思っている項目の1つに「気軽に参加できる」があります。

「気軽に参加できる」と感じる金額として、3000円はどうでしょうか?

私の感覚ではもう少し低価格なのですが、大人価格ならギリギリ許される気もします。2500円にするんなら3000円でも変わらない気がして、3000円にしました。

「きっちり教えて、きっちり染めます7000円」となってくると、私の力量や、やりたい形とは違う感じです。

でも、普通に民間のレンタルスペース(火力と水場がある場所)を使うとしたら、7000円でも安すぎるくらいです。

ネット検索してレンタルスペースの通常価格を見ていると、場所代を払うためにワークショップをやるような、そんな気分になってきます。民間の場所は部屋代が高いです。

ワークショップの所要時間とコンセプト

その場で植物を鍋で煮る、ということをやりたくて、そうすると時間がかかり、部屋は時間貸しなのでお金もかかってきます。

ワークショップにはいろいろなやり方があり、事前に染料を煮出て準備しておく方法もあります。その方がきちんとした染色となり、キレイに染まるはず。失敗もなく、時間効率もよいです。

でも、「植物から色をとった」という感覚は少なくはなります。

例えば、染料となる植物にしても、その辺の樹木を使うよりも、染料店で買った乾燥植物染料で染めたほうがキレイな色に染まります。さらに、既に抽出してある液体植物染料を使うほうがキレイな色に染まります。

布に色が染まること自体も楽しいので、それはそれでよい形です。

でも、その色が植物からとれる不思議、「緑の葉っぱからピンクが染まった」といった面白さも共有できたらいいなと思っていて、きれいに染まることよりも、今はそれを優先したいと思っているところです。

あと、「同好会みたいな」というコンセプトなので、みっちり染物ではなくて、少しはお茶タイムとかおしゃべりタイムが欲しいです。

始めた当初は公共施設で、午後の時間帯に4時間。民家になってからは5時間想定で、かなりの頻度で超過しています。新しくなっても、最低4時間は部屋を借りたいところです。

まだワークショップの形をカチッと決めていなくて、いろんな形を試したいとも思っています。制約があるならその中で、面白いと思えるような内容のことができたらいいなと思います。

お試し草木染め体験

通常以外の形でも、ワークショップ的なものを試してみたいと思っています。

近所の人が来るような小さなフリマで、フリマのついでに簡単な草木染め体験をやろうと計画中です。お試し程度に、ワンコインでちょっと染めてみる、みたいなやつです。その場では煮出せないので、液体染料か事前に煮出した濃い液を使う予定です。

その場合、場所代は1000円程度なので安上がりです。とりあえず試してみたいです。

公共施設でのワークショップ

はじめてワークショップを開催した時は、公共施設の実習室を借りました。調理室みたいな部屋でした。とりあえずワークショップというものをやってみようと思って、始めたんです。

※その話はこちら→ 草木染めワークショップを計画中

営利不可なので、経費を人数で割った程度の参加費500円から始めました。

公共施設を使う場合、条件に制約が多いです。人を集めて同好会を作って、会計処理もきちんとして、その講師になる形式なら、講師料をとりつつ公共施設も使えるかと思います。でも、人を巻き込むことになるので、そのあたりが大変だと思います。

そうするつもりは今のところなく、どうしても場所が見つからない場合の最終手段と考えています。

不動産屋さん

空いている部屋の間借りとか軒先借り的なもの、そういうことができないかと思って、普通の不動産屋さんに立ち寄ったら、けげんな顔をされました。

当然ですよね。失敗。そういうのは、人間関係のコネを作ってから、やることですよね。

そして、不動産屋さんのタイプも選択ミスをした気がします。

道を歩いていると、使われていない空き家がポツポツ見えるのに、いざ少しの時間だけ貸して欲しいと思うと、どうやってコネを見つければいいのかわかりません。

ワークショップの候補場所

ネットで探しても見つからない感じなので、うろうろ歩いて探しています。

あと、会った人に「場所を探しています」と言葉にして自分の希望を伝えるようにしています(そういうのは結構苦手です)

第一候補は、比較的安価だったレンタル場所2つ。とりあえず試しに一度はワークショップをやってみるつもりです。

あと、その他にもワークショップ用の場所情報をいただいたので、そのあたりも下見するつもりです。

場所が広がることで、ワークショップ自体も広がりがでるといいなと思います。

という訳で、今、場所探しをしています。よい場所があればぜひ教えてください。煮出す火力と水場が必要です。

不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。

追記:場所探しその後

その後、新しいワークショップ場所が決まりました。4月はとりあえず試しに3か所でやってみます。

民家

1つは、普通のお家です。使っていないお部屋をお借りします。ご縁があったようで、偶然見つけた場所です。

キッチンやお風呂場があり、水場が充実しています。作業スペースも十分。使う備品を置いておくことも可能です。

ただし、使っていない部屋なのでガスが閉栓しています。給湯器が使えず、キッチンのガスコンロも使えません。

とりあえずは、卓上ガスコンロを持ち込んで使う予定です。開催回数が増やせるなら、ガスを開けてもらう交渉もできたらいいなと思っていますが、どこまで回数を増やせるかはわかりません。

今借りている場所も、使っていない民家なのでガスは閉栓しています。お湯は出ませんが、台所がIHクッキングヒータという点が違います。IHを使う場合、ブレーカーが落ちやすいのが難点です。

地域活動系の場所

あとの2つは、地域活動に積極的な非営利カフェのレンタルスペースです。

公共施設よりは営利活動にゆるやかで、民間のレンタルスペースよりレンタル料が安いです。チラシを貼らせてもらえるので、このブログだけでなく、近所の人にもワークショップの宣伝ができそうです。

ただし、調理場所だと衛生面からキッチンスペースに立ち入り禁止だったり、そういう制約はあります。民家に比べると作業スペースや水場が狭くなります。

このページを読んでくださった方や、ワークショップ参加者からも、公設ではなく、地域活動に使われている場所を教えてもらいました。

空き家対策や空き店舗対策で、その手のスペースは増えている気もします。でも、地域的なものだからネットで簡単には検索しにくく、その地域になじみがないと気がつかない場所なのかもしれません。

追記:その他の検討場所

展示ギャラリー

あと、外観だけ見て、問い合わせをした場所として、展示ギャラリーがあります。

作家さんが個展やグループ展に使うような場所です。

水場も火力もなさそうだから対象外だと決めつけていましたが、卓上コンロを持ち込みできるなら、水場があればワークショップができると気がついたんです。聞いてみたら水場はあるとのこと。

ガスコンロは不可なので、卓上IHコンロは必要です。家に鍋用の卓上IHコンロが1つあります。火力は弱いのですが、それを持ち込めば簡易的な草木染めはできそうです。

物が少ない、ガランとした場所のほうが染色作業はしやすいです。

貸し美容室、サロン

あと、美容室の一部がレンタルスペースになっている場所を下見しました。

作品を展示販売できる貸しボックスもあり、ハンドメイド作家さんのワークショップ活動にも使われている場所です。

美容室や理容室はシャンプー台というとても便利な水場があり、ドライヤーを使うのでブレイカーも落ちにくく、染色作業との親和性は高い気がします。

下見した場所は通常の染色作業をするには狭いため、型染めや紙染めなど、通常とは違う会をする時に使うのがよさそうかと感じました。

という訳で、当面の場所の目途はたちましたが、情報収集は引き続きしていきたいので、よい場所があればぜひ教えてください。

不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。