2025年6月29日(日)特別企画「下地染め」ワークショップ開催報告(岡山)

下地染めをした糸とストール

特別企画「下地染め」ワークショップを開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。

木綿や麻はシルクに比べて染まりにくく、下地染めをすると濃く染まるようになります。今回は五倍子(ごばいし)を使ったタンニン下地をしました。

今回の参加者は、リピータ1名と初参加1名。初参加の方は自分でした草木染めが薄い色だったことがきっかけで参加してくださいました。ご参加ありがとうございます。

五倍子のこと

下地の染料は、五倍子。「ごばいし」「ふし」と呼びます。ヌルデの木の虫こぶです。今回は乾燥染料を使いました。

五倍子染料

岡山の場合、私の近所にはありませんが、山のほうで五倍子を見かけることがあります。

こんな感じです。黄緑色の実みたいなのが虫こぶです。

ヌルデの虫こぶ

普通に染めると、紫グレーに染まる染料です。そのワークショップは何度かしました。直近のワークショップはこんな感じでした→ 2024年8月7日(水)五倍子染めワークショップ開催報告(岡山)

ワークショップの風景

下地染めのこと、木綿や麻を濃く染めるためにできることの説明をしつつ、作業を進めました。

下地染め用の液を作っているところ。

下地染め液作り

下地染め作業をしているところ。綿糸とコットンと麻レーヨン?のストールです。

下地染めが終わったところ。元々の色より少しベージュになりました。お家で乾燥保管して下地完成です。

下地染めをした糸とストール

ワークショップでの作業は下地まで。お家で乾燥保管した後、好きな染料で草木染めをしてもらえたらと思います。これからのワークショップに持ち込みも可能です。

梅雨が明けて暑くなってきましたが、冷房が効いた室内でゆっくり作業できました。

次回のワークショップ

7月は未定です。参加者募集が遅れそうです。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

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