鹿柵のその後

鹿

古家&畑は山際というか、ほぼ山にあります。2024年の春に鹿よけ柵がやっとできて、夏は柵の内側で藍を育てました。鹿柵を立ててから、その後の状況について書きます。

その後、春の状況

4月中旬。藍の種を地面にまいた程度で、他は何も育てていませんが、もともとあった雑草、植物が芽吹いて育ち始めました。鹿柵の外と内側で育つ植物が違うことが、侵入されてない証拠だと思いました。

下の写真の手前が柵の内側、奥が柵の外側です。土の状態は同じはずですが、外側はほとんどツルニチニチソウで、内側はそれに加えて雑草もたくさん生えています。スズメノカタビラ?

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: fence_9452.jpg

秋に緑肥をまいた場所には、鹿さんが全滅させたと思っていたクリムソンクローバーの赤い花が少し咲いていて、生き残っているとわかってうれしかったです。

クリムソンクローバー

5月、このページを書いている間に、鹿でもイノシシでもなさそうな何か(小動物?)が入っただろう形跡が見つかりました。

地面に掘った穴がありました。その近くの水路に何度かフンを発見しました。(フンの写真は載せてません)

地面に穴

ショックでした。柵に壊れた感じはないので、まだ塞いでいない隙間から入ったのかと思います。タヌキ?ハクビシン?ヌートリア?

春は諸事情により頻繁にチェックできてなかったので、人の気配がない時間が多いことが原因かもしれません。

実害は特に感じないまま、夏にはなくなりました。

5月、旅行から帰ってきたら、古家の手前まで鹿さんが来ていました。柵の外側です。

鹿

普段は山側である古家の裏で見かけることが多いです。とりあえず旅行中に侵入されてなくて安心しました。

5月下旬、柵の中(写真の手前)は雑草ぼうぼうになってきました。草刈りしなくては。でも柵の外側(写真の奥)はぱっと見ツルニチニチソウだけできれい。ある意味、鹿さんが草刈りしてくれている状態です。

鹿柵の内側と外側

その後、梅雨の状況

6月中旬、柵の外の雑草エゴマが、鹿柵のネットを持ち上げていました。ネットは柵の外側に張ったので外側だけです。

鹿柵とエゴマ

柵の近くだけ、ネットが持ち上がらないように草刈りして、ネットの下側を固定し直しました。

鹿柵のまわりを草刈り後

その後、夏の状況

夏も鹿に侵入されることなく、育てている植物である藍が元気に育ちました。想定外の別の問題は発生したものの、鹿さんに食べられることなく育ってよかったです。

一番刈り前の藍畑

きっと柵がなかったら、新芽が食べられてしまい、全然育たなかったと思います。

8月上旬、一部だけですが柵の外のエゴマ&ツルニチニチソウを草刈りして、下の方にネット(古家の残留物)を張りました。5月に小動物の痕跡を感じた場所の近くです。

鹿柵ネットの追加

柵の内側から外側を見たところ。コロコロした黒い粒が鹿フンです。

鹿フン

土の浄化のために種まきしたヒマワリも育ちました。種まきが遅かったので数は少なかったですが、育ってよかったです。

向日葵と瀬戸内海

夏の山側は、山の木の葉っぱが生い茂って、日陰で暗く、うっそうとしています。なので、下草が育ちにくく鹿さんが食べるものが減ってしまう、という話もうなずけます。

その後、秋の状況

暑い時期は鹿さんの気配は感じられず、秋のお彼岸(9月22日頃)を過ぎて暑さが少しやわらいできてから、毎日鹿さんを見かけるようになりました。キュンキュン鳴いています。

そしてイノシシも見かけてしまいました。柵の外で。思ったより大きくてびっくりしました。イノシシの場合は身の危険を感じるので、写真を撮る余裕がなくて写真が撮れていません。

とりあえず今のところ、鹿とイノシシには侵入されてません。

夏は藍と雑草だけでたいして魅力のない柵の中でしたが、秋は野菜も育てたいと思っていて、狙われないためにどうすればよいか、悩み中です。

もっと気温が下がって外作業が快適になってきたら、柵の補強も進めたいと思います。

※鹿柵を建てた時の話はこちら→ 畑の鹿対策をした話。鹿イノシシ避けのワイヤーメッシュ柵を立てました

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