ローゼルの葉でたたき染め
夏にローゼルの葉が赤くなってしまったので、たたき染めをしました。たたくというか、布にこすりつけるだけで色が染まります。
ただ、きれいな赤紫色の退色は早く、翌春には赤紫色は消えて、茶色っぽくなっていました。木綿の布を使ったので、シルクだとまた違うのかな?
ローゼルの葉のたたき染めについて書きます。
染めた日:2023年8月上旬
目次
ローゼルの赤い葉
ローゼルの夏の葉っぱは緑色なのですが、酷暑だからか下の方の葉が赤くなってしまいました。
せっかくなのでたたき染めをしてみようと思いました。
草木染めでたたき染めによく使うのは、藍の葉っぱです。こちら参照→ 布に葉っぱの形を染める、たたき染め
似たような感じに、赤くなったローゼルの葉っぱでもやってみることにしました。
たたき染めの手順
乾いた布と葉っぱを上に載せて、クリアファイルの間に挟みます。ファイルの開口部が手前になるように。
木の棒(すりこ木、ツボ押しなど)でクリアファイルの上から葉っぱをこすります。
色がついたかは、クリアファイルをひっくり返して見るとわかります。不足していそうな部分は再度こすります。
いいかと思ったら、そっとクリアファイルを開いてみます。葉っぱはクリアファイルにくっついています。まだかと思ったらそのまま戻せば元の位置に戻せます。
そのまま乾かしました。輪郭は赤紫色でした。(たぶんアントシアニンの色だと思います)
こすって残った葉っぱは、ぺたんこになっています。
経年変化
室内に放置していた布の、翌春の色。赤紫っぽさは消えて、茶色っぽくなっていました。
叩き染めに使った葉っぱも乾燥して残していました。それには少し赤みが残っていて、なぜなんだろう?と思いました。乾燥しても葉っぱの中にあれば消えない色があるのか。くるくるに丸まってしまいましたが、雰囲気は落ち葉のしおりみたいです。
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