いま思うこと

年末が差し迫ってきました。

ワークショップの募集はいつも前月末までにしていましたが、1月の詳細を決められず。年内に間に合いそうもないので、年明けてからにすることにしました。

時期的には1月後半(15日以降)に開催予定です。

2023年は初夏に念願だった場所、古家に出会うことができて、このボロボロな場所をどんなふうにしていくか、ワクワクしつつ、そこで初の藍建てにチャレンジしました。

秋が深まると、藍かめに手を入れて、もう冷たくて無理、と感じたので今年は終了。また暖かくなってからにします。藍染ではない普通の草木染めは、煮出して温かいことが利点なのだと初めて思いました。

去年2022年は場所がなくて、スクモを作るにも、無理矢理に畑にタープテントを立てたことを考えると、屋根と壁がある、というだけでありがたいです。その上、水道もトイレもあります。

ありがたいのだけれど、畑以上にいろいろな生き物がいます。ムカデ、ヘビ、ドロバチ、アシナガバチ、アブ、クモ、ヤモリ。ノミやダニは絶滅してほしい。ヤモリはかわいいけれどフンをするので、家の中にはいないでほしい。そして山にはシカさんとイノシシさん。

前の方がDIY途中だったボロボロの古家なのですが、詳しいことは知らないので、残った建材や部品を見て、こんなことがしたかったのかな?と想像したり。

まずは暗く閉ざされた場所に、風と光を入れたいと感じました。

はじめにバルサン&アレルブロックをした後、網戸の補修、トイレの水漏れの補修、雨漏りの応急処置をしました。(根本的には直ってないのですが)

部屋と部屋の間のガラス扉の撤去。ジャマだったので取り外そうとしたのですが、なかなか動かず。古い家によくあることで、鴨居が下がって扉が動きません。鴨居をあげるのに鴨居ジャッキという道具が必要ですが、ないので、床を支える金具と木材で似たような装置にしてみて、鴨居を上げて外せる扉は外しました。一つだけどうしても外れない扉があって、それはまだ放置中です。

台所の窓に換気扇がはめこまれて暗かったので、外してガラス窓に変更したり。窓ガラスも古いけれど昭和レトロな感じで、かわいいです。

古民家の台所

最低限修理すべき補修はまだまだあります。(ほんとうに、最低限レベルで考えても)

そんな中、秋に畑の移動の話が持ち上がったので、思い切って畑は終了にして、来年は古家の庭で藍を育てようと決めました。なので、古家の庭先の開墾を始めました。

ゴミが埋まっている場所もあって、古くから人が住んでいた場所には、土の中にゴミがあっても全然おかしくない、と思いました。少しずつ掃除中です。

ゴミがなかった場所を藍畑にしつつ、ゴミが埋まってた場所は、掃除してからファイトレメディエーション(植物を育てる土壌浄化)をしようと思います。

ゴミを掃除してて思うのは、プラスチックゴミがボロボロでやっかいなこと。スーパーの買い物袋が風化してパサパサになって拾い集めるのが大変。脱プラスチックな気持ちになったので、日常生活でビニール袋を他のもので代用しようと思いましたが、実際にやってみるとむずかしいです。ビニール袋って便利だなあと思いました。

屋外にあったボロボロのブラウン管テレビを自分で運搬して家電リサイクルゴミとして廃棄したり、ノコギリで木を切って切り株を掘って撤去したり。自分でもできた、とうれしくなりました。

木が手動でノコギリで結構簡単に切れる、ということを知らなかったからですね。

そういう開墾作業をする時は、ウルシとかかぶれる植物がないか気をつけないと、と思いました。ツタウルシというのがツタに似てて気が付きにくく、要注意らしいです。

掃除や整備にかなり時間を使った割に、少ししか作業は進んでいません。人ひとりができることなんて、そんなものなのかも。腕力もないし。

今一番のテーマは、シカ&イノシシ対策の柵を立てることです。

ボロボロだけれど、自分にとっては素敵な、大切にしたい場所。人に来てもらっても大丈夫な、危険でない場所にして、ワークショップもできたらいいなあ・・・いつになるんだろう。

古家のことをしていたら、他のことが中途半端になってしまい、空回りもしました。植物や自然には時期があって待ったなしなので、それに追われたりもしました。

まっとうな人を見ると、モラトリアムな感じでいる自分が、申し訳ないような、恥ずかしいような気持ちになるような。でも今やりたいことを淡々と進めていきたいです。

いろいろ書こうと思っていたこのブログも全然書けていなくて、とりあえず思ったことを書いてみました。

ということで、ワークショップの募集は年明け後にします。みなさま、よいお年をお迎えください。

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。