サツマイモ食べまき3。7月植え付けから収穫まで

9月初旬のサツマイモ畑

家庭菜園初心者です。普通だったらサツマイモは6月初旬に植え付けですが、7月上旬になってしまいました。

10月に収穫はできたものの、芋が付いてない株もあって、7月の植え付けはよくないと思いました。サツマイモは茎を切って植えるので、根のない植物に7月の暑さは厳しいです。

適期って重要なのだと感じました。

7月の植え付け

ツル作りの話はこちら→ サツマイモ食べまき1。食べた芋から温床チャレンジ失敗 サツマイモ食べまき2。地植えで苗作り

食べまきした自家製のツル。

サツマイモのツル苗

7月初旬、ツルを切り取りました。店頭で売っているツルに比べて短め。

サツマイモのツル

サツマイモの植え方は船底植え、斜め植えなど他にもありますが、垂直植えに決めました。ツルが一番短くて済むのと、垂直仕立て風にしたいので理論的に合うと思って。

3節分、土にまっすぐ垂直に入れるやり方です。

土に入れる部分の葉を取ったところ。

サツマイモの植え付け

スコップで穴を掘って、水を入れて、土に3節分まっすぐに埋めました。

サツマイモの植え付け

草マルチ。

サツマイモの植え付け後

ツルの数が足りなかったので、途中カットした茎も植えました。

ツルの途中

どこだかわからないと思いますが、植え付け後の畝2列。晴れの日が続いて土が乾いていました。

サツマイモ畝

2日後。葉っぱが茶色くて枯れそうでした。夕方に水やり。

植え付け2日後

翌日も夕方に水やり。水やり後です。

植え付け3日後

この後、夜にやっと雨が降りました。その翌日の様子。土が濡れた状態。

植え付け4日後

これはほぼ茶色でだめそう?

枯れそうなサツマイモ苗

これは大丈夫そう?

持ちこたえたサツマイモ苗

植え付けから1週間後。枯れずになんとか持ちこたえてくれました。

植え付け1週間後

枯れそうと思ったものも、中の方から新しい葉っぱが出てました。

植え付け1週間後

一部葉っぱが枯れたもの。

植え付け1週間後

これはツルの途中でカットしたもの。

ツルをカットした苗

完全に枯れてしまった株も1個あって、新しくツルを採取して差し替えました。

植え付け2週間後。7月中旬。枯れかけたものは小さいですが生き延びてます。サツマイモとサツマイモの間の濃い緑色はディルです。

植え付け2週間後の畑

葉っぱに虫食いがある株もありました。

サツマイモ葉っぱの虫食い

サツマイモの成長

7月下旬。右側の大きめの株は、ツルを取った苗作り株をそのまま残したもの。

7月中旬のサツマイモ畝

一部の株で虫食いがあります。

サツマイモの葉の虫食い

8月上旬。順調に成長中。

8月上旬のサツマイモ畝

脇にあったディルは種ができてもう終わりです。

サツマイモとディルの種

垂直仕立て風にしようと思って、ツルの向きを同じ方向に手で揃えました。これでいいのかな?

サツマイモ垂直栽培チャレンジ
サツマイモ垂直栽培チャレンジ

8月中旬、お盆の時期。ツルが結構伸びて、サツマイモ畑っぽくなってきました。

8月中旬のサツマイモ畝

雑草が結構あって、株間にスベリヒユ。

サツマイモとスベリヒユ

ツルを持ち上げてツルベ返し。そのついでに下草を草刈り。ツルの方向も南東に揃えました。

サツマイモの垂直栽培チャレンジ

脇の隙間に長ネギを植えました。種まきしすぎて余った小さい苗を空いた場所があれば植えているので。

サツマイモと長ネギ

8月下旬。ツルベ返しと草刈り。すぐに草が伸びる時期です。

8月下旬のサツマイモ畝

8月末。

8月末のサツマイモ畝

南側の緑肥ソルゴーがじゃまなので刈り取り。

ソルゴー刈り取り

9月初旬。どんどん成長して畝間の道が踏めない状態になってきました。よく育っていると喜んでいたけれど、ツルボケかも?という気もしてきました。

9月初旬のサツマイモ畑

ツルベ返し。ここら辺の手前3株、最終的にゴボウ根で全く芋が付いてなかった株です。

9月ツルベ返し

イノシシ対策

9月中旬、イノシシの唸り声が柵の外から聞こえて、逃げ去りました。去年も一昨年も秋9月にイノシシを目撃しました。去年は藍だけ育てていましたが、今年はサツマイモがあるので怖くなり、対策。

とりあえず柵の近くに一味唐辛子をまきました。

目隠ししようと鳥よけネットをかけましたが、丸見え。

鳥よけネットをかけたサツマイモ

白い防虫ネットを買ってきて、トンネルがけして目隠しにしました。

下段の古家の部屋から見たところ。下がったツルが隠しきれてませんが、柵外からは見えないはず。

後から考えると、その数日前に土作りのために米ぬかを少しまいたので、その匂いで引き寄せてしまったのかも。

その数日後、再度イノシシの唸り声を聞いて、群れが走って逃げていくのを目撃しました。

試し掘りがゴボウ根

イノシシが怖いので、収穫できるならしてしまいたい気持ちになりました。

120日で収穫する予定(7月初旬植え付けで、11月初旬収穫)でしたが、積算温度から収穫時期を決めることにしました。「平均気温の積算温度2200~2500度で収穫」という目安。

計算すると、9月中旬に2200度を超えました。平均気温は、気象庁の「過去の気象データ検索」で近い地点の日別の温度を調べました。

10月初旬、試し掘り。積算温度は2500度直前。トンネルが外しやすい、一番南側を1個掘りました。

1個分のツル。長いです。

根元からツルを切りました。

掘り出したところ。単なる根っこで、芋が一つもありませんでした。

調べると、これは「ごぼう根」「梗根(こうこん)」というもののようです。「植え付け時の地温が高いと、根の組織が木化し、イモが肥大しにくくなる」と書かれていて、まさしくそれだと思いました。

木の枝みたいな根っこでした。7月に植え付けたことを後悔しました。

サツマイモ収穫

サツマイモ畝を早く終わらせたい気持ちでいっぱいになり、10月上旬、全部収穫することにしました。

結果、試し掘り1個を含めて16株中、4株が芋なし。12株からは芋が収穫できました。よかった。

収穫したサツマイモ全部。土がついたまま乾かしているところ。

収穫したサツマイモ

収穫したイモの形が前とは違っていて丸くて、垂直植えの特徴が出た結果だと感じました。

垂直植えの特徴。

  • 乾燥に強く収穫が早い
  • 芋の数は少ない
  • 丸い形の芋になる
  • 狭い畑でも植えやすい

コガネムシの虫食いがある芋もありました。だめな部分は取り除いて食べます。

コガネムシの虫食いサツマイモ

試し掘りの隣2株は、ゴボウ根に細い根が生えた状態で、芋なしでした。

サツマイモのゴボウ根

隣の畝の南側3株。ツルは伸びまくってましたが、畑の中では一番よく収穫できました。それでも小さいですが。

収穫したサツマイモ

1株。

収穫したサツマイモ

3株。

収穫したサツマイモ

3株。写真右側、ほとんど芋がない株もありました。

収穫したサツマイモ

3株。右側の株は、ツルを取った後もそのまま植えていた親株。親株からも芋が収穫できました。

収穫したサツマイモ

親株はこんな感じ。

親株の芋

種芋部分の拡大写真。腐らず形が残っていました。

タネイモ部分

試し掘りであきらめていたので、収穫できたことがうれしかったです。

収穫後の畝

残渣は土の上へ草マルチ。でもイノシシは怖いので、防虫ネットを被せておきました。

10月中旬、葉っぱが枯れて茶色くなったので防虫カバーを外しました。

10月下旬、茎が生きていたようで、残渣からところどころ緑の新しい葉っぱが。放置。

このまま11月に次の秋冬野菜を植える予定です。タマネギの予定ですが苗がまだ小さいです。

思ったこと

  • 次にするなら、6月初旬に植え付けする
  • そのために、はやめに苗作りすべき。温度がいる
  • コガネムシ対策に赤紫蘇をコンパニオンプランツにしたい(他の場所に生えてるので種採りしたい)
  • でもイノシシが怖いのでサツマイモ栽培をあきらめるべきかも

※家庭菜園初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。