2025年8月10日(日)初心者向け草木染め体験ワークショップ開催報告(岡山)

初心者向け草木染めワークショップを開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。
マリーゴールドの花とヤマモモの樹皮を煮出して黄色系、明るい色と暗い色に染めました。
今回の参加者は初参加3名とリピーター1名。インスタグラムを見てくださった方が多かったです。草木染めの基本手順をじっくり説明しました。やり方を覚えて、おうちでも草木染めを楽しんでいただけたらと思います。
目次
ワークショップの雰囲気
草木染めの基本的な説明に力を入れて、「はじめて草木染めをする人にもわかりやすい」をテーマに、時々、初心者の会を開催しています。
今回はマリーゴールドの花とヤマモモ(楊梅・山桃)の樹皮を染料にしました。どちらも黄色系が染まる、草木染めではよく使われる染料です。

マリーゴールドは私が野菜のコンパニオンプランツとして育てたものです。ヤマモモは市販のもの。

鍋で染料を煮出すところからやっています。使う鍋のことはこちら参照→ 草木染めにはステンレス鍋を使う

マリーゴールドを煮出し終わったところ。

ヤマモモを煮出し終わったところ。

布の下準備。染める前にどのような準備が必要なのかを説明しました。

取れた染液。4人分に分けました。上2個がマリーゴールドで下2個がヤマモモ。染液は似たような色でした。

染め始めたところ。持ち込みの麻布に模様を入れています。マリーゴールドの液です。

こちらで準備したコットンストールをマリーゴールドで染めているところ。

こちらで準備したストールをヤマモモで染めているところ。想定より濃い色になっていました。

こちらで準備したシルクストール。染色の途中では赤みのある樺色でした。

草木染めでは媒染(ばいせん)というものをします。媒染液を作っているところ。

アルミ媒染しているところ。これはヤマモモでコットンシルクストールとシルクストール。

こちらはマリーゴールド麻布。

こちらは鉄媒染。暗い色に染まります。同じ染液を使っても媒染を変えると違う色に染めることができます。

もう一度染液で染めたのですが、写真を取り忘れました。
染めあがり。左2個がヤマモモ。右2個がマリーゴールド。右上だけ鉄媒染。アルミ媒染は黄金色に、鉄媒染は暗い色、焦げ茶色?に染まりました。麻布の模様もきれいに入ってよかったです。

濡れた状態なので乾くともう少し薄い色になります。参加した方はよければお時間がある時に乾燥後のお写真をお送りください。このページに追記します。
三連休の中日。雨降りでしたが、連日続いていた猛暑は少しやわらいで、冷房のついた室内でちょうどよかったです。
煮残った染料や残った染液は参加者に持ち帰ってもらいました。ぜひお家でも草木染めにチャレンジしてみてください!
次回のワークショップ
8月27日にもう一度初心者向けの会をやります。募集締切済です。玉ねぎの皮と別の黄色系の染料を使う予定です。
内容はまだ決めてませんが、9月も草木染めワークショップをする予定です。募集開始は8月末頃になります。
大人がひとりでも気軽に参加できるワークショップにしていきたいです。
乾燥後の色あい
乾燥後のお写真を送っていただきました。
ヤマモモで染めたコットンシルクストール。きれいな黄色とのことです。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。