2025年4月23日(水)初心者向け草木染め体験ワークショップ開催報告(岡山)

初心者向け草木染めワークショップを開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。
マリーゴールドの花を煮出して、生地に模様を入れて黄色に染めました。
今回の参加者は草木染め初心者のリピーター1名。草木染めの基本手順を1つずつ確認しながら染めました。やり方を覚えて、おうちでも草木染めを楽しんでいただけたらと思います。
ワークショップの雰囲気
草木染めの基本的な説明に力を入れて、「はじめて草木染めをする人にもわかりやすい」をテーマに、時々、初心者の会を開催しています。
昨年秋にもしましたが、年度始まりにするのもいいかと思って、4月にもすることにしました。
使う植物染料は、玉ねぎの皮、マリーゴールドの花、エンジュ(槐)の花のつぼみを準備して、1つ選んでもらうことにしました。どれも黄色系が染まる、草木染めではよく使われる染料です。
今回は1名だったので、参加した方に好きな染料を選んでもらって、マリーゴールドになりました。
使ったマリーゴールドは、家庭菜園のコンパニオンプランツとして私が育てたもの。乾燥保存していたものです。

※マリーゴールドを育てた話はこちら→ コンパニオンプランツのマリーゴールド栽培
鍋で煮出しました。どんな鍋を使うのか?もしっかり説明。

煮終わったお花。まだ色が出るので、私が持ち帰りました。

煮出している間に、布の前準備、模様を入れる作業をしました。濃く染まるように濃染という作業をしました。
作った染液で染め始めたところ。大きめのコットンガーゼ生地でしたが、折りたたむとコンパクトです。

草木染めでは、媒染という処理も必要です。媒染液を作っているところ。作り方の確認もしました。

媒染作業。


水洗いているところ。媒染することで色あいも変わります。板を結んだタコ糸まで明るい黄色になっています。

もう一度染液に戻して染めているところ。

染め上がり。味のある黄色に染まって、模様もきれいに入りました。

模様入れに使ったタコ糸(濃染処理なし)も黄色に染まったので、参加者さんに持ち帰ってもらいました。

参加者さんもマリーゴールドの種まきをしたそうで、お花が咲いたら、ぜひ育てたマリーゴールドで草木染めを楽しんでいただけたらと思います。
次回のワークショップ
4月の初心者向けの会2回目は中止にしました。
5月もワークショップをする予定で、たぶん緑染め(草から緑色を染める)をします。日程がまだ決まってませんが、決まり次第、参加者を募集します。
大人がひとりでも気軽に参加できる草木染めワークショップにしていきたいです。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。