岡山での生活。移住という視点から。

東京から岡山に移住して1年8ヶ月。岡山駅の郊外の住宅地に1年ほど住んでから、その後もう少し田舎側に引っ越しました。

現時点で岡山生活について思うことを書きます。

県立図書館がすばらしい

岡山県がすばらしいと思う点第1位は、県立図書館があること。借りたい本がかなり揃っている。

都立図書館や国会図書館みたいな特別な図書館ではなくて、市民が普通に貸出し利用できる、普通の図書館。

利用者カードを作れば、インターネットから予約できる。利用者カードの作成は他の図書館等でもできるし、郵送でも可能。

県立図書館は岡山駅東口側の市街地の近く、後楽園の近く、県庁の側にある。

岡山駅の郊外の住宅地に住んでいた時は、ネットから借りたい本を予約して、自転車や車で県立図書館まで受け取りに行っていた。駐車場は、図書館を使うと(図書館の入口にある機械に駐車券を通すと)1時間無料。

その後、もう少し田舎側に引っ越したので、県内の図書館等で受け取れるサービスを利用している。ネットから借りたい本を予約して、受け取るのは近場の図書館。日曜に県立図書館から発送されて、金曜日以降に指定した図書館等で受け取れる。

逆に、予約せずに県立図書館の本棚から目的の本を自力で探し出そうと思うと大変。私には見つけ出せなかった。

岡山県図書館横断検索システムもすばらしい。

県立図書館のホームページに、岡山県図書館横断検索システムがあって、県立図書館だけでなく、岡山県にある他の図書館(市町村や大学の図書館など)の蔵書もまとめて検索できる。

県立図書館にない本は、リクエストすることもできる。インターネット上からリクエストできる点がすばらしい。県立図書館のホームページの「調査研究と相談」→「リクエスト」からリクエストフォームにたどり着ける。

私が東京で使っていた区立図書館の場合、予約はネット上でできても、リクエストは直接図書館で紙に書いて窓口に出す必要があったので、ネット上からリクエストができる、という機能に感動した。

ただし、リクエストして取り寄せた資料はその図書館(県立図書館にリクエストしたなら県立図書館の窓口)でしか受け取れない。

魚がおいしい

野菜も果物も産地が近くておいしいけれど、特に魚がおいしい。というか、東京の近所のスーパーの魚がいまいちだったことに気がついた。

サワラとかヒラメのお刺身が安くておいしい。ジャコとよばれる小魚もおいしい。国産の魚がおいしく食べられるということ、贅沢だと思う。

あと、お米もおいしい。白米が好き。きぬむすめ、という中国地方の銘柄を食べているのだけどおいしい。今食べているのは岡山県産ではないけれど、おいしい。おいしいのに価格が高くないところがいい。

駐車場が重要

自分の感覚として駐車場に対する意識が変わったと思う。

駐車場がないといけないというのは、お金がかかることだと思った。人ひとりが入るスペースよりも、車一台が入るスペースのほうが大きいから、単純に土地の面積が必要。

東京では、お店に駐車場がなくて当然。みんな徒歩で来るから。だから案内地図には駅からの地図が載っている。駅には出口が沢山あるから、どの出口か書かれてないと迷子になる。

岡山だと、駐車場はあって当然。みんな自動車で来るから。だから案内地図には駐車場のことや主要道路からの地図が載っている。

お店などの情報として、駐車場とそこまでのルートは重要。だからチラシが最寄り駅からの地図だけで、駐車場や道路の情報がなかったら、違和感がある。

ガソリン代

ガソリン代が都道府県で結構差があることを知った。岡山は平均よりは安い感じがする。

製油所から遠いと輸送コストで高くなり、人口が少ないと高くなるらしい。ガソリンスタンドによっても価格差が結構ある。高めの地域でも、個人商店みたいなガソリンスタンドで安いところもある。

岡山には倉敷市にENEOS水島製油所がある。水島コンビナートがあってよかった。

私はエネオスカードなど系列カードを持っていないので、他社カード払いをして少し高い。

ガソリン代が家計にとって継続的にかかる出費の1つになるので、光熱費と同じように重要。

セルフでの給油にも慣れた。初めての時だけやり方が不安でドキドキしたけれど、2回目からは簡単だった。今は店員さんに給油してもらうほうが緊張する。

いつか電気自動車時代になったら、電気スタンドの数が気になるようになるのかな。

瀬戸内海

瀬戸内海は広い。小豆島のオリーブのイメージが強くて香川県という印象だったけれど、実際は山口県から和歌山県あたりまでの海を指すもの。広島や岡山も瀬戸内海なのだと思った。

普通に生活する街と、島々が浮かぶ海の風景と、工場が共存している。ざっくりと、どこも雰囲気は似ている。

豊島(てしま)や直島(なおしま)は住所は香川県だけれど岡山のほうが近い。岡山から小豆島までフェリーで1時間。姫路からフェリーで小豆島というルートもある。

今治(愛媛県)と尾道(広島県)をつなぐ、しまなみ海道を車で通った。車は有料道路。高速すぎて景色を楽しむ時間が少なかった。自転車は当面無料だし、自転車で渡ると島や海の風景を満喫できるのかも。一般道ではないから、島の住人もお金を払って道路を使うのだと知り、びっくりした。

瀬戸大橋も通った。写真は橋の途中にある与島パーキングエリア。

瀬戸大橋与島PA

あと、瀬戸内海という場所が、四国からは北側、本州からは南側にある、ということに気がついた。南向きが好まれることを考えると、四国側よりも本州側のほうが海の景観が南に向きやすいかも?

柑橘類、ミカンやレモンが身近。ミカンはどこでも身近すぎて感動はないけれど、産直でレモンを見かけると、国産レモンなのに安い、と思う。

最低賃金

最低賃金一覧を見て、最低賃金は都道府県単位なのだと思った。東京駅前だろうが小笠原諸島だろうが同じ、という仕組み。

東京の最低賃金 1,072円
兵庫の最低賃金 960円
広島の最低賃金 930円
岡山の最低賃金 892円
香川の最低賃金 878円
鳥取の最低賃金 854円

だから、同じ田舎具合の場所に住むとしても、都会がある兵庫県や広島県といった都道府県にある田舎のほうが、最低時給は高くなると思った。コンビニの求人を見るとよくわかる。

改めて見ると、東京の最低時給が1000円を超える時代になったのだなあ。

買い物

大概の買い物は通販で済ませるのだけど、靴が買えなくて困って、スニーカーに穴が開いてしまった。

これは岡山がどうこう、という話ではなくて自分の性格の問題が大きい。普通の人なら市街地にデパートもABCマートもあるので買えるはず。

自分の足に合う靴が欲しいのだけど、なかなか探せない。買い物が本当に下手だし苦手。だから買い物に行きたくない。だから都会に住まなくていいと思ったのだけど、靴が買えない。

東京にいた時も、なかなかデパートで買えずに、疲れていた。メーカー本店やショールームみたいなお店に行って、やっと見つけたりしていた。都会には人が多いので、見るだけでも気兼ねなくウインドウショッピングができる点がいいところだと思う。

通販で靴を買って返品したことが何度もあるので、できれば通販で買いたくない。と思ってモールの靴屋に行ってみたのだけど買えず。

さすがに穴が空いたままだとまずいと思って、通販で今の靴と同じ商品を買おうとしたら廃番だった。メーカーに同じ木型の靴を問い合わせて、思い切って通販で買ってみた。微妙に気に入らない点もあるけれど、まあ、いいや。穴が空いてないスニーカーが履けるようになった。

美容室でのヘアカットは数年前に断舎離して、自分で適当に切っている。まとめてしまえばいいや、と思って生きている。美容師さんは通販できないし、いいと思う人に出会うのは大変だから、移住の前に断捨離しておいてよかった。

岡山にもあればいいのにと一番思うものは、日暮里繊維街。東京は、日暮里繊維街があることがすばらしい。

寒波がやってきた

全国的に寒波がやってきた。

岡山県の北側は雪が降った。最近は温暖化が進んでそこまで寒くないはずなのだけど、どうなのか。冬に行ったことがない(スタッドレスではないので北上する自信がない)のでよくわからない。温泉街があるので行ってみたい気もするけれど、もう少し土地勘がついてからにしようと思う。

寒さの目安は、岡山空港より北か南かが目安だと聞いたことがある。

今住む場所は、岡山空港よりは南側。岡山駅郊外の住宅地に住んでいた時より、少し田舎で、少しだけ気温が低い。雪は降らないし、スタッドレスも要らないはず(と思う)。早朝出かける時は車の窓が凍ることがあるので、解氷スプレーはあったほうがいい。

寒波が来て、それなりに寒かった。雪はほとんど降らず、粉粒が一瞬、見えたレベルだった。暖房をつけずに車を運転したらハンドルを持つ手が寒かった。晴れていると、日差しが強くて車の中で顔が暑かった。足元は寒かった。

暖房は東京時代からずっとコタツのみ。エアコンの暖房は好きではないし、他の暖房器具は持ってないし、もったいない。今回の寒波はなんとかなったから、今のところ大丈夫だと思っている。一番寒い時期も大丈夫かはまだ不明。去年の家ではコタツだけで全然大丈夫だった。

家の中の寒さは、地域だけでなく家の作りにかなり左右されるので、参考にならないかもですが。

有料なもの

都会の場合、無料なものが多い。回り回ってどこかで負担しているのかもしれないれど、直接的には無料と感じるものが多い。道の整備も掃除もきめ細やかに、都や区が勝手にやってくれているから、それが当然な感じがする。

岡山だけではないと思うけれど、東京よりも地方の方が、お金に細かくてお金がかかることが多い気がする。

同じ国民健康保険なのに、東京では無料だった基本健診に自己負担がある。健診は受けないので自分には関係ないけれど、不思議。

公共サービスでも自腹が多い気がする。届いた書類を書いて提出する時の返信用封筒が入っていないことがある。公共施設の部屋代は、冷暖房費が別料金になっていることが多い。

ゴミは有料ゴミ袋で捨てる。有料ごみ袋生活に慣れてきたので、逆に、なぜ東京23区は無料なのか不思議になってきた。東京都でも23区外になると有料の市がある。

倉敷は無料。なのだけれど、倉敷市でも真備地区は有料なのだとか。同じ市でも違う地域があるなんてと思う。

水道電気ガスといったライフラインも、都市部にはもともとあるから自宅外の設備自体は無料な感じがする。でも、下水がないところに下水道を接続したら、受益者負担金がかかる。そういった、使う人が負担するもの、が存在する。

それ以外にも、「そこにもお金がかかるの?不思議」と思うものが存在する。

よく考えると何事にもお金がかかるのは当然で、逆に都会が至れり尽くせりなのだと思う。企業やお金持ちが多いので全体のお財布が大きくて、庶民が享受するもののコストパフォーマンスがいい感じがする。

畑の存在

畑を貸してもらっている。とてもありがたい。今まで藍だけを育てていたけれど、それだけでなく、果樹やハーブも育ててみたいと考え始めたら、楽しくなってきた。

昔、ベランダで野菜を育てた時、本当にうまく育たなくて、自分は植物を育てるのが下手だと思った。下手なのは変わらないかもしれないけれど、藍の育ち具合を比べると、地面で育てるほうが簡単だと思う。

畑の場合、牛ふんや鶏ふんが臭くてもいいし、米ぬかはセルフ精米機に行けば無料で手に入るし、雑草や野菜クズから堆肥を作ることもできるし、栄養のある土を作ることが、ベランダよりは簡単にできる。虫はいるけれど。

畑がある生活とない生活では、自分にとって生活の質がぜんぜん違う。借りることができてよかった。ありがたい。

なくなるもの

昔の案内地図を眺めていたら、以前まであって今は無いお店がたくさんあった。もちろんずっとあるお店もある。その違いは何だろう。

Googleマップで何年か前のストリートビューも見られようになった。同じテナントの昔と今の違いが興味深い。

今あるものが無くなることだってあるのだと思った。病院、学校、公共施設、交通機関、スーパー。なくなりませんように。あると思って期待していたものが無くなると大変なので、田舎側に住む人には要チェック事項だと思う。

都会でもスクラップ&ビルドで街は変わるけれど、ダイヤ改正で電車が削減されて通学に支障をきたす、なんてことは起きない。

情報入手

いろいろ検索していたら、市の会議録が出てきた。岡山弁で書かれていることもあるのが興味深い。

会議録検索システムはどの市も同じ形式らしく、キーワード検索ができる。気になることがあれば文言で検索すると現状や過去の経緯がわかるかもしれない。

例えば岡山市なら「岡山市 会議録」とGoogle検索すれば出てくる。


家の中にいることが多いので、たいしたことが書けていない気もしますが、移住したい人の参考になれば幸いです。

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