枯れたブルーベリーの復活

植木鉢に入れて水切れさせてしまったブルーベリーの木。秋に地植えに切り替えたものの、春になっても枝から新芽が芽吹かず、枯れてしまったと思っていました。
何もせず植えたまま放置していたのですが、5月になって地際から新しい葉っぱが出てきました。
枯れたブルーベリーの木の復活について書きます。
目次
ブルーベリー栽培歴
ブルーベリーの木を2個、長らく育てています。かなり前に東京のホームセンター(ビバホーム)で買ったラビットアイ系です。詳しい品種名は忘れました。
受粉して実が付きやすいように、ブルーベリーは1本ではなく2本植えるのがよいとのことで、2本。
鉢増しという作業も追肥もせず、「あまり実がとれないなあ」と思いながら、ベランダで育てていました。
途中から「紅葉した葉っぱで草木染めできる」ということに気がついて、実よりも紅葉した葉っぱの収穫に力を入れてました。

岡山市に引っ越したのが4年前。市民農園は果樹を植えるエリアと通常の畑エリアが分かれていて、通常の畑エリアだったので樹木は植えられず。そのままベランダで植木鉢状態で育てていました。
岡山市からさらに田舎側に引っ越したのが3年前。2年間かりた畑ではブルーベリーなら植えてもいいということで、畑に地植えして育てていました。あまり手をかけなかったものの、地植えにしたら実を収穫できるようになりました。


※前の畑での栽培記録はこちら→ ブルーベリー栽培(地植え)
枯れた原因
2023年秋に畑を移動することになり、ブルーベリーも古家の庭に移動しました。
移動前の畑での様子。


どこで何を育てるか決めてなくて、とりあえず、邪魔にならない場所へ植えることにしました。
その時、ブルーベリー2本のうち1本を、地面に埋まった素焼きの植木鉢を発見したので、ちょうどよいと思ってその中に植えました。
これが失敗でした。
この写真は2024年5月の様子。植木鉢に植えた状態です。茶色部分が地面に埋まった素焼きの植木鉢。この頃はまだ元気なのですが、その後暑い夏に水切れして枯れました。

植木鉢に入れたものの、感覚的には地植えした気分でいたので、日々水やりをすることを忘れました。植木鉢は水をあげないと水切れします。
植え直し
2024年の夏は藍しか育てていなくて、秋10月になって、ようやく藍が終わって一段落、野菜や果樹など保留していた植物に手を付け始めました。
果樹は畑脇の斜面に植えようと決めたので、ブルーベリーも斜面に植えることにしました。枯れてない部分があるかもしれないと思い、枯れた木も植えました。白くなった細い枝の木が、枯れたブルーベリーです。

左が枯れてないほうのブルーベリー。10月はまだ葉っぱが付いています。右が枯れたほうで葉っぱが皆無。

斜面の地面を掘って、植えただけ。ピートモスとか肥料とかは何も入れませんでした。ここで育つものを育てよう、育たなかったらあきらめる、という方針です。
根元から新芽
春になって、枯れてないほうの木は新芽が芽吹いて、4月に花が咲き始めました。

一方で、枯れた木は変化なし。新芽が出ず、枯れたのかも、と思いながら放置していました。
ブルーベリーは2個ないと実付きがよくないので、もう1本の木からの収穫を考えて、小さなブルーベリー苗木を買って近くに植えました。

5月になって、ふと枯れた木の根元を見て、新しい葉っぱが出ているのを発見。

根元の近景。根元部分の地面から新しい茎が出ていました。地面には雑草が多いので、目立つサイズになるまで新芽が出てきたことに気が付かずにいました。

枝は枯れても根っこは生きていたようです。目に見える地上部よりも、見えない根っこが重要なのだなあと実感。
あと、ブルーベリーに限らず、樹木は結構強いんだと思いました。抜かないでいると落ちた種からすぐ大きく育つ木があったり、勝手に植木鉢を壊して地植えになった木を発見したり。
葉っぱが付いただけなので今年は収穫できそうもありませんが、生きていてよかったです。来年は花芽が育ちますように。
ブルーベリーで思うこと
岡山は産直にブルーベリーが売っていて、新鮮だからかスーパーよりもずっとおいしいし、安いです。でも時々甘くないものもあって、当たり外れがあります。
ブルーベリー農園にブルーベリー狩りも行きたいのですが、収穫時期の夏が暑すぎて、どうしても行く気になれないのが難点です。
ベリー系の果樹を植えて、新鮮な実を食べるという野望もあります。鳥が多いので対策が必要かも。
紅葉した葉っぱから草木染めもできます。ブルーベリー紅葉染めの話はこちら→ 紅葉した葉で染める不思議

※家庭菜園初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。