ブルーベリー栽培(地植え)

ブルーベリーの新芽

ずっと植木鉢で育てていたラビットアイ系ブルーベリー2本。8年位前にホームセンターで苗木を買いました。

この冬に地植えに切り替えたので、その後の栽培記録を書きます。随時このページを更新します。

植木鉢での栽培状況

日当たりの悪いベランダで5年ほど育てていました。鉢サイズも変えず、土を入れ替えたのは1度だけ。花が咲いても受粉がうまくできず実も少なかったです。

ブルーベリーの枝葉

2021年2月に引っ越し運搬のために剪定をしました。栽培のためでなく、小さくするために広がった部分を切りました。

この写真はその時の剪定枝。新しい枝までカットしていて、成長を阻害したのかもしれません。

ブルーベリーの剪定枝

剪定枝は草木染めに使って、染物としての染まり具合はよかったです。その時の話はこちら→ ブルーベリーの剪定枝で紫っぽく染める

この剪定は植物的にはよくなかったようで、その後2年、ほとんど花も実もつかずでした。

地植えに切り替え

2022年12月中旬に植木鉢から地植えに変更しました。

地植えしたブルーベリー

植え付け前に考えたことは2点。

まず1つは、ピートモスや硫黄粉を入れるのか。ブルーベリーは酸性土を好むので、ブルーベリー用の培養土を買ったり、酸性になるピートモスを入れたりするのが普通です。

ベランダで植木鉢で育てる場合、その植物に合う土を買えばいいと思うのですが、畑で育てる時も同じようにすることに違和感を感じたというか、定期的に合う土を入れなくてはいけないのか?と疑問に思えてきました。

土は畑にある土にしよう、と決めました。長年どうしようもない環境に耐えてきたブルーベリーなので大丈夫かもしれないし、それで枯れてしまうなら、育てるのをあきらめようと思いました。

一般的な野菜は、苦土石灰などアルカリを入れて土を弱酸性にして育てます。そう考えると、石灰していない土はもっと酸性になっているはずで、それで耐えられるのでは?とも思いました。

もう1つ考えたことは、土の中の根が広がりすぎないように柵や布カバーをするか。

植える位置が畑の真ん中ではジャマなので、畑の端にしたのですが、穴を掘ってみたら土がかなり硬めでした。だからそんなに広がらないかも?と思って、柵やカバーをせずに植えることにしました。でも、後から考えると、土が硬くても植物の根は伸びる気がします。

元気がなくなる

地植えにしてから、ブルーベリーは一段と元気がなくなりました。

冬の間、畑の有機物、枯れ草や収穫後に残った枝葉、家で食べた野菜クズなど土に埋めて、コンポストみたいに土作りをしていました。

ブルーベリーの植え替え時も、多少離れていればいいと思って埋めた場所がありました。発酵が未熟なものを土の中に入れるとガスで根が傷むらしいので、ブルーベリーによくなかったかも、と後から思いました。

2023年1月中旬。元気がない気がしました。

酸性にすべきか、という考えが頭をよぎって検索。クエン酸水をまいて酸性にする、というのを1度だけ試しました。良くも悪くも効き目があったのかよくわかりませんでした。

2月中旬。枝先が黒く枯れている感じがしました。

枝が枯れたブルーベリー

2月下旬。枝先の枯れが気になります。元々そうだったのか、徐々に悪化しているのか、判別できませんでした。

枝が枯れたブルーベリー

2月から畑の野菜計画を立て始め、ブルーベリーをもっと水はけのよい位置に配置換えしようとも思ったのですが、やめました。

元気が無い時こそ何もせずに様子を見るべき、と何かに書いてあって、そうだなあと思ったからです。

春、元気になってきた

なのですが、3月上旬にまた違うことを試しました。「垂直仕立て栽培」というものを知って、やってみたくて、麻ひもで縛って、立ち枯れ部分をカットしました。

枝がバラバラなので全てを垂直にはできないけれど、できるだけまっすぐな枝が多くなるように縛りました。これでいいのかはわからないです。

縛った翌々日、花芽が膨らんできました。3月上旬で暖かくなってきたからだとは思いますが、枯れてなかったことにホッとしました。

3月中旬。花芽がさらに膨らんできました。

その後、以前使ったピートモスの残りを発見。せっかくなので、根本の表土に置きました。(家庭菜園は不耕起にすると決めたので、混ぜずに上に置きました)

ピートモス追加

3月下旬。葉の新芽も出てきました。

ブルーベリーの新芽

花が咲く

4月中旬。花の蕾が膨らんできました。この木のほうが大きめ。

ブルーベリーの花

こちらの木のほうが小ぶりです。

ブルーベリーの花

花の部分に、白いイモ虫を発見、駆除。

ブルーベリーの花に付いたイモムシ

枯れませんように。今年は少しでも実が食べられますように。鳥が多いので、実がつく頃はカバーをしようと思います。そろそろかも?

4月下旬、鳥よけ用にミシン糸を張りました。近くに棒を立てて、ブルーベリーの木2個一緒に、何周か囲いました。

4月下旬のブルーベリー

実ができた

5月中旬、実が膨らんできました。ベランダで育てていた時は、受粉できずに実にならずに終わる花が多かったのですが、畑だときちんと実になっています。

5月中旬のブルーベリー

近くに鳩が来ているのを見ました。狙われませんように。

5月中旬ブルーベリー

5月下旬、実がついてから色づくまでの期間はこんなに長いものだったっけ?と思う。

ブルーベリーの実熟す前
ブルーベリーの実熟す前

6月上旬。まだ色づかない。

6月上旬のブルーベリー

ブルーベリーの実を収穫

6月下旬、やっと紺色に熟した実を1つ発見。持ち帰って大切に食べました。甘くておいしかったです。

熟したブルーベリーの実

1週間後の7月初旬、色づいた実を数個とったら、酸っぱかったです。完熟まで待とうと反省。

ミシン糸を張った以降、ブルーベリーは何もせず放置した状態。垂直の縛り直しもしていません。梅雨で草がぼうぼうになってきた時は刈り取って、根本に敷きました。

ブルーベリーの草マルチ

随時更新して、記録していこうと思います。

※家庭菜園初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。