2025年8月27日(水)初心者向け草木染め体験ワークショップ開催報告(岡山)

初心者向け草木染め体験作品

初心者向け草木染めワークショップ2回目を開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。

タマネギとヤマモモを煮出して、ランチョンマット、ストール、巾着バッグ、生地を染めました。ひとつひとつ違う色合いになりました。

今回の参加者は初参加4名と参加2回目のリピーター2名。手芸好きな方、お花好きな方がインスタグラムを見て来てくださいました。

持ち帰った液や染料を使って、お家でも草木染めを楽しんでいただけたらと思います。

ワークショップの雰囲気

草木染めの基本的な説明に力を入れて、「はじめて草木染めをする人にもわかりやすい」をテーマに、時々、初心者の会を開催しています。

今回は玉ねぎの皮とヤマモモ(楊梅・山桃)の樹皮を染料にしました。

玉ねぎの皮は、家で食べる玉ねぎから少しずつ貯めていたものです。

ヤマモモの樹皮は市販のものです。何度も煮出すことができます。

ヤマモモ染料

染料はステンレス鍋で煮出しました。これはヤマモモ。

これは玉ねぎの皮。ブイヨンみたいなおいしい匂いがしました。

煮出した玉ねぎの皮

どちらも濃い染液がとれました。ヤマモモと玉ねぎの皮。玉ねぎのほうがやや赤みがある感じ?

ヤマモモ染液
タマネギ染液

煮ている間に布の準備をしました。下地染めすることで濃く染まるようになります。

下地染め

染液で染めていきます。

タマネギ染色作業

これもタマネギ染め。

タマネギ染色作業

タマネギ染液で染めた、途中の色。

タマネギ染め途中

ヤマモモ染液で染めた、途中の色。

ヤマモモ染め途中
ヤマモモ染め途中

媒染液を作って、媒染という作業をすることで発色や色止めをします。

こちらはタマネギ。アルミ媒染で明るい色に発色します。

タマネギ染めアルミ媒染作業

こちらはヤマモモ。

ヤマモモアルミ媒染作業

これもヤマモモですが、違う媒染で暗い色にしました。

ヤマモモ鉄媒染作業

もう一度染液で染めて、水洗いしました。

入れた模様を外しているところ。模様はうまく入ったかな?

模様を外す

染め上がり。木綿のランチョンマット、シルクストール3つ、木綿の巾着バッグ、綿麻生地。オレンジっぽさがあるのがタマネギ染めです。

初心者向け草木染め体験作品

母娘で参加した方もいました。色も形も違うけれど、おそろいのストールですね。

冷房の効いた室内で作業しました。煮出す鍋の近くは少し暑かったかも。ガス火ではなくIHでよかったです。

屋外での簡易体験を出店したことはありますが、通常のワークショップでのタマネギ染めは初めてでした。もっと薄い染液にしてもよかったかも。

薄い染液ではまた違った色合いに染まります。ぜひお家でも試してみてください。

次回のワークショップ

9月にもワークショップを開催します。参加者募集は8月末頃にします。

たぶん五倍子(ごばいし)染めをします。紫っぽさのある灰色に染まります。染め方のコツもおもしろくて、大好きな染料です。

大人がひとりでも気軽に参加できるワークショップにしていきたいです。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。