自家製沈殿藍のブドウ糖建てテスト(錠剤)
自分で作った沈殿藍のブドウ糖建てのテストをした時のことを書きます。沈殿藍自体がうまくできたか半信半疑で染めたのですが、青く染まりました。
沈殿藍を作った年、2021年にテストした内容です。3年前にテストした内容なのですが、ご参考まで。
青色を染めることはできたものの、干していると色が飛んでしまうこともあって、ブドウ糖を使った建染めがきちんとできたのかどうか、いまいち自信がありません。
目次
材料
- ドロドロした沈殿藍 60g
- ブドウ糖 6g
- 消石灰 6g
- 熱湯 600cc
- お酢 少々
沈殿藍は作成1回目の沈殿藍を使いました。青みがきちんとあってドロドロ。
ベランダで上澄みをとって濃縮している最中に、器を倒してこぼしちゃったものです。
消石灰は、海苔の乾燥剤が湿気を吸って膨らんでパンパンになったものを使いました。
ブドウ糖はドラッグストアに栄養補助食品として売っていたものを使いました。
ブドウ糖建てテスト
熱湯にドロドロ沈殿藍を入れて混ぜました。卓上IHを使っています。
石灰も入れて混ぜて、ブドウ糖も入れて混ぜて加熱すると、アクアクした黄色になりました。甘い匂いがします。
ちょっとさまして、液色は黄色飴色でした。黄色になれば還元しているのかな?と思います。
シルクはぎれを投入。入れたり出したり2回。
水洗いして青。
木綿さらしを投入。入れたり出したり5回くらい。
染めた後。シルク、木綿さらし、毛糸。毛糸は2回で濃いくらいの色になりました。
最後酢水で洗います。
加熱するからか、長く染めていると緑色が入りやすい感じがしました。
重ね染めテスト
アボカド染めに重ねたら紫色になるのか?もテストしました。
ピンクに染まっているアボカド染め。
2回ほど出し入れして、グレーっぽさのある藍色になりました。思っていた紫色にはなりませんでした。
染め終わり後の鍋の底に石灰が残っていました。
参考文献
ブドウ糖建てのやり方は、下記の本に載っています。
- 藍(あい) 地域資源を活かす生活工芸双書(農山漁村文化協会)
- 天然染料と出会いましょう~自然の美しい色彩とそのお話(著者:池谷昭三)
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