イチゴ栽培(家庭菜園で垂直仕立て風)

イチゴの垂直仕立て

家庭菜園初心者です。畑で露地栽培しているイチゴについて書きます。

家庭菜園の方針は、「不耕起(耕さない)&無肥料&ビニールマルチ無し(草マルチしたいけれど草が足りない)&できるだけ垂直仕立てにしたい」なのですが、そう思い始めたのが2月頃なので、イチゴ畝はその前に耕して鶏糞を入れています。

そのイチゴの栽培記録です。随時更新します。他の野菜はうまくいってない中、イチゴは垂直仕立ての恩恵を受けています。

イチゴの親株

ずっとワイルドストロベリーを育てていたのですが、ちょっとした手違いで2022年の春に本物のイチゴにすり替わりました。

当初2株あって、違う品種だったかと思います。ブランド名は忘れました。もしかしたらF1種かもしれません。写真は5月の様子。右端は、ついでに植えたニンニクです。

イチゴの苗

2022年は、畑の端っこにちょっと植えている、という状態でした。肥料は入れず、草マルチをしただけ。たまに米ぬかを少し草マルチにふりかけました。収穫は、気がついた時に何個かした程度でした。

ローズマリーとイチゴ

1年を過ごしているうちに親株は枯れました。ローズマリーが近すぎたせいですかね?

イチゴの移植

今育てているのは、そのランナーから増えた子株、孫株です。鶏糞を入れて耕したウネに10月に移植しました。

イチゴの苗

とても小さい株も含めて、全部で16株。南北方向に2列あります。

冬のイチゴの様子

12月上旬。肥料を入れて耕した部分だけ雑草が繁殖していて、イチゴ畝も雑草に包まれてました。

雑草の中のイチゴ

ホトケノザと思われる雑草にイチゴ株が埋もれていました。適当に草刈りしました。

雑草の中のイチゴ

12月中旬。冬の間についたお花は摘み取りました。

12月のイチゴ

1月上旬。赤い葉っぱが多いです。枯れた葉は取り除きました。

1月のイチゴ

イチゴの追肥

2月上旬。2畝あるうち、1畝だけ株間に鶏糞の追肥をしました。

2月のイチゴ

3月上旬。赤い葉っぱが目立ちます。取り除くべき?

3月のイチゴ

3月上旬。枯れた葉を取り除こうとして、裏にテントウ虫の卵を発見。せっかくなので卵付きの葉は放置しました。

イチゴにてんとう虫の卵

3月中旬。同じ畝の隣に大根を種まき。手前の草マルチが種まきした場所です。麻ヒモが写真に写ってますが、棒を立てて準備しただけ。まだ葉っぱが届かず、垂直仕立てにはしていません。

イチゴの畝

イチゴの垂直仕立て開始

3月下旬。暖かくなってきて、お花も増えてきました。摘花はやめました。まだ株が小さいですが、葉っぱの茎ができるだけ垂直になるように、2本のヒモではさみました。

ヒモで挟んだイチゴ

イチゴ畝は、2畝あって、冬に追肥しなかった畝だけを垂直仕立て栽培にすることにしました。

垂直仕立て栽培というのは、植物ホルモンを活性化させるために縛る、という農法で、ネットを見たり本を読んだりしながらチャレンジしています。

4月上旬。垂直栽培ではない畝の大きめのイチゴ株です。冬に一度だけ鶏糞を追肥したからか、元気な感じがしました。

イチゴの株4月

4月中旬。麻ヒモで縛っていた小さいイチゴの株に、アリが付いていると思って、ヒモをほどいたら、中心部に黒いアブラムシがいました。葉っぱにイモムシもいました。

苺についたアブラムシとイモムシ

虫は取り除いて、まだ株が小さいものはヒモは外すことにしました。

4月中旬。縛っているイチゴ株。元気そうです。

垂直仕立てチャレンジ中のイチゴ3月

直線に植えてなかったので、2本の麻ひもに挟み込めない場所のイチゴ株は、単独で麻紐を巻き付けました。

麻紐を巻き付けたイチゴ

縛ってないイチゴ株も、結構茎が上を向いている、と思いました。

普通栽培のイチゴ

4月中旬。お花に虫が来ていると思って写真を撮影。

紐で挟んだイチゴ

4月中旬。直線上になくて、うまく縛れてなかったイチゴ株を縛り直しました。

しばり直す前。

縛り直し前のイチゴ

しばり直した後。垂直になった気がします。重さは横に張った紐に持たれかけました。

縛り直した後のイチゴ

4月下旬。縛ってないほうのイチゴ株にテントウムシを発見。縛ってなくてもピンとしてて元気です。

イチゴの収穫開始

4月下旬、縛ったほうの株から、いびつな形のイチゴを1個初収穫。おいしかったです。

初収穫したイチゴ

4月下旬。ちょっと黒い部分や葉がうねっているイチゴ株。炭そ病?

イチゴの葉の変形
イチゴの葉が黒い部分

4月下旬。イチゴの実がなりだして重さを支えきれなくなったので、紐をもう1本追加して、下の紐を引っ張って支える形にしました。鳥よけにポリエステルミシン糸も張りました。写真に写っている太い紐が麻紐、細い紐がミシン糸です。ウネの右側は大根。

4月末。実が多くなってきて、支えきれずに土に付きそうで、縛り直したいです。

イチゴの実

紐の縛り直し

5月上旬。ランナーも伸びてきました。棒が低かったので、長い棒に変更。一度ほどいて縛り直したのですが、いろいろなものがからまり、ヒモをほどくのが大変でした。

縛り直す前。

縛り直す前のイチゴ

縛り直した後。ランナーも上からヒモで吊ってますが、なかなかピンとなりません。手前は大根で、こちらも垂直仕立てを始めたところです。

垂直栽培どうこう以前に、マルチングをしていないからイチゴの実が土につく、という問題を防ぐのに紐で支えるのが有用だと思いました。

なので、今まで縛ってなかったイチゴ畝も、2本の紐で挟んで支えることにしました。スッキリしました。

紐で支えたイチゴ

緑色の蜘蛛がいました。クモは基本的に益虫?よくわからないので放置。縛る作業をする時、葉っぱをよく見るので、その時に虫を発見しやすいです。

緑色の蜘蛛

5月上旬。葉っぱに鳥フンが落ちてました。実の被害はありませんでした。

イチゴの葉に鳥の糞

5月上旬。赤くなった実を収穫して食べました。おいしかったです。

実が赤くなったイチゴ
収穫したイチゴ

他の人のイチゴ畝と比べるとかなり株が小さい気がしますが、自宅で食べるだけなら、こんな感じでいいのかなと思います。

日々収穫と縛り直し

その4日後。重すぎて土についている実がありました。縛り直し。

いちごの垂直栽培

赤い実は収穫。いちごが好きなので、ちょこちょこ食べられるとうれしいです。

育てたイチゴの収穫

その3日後。

垂直仕立て風イチゴ畝

赤い実を収穫。

収穫したイチゴ

その3日後。5月中旬。病気になった実を発見。うどんこ病?隣をダイコンにしたのが失敗だったと思いました。

病気のイチゴの実
病気のイチゴの実

病気が出たらそのウネの土に埋めることに決めたので、イチゴの実も掘って埋めました。対抗菌が育ちますように。

病気でない実を収穫。

収穫したイチゴ

その2日後。病気が出たので、脇にネギを植えました。まだ小さいです。写真の右下のひょろっとしたものです。いろいろな野菜のコンパニオンプランツにしようと思ってネギを育てています。

イチゴ畝にネギ

収穫。

収穫したイチゴ

その翌日。

垂直栽培中のイチゴ

収穫。

収穫したイチゴ

3日後の収穫。

収穫したイチゴ

その3日後。実にならずに枯れた部分もある。

葉っぱに黒い部分があっても、赤い実はとれる。

垂直仕立て中のイチゴ

収穫。

収穫したイチゴ

その3日後の収穫。

収穫したイチゴ

その翌日の収穫。多少傷んでいても食べれるかと思って取っても、ダメなこともある。

収穫したイチゴ

ランナーも縛る

6月上旬。梅雨入りしている。ランナーが伸びてきて、縛り直し。

垂直栽培中のイチゴ

上にもヒモをはって、そこから伸びてきたランナーを吊るすようにしています。ランナーをどう縛るべきかはよくわからず。

ランナーの垂直仕立て

垂直に縛り直す時に、実が育ち中の茎を折ってしまいました。茎が硬いので無理に方向を変えようとすると折れます。早い時期に、こまめに縛り直すといいのかも。

折れた茎

その日の収穫。

収穫したイチゴ

その2日後の様子。一列目を横から見たところ。

垂直仕立てイチゴ畝1

もう1列の棒はランナーを吊るすには低すぎる感じです。

垂直仕立てイチゴ畝2

その4日後。ランナーにできた子株にもお花がついてました。

ランナーの子株についたイチゴの花

花びら6枚を発見。花びらが多いほうが育ちがいいそうで、今までは5枚の花が大半でした。

花びらが6枚のイチゴの花

枯れている実もあります。

枯れているイチゴの実

収穫。梅雨に入って畑に行かない日が増えて、時期が過ぎてダメになる実もあって、収穫は減少。

収穫した苺

その5日後。6月中旬。ランナーは伸びるし増えるので、縛り直しがちょこちょこ必要。

垂直栽培中のイチゴ

食べられたり、腐った実もいくつかありました。

だめになったイチゴの実

イチゴ畝にクサギが生えたのを発見。クサギの木は草木染めでは実で水色が染まる素敵な染料です。

イチゴ畝にできたクサギ

※クサギ染めの話はこちら→ クサギの実の採取とクサギ染めテスト

収穫。少ないです。

6月中旬に収穫したイチゴ

4日後の収穫。

収穫したイチゴ

その2日後。6月下旬。元気になっている感じがします。

6月下旬のイチゴ
元気なイチゴの実

収穫できたイチゴは少ないですが。

収穫したイチゴ

その3日後。実が増えている感じがします。

垂直仕立て中のイチゴ

空中の子株にも実ができていて、不思議な感じがします。

空中イチゴ

収穫。久々に多めに取れました。おいしかったです。

収穫したイチゴ

その4日後。6月下旬です。空中イチゴが2個色づきました。大きくて、食べたらおいしかったです。

垂直栽培中のイチゴ

下の方を見ると、枯れてちょっと病気っぽい?葉もあります。それでも全体的には元気で葉も大きく育っています。

イチゴの枯れた葉

収穫。たくさんとれました。

6月下旬収穫したイチゴ

第2期収穫期なのかな?来年用の子株、孫株作りはもう少し先になりそうです。

売り物にはならない感じの実ばかりですが、自分で食べるだけなのでいい感じ。もう少し収穫量を増やすのに、来年に向けてランナーで株を増やしたいです。

7月の収穫

7月初旬。間を開けて畑に行ったら、腐った実が多かったです。ぎりぎり食べられる実もドロっとしていました。(写真はブルーベリーが少し入っています)

7月初旬収穫したイチゴ

翌日、小麦を収穫したので、イチゴの根本に敷きわらをしました。

イチゴ畝に敷き藁

その4日後の7月上旬。

7月上旬のイチゴ

収穫分。

7月上旬収穫したイチゴ

7月中旬の収穫。

7月中旬収穫したイチゴ

その2日後の収穫。虫に食べられて穴開きだったり、小さかったり。

7月中旬収穫したイチゴ2

さらに2日後のイチゴの様子。

7月中旬のイチゴ

同じ日の様子。

7月中旬のイチゴ2

その日に収穫したイチゴ。写真にブルーベリーが少し入っています。

7月中旬収穫したイチゴ3

その2日後、7月中旬。枯れた葉っぱもありつつ、実もついています。

その日の収穫。

7月中旬収穫したイチゴ4

その2日後。7月下旬に収穫したイチゴ。

7月下旬収穫したイチゴ

その翌日の収穫。

7月下旬収穫したイチゴ2

その2日後の収穫。

7月下旬収穫したイチゴ3

食べられない実もあります。

だめになったイチゴの実

夏に枯れる

枯れた株を発見。梅雨開けして乾いてきました。雨頼りで水やりはしていません。

枯れたイチゴの株

7月下旬のイチゴの様子。まだ花が咲いています。

7月下旬のイチゴの畝

その日の収穫。

7月下旬のイチゴとブルーベリー

その翌日の収穫。

7月下旬のイチゴとブルーベリー2

8月上旬。ランナーをポットで受けて苗作りしようとして失敗しました。夏場なので暑くて水切れになり苗か枯れて根付かず。

8月上旬のイチゴ畝

8月下旬。まだ実がついていました。

8月下旬のイチゴ

その日の収穫。

8月下旬の収穫

しかしながら酷暑で親株も子株も孫株もほぼ全滅。勝手に地面に根付いていた一株だけ生き残りました。

10月。その生き残り株。畑を移動するので植木鉢に移動しました。

生き残ったイチゴ株

2023年のイチゴ栽培はこれで終了。2024年はそのまま植木鉢で翌年につなぐだけ、株だけ増やす予定です。

※家庭菜園初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。