市販品の型を取って手作り帽子作り(草木染め)

長年好きだった帽子が使いすぎてボロボロになり、自分で布地を変えてリメイクしたのが2024年の春。
作業する時に日々使う重要な帽子です。最近染め直したばかりなのに紛失してしまい、急きょ作り直しました。
市販品から型紙をとったこと、部品なしでも結構形になったことを書きます。
目次
部品なしで作り直した帽子
市販品とだいたい同じ形になりました。ムラもある淡ピンク。オックスフォード生地でウメノキゴケ染め。

内側。頭部は薄地シルクで五倍子染め(たぶん羽二重)。おでこ周りはオックスフォード生地(びわ染め)。

※ウメノキゴケ染めの話はこちら→ ウメノキゴケのアンモニア発酵で紫色を染める
※五倍子染めの話はこちら→ I love 五倍子(ごばいし)
ツバとベルトの中には接着芯を入れました。薄手で硬い接着芯、ダンレーヌSX-3があったので、それをツバとベルト部分に入れました。触れるところが全部天然繊維だとここちよいです。
草木染めをしたくて染めた、中途半端な量のハギレがたくさんあって、それを使って裁断。うっすら横ボーダー3本、色ムラがあります。

必要な部品をカットします。例えば頭部部分は同じ形を裏表6枚ずつ。

部品を縫い合わせて形にします。解体した時と逆手順で組み立てます。

解体をして型紙を取れれば、部品がなくても帽子作れるかも、と思いました。実際の使い心地は、今後使いながら検証します。
型取り既製品の解体
解体前の帽子
2022年11月現在の市販品の帽子。すでにボロボロで、ツバの先の生地がはがれてギザギザです。

帽子の内側。白い部分は自分で上から縫い付けたシルク布。顔周りに化繊が当たるのが苦手なのでカバーしてました。

その後、五倍子で染め直して使っていました。紫がかった灰色になります。

帽子の解体
これを、2024年春に解体して布を変えることにしました。解体して、布だけ変えて逆手順で組み立てる作戦なので、手順をメモしながら写真もとりながら。
まず、内側の黒いベルトを外しました。ステッチを外して、地縫い部分を外しました。


次に、後ろ中心の折りたたみ留めてある部分を外しました。

裏から見たところ。

外した後。

次に、ツバを外しました。

ツバを外した後は、頭部の円形部分(三角6枚がつながった部分)と、おでこの布が、表裏一緒に縫い合わせてあります。

裏のおでこ布を持ち上げたところ。メッシュのおでこ布の裏側と、表地のおでこ布の裏側が見えています。メッシュおでこ布、メッシュ円形、表円形、表おでこ布の順番。

表おでこ布だけ先に外したところ。他の3つは一緒に縫われてました。

部品に解体完了。おもったより単純な部品でした。アイロンをかけて、紙に形を写して型紙にしました。

布を変えてリメイク
裏の編地やベルトは使い回すことにして、表地はダブルガーゼ生地(びわ染め)に変え、接着芯ダンレーヌSX-3をツバに入れました。

解体時の逆方向に、組み立てを進めました。
できあがり。てちょっと硬いかも?と思いましたが使う→洗うを繰り返すうちになじみました。

その後、染め直しました。セイヨウアカネ染め(残液・鉄)です。そして紛失しました。

帽子について思うこと
- 髪の毛をまとめて入れても頭が入るし、風で飛びにくいし、この形が好き(キャスケット?クロッシェ?)
- 型さえあれば、思ったより簡単に作れそう
- 中途半端なハギレを活用したい(特にシルク)
- もう1個コピーしたい帽子があって、解体せずに作ってみたい
- 針金みたいなツバの先にいれる芯?がほしい
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