小麦栽培(家庭菜園でスペルト小麦)→失敗

4月中旬のスペルト小麦

スペルト小麦の種をメルカリで買い、秋11月に種まきして育てています。メルカリで300円で買った種10gで、1列分だけ。

初夏に小麦粉にしてパンを作ってみたいという夢があります。さて、育つでしょうか。

結果、穂まで育ったのですが、小麦はカビていると食中毒になると知り、自分が育てた穂がカビてるのかカビてないのか判断ができず、食べる自信がなくなりました。

晩秋に種まき

秋、緑肥にライ麦でもまくべき?と頭をよぎった際、麦なら小麦でパンを作ってみたい、と衝動的に思ってしまい、スペルト小麦の種まきをすることにしました。

「小麦の種は農協で手に入れる」とあったけれど、よくわからないのでメルカリで購入。古代小麦、スペルト小麦の種が売っていたのでそれを買いました。

スペルト小麦の種

11月に種まきできる野菜が少なくて、何か蒔きたいと思ったら小麦だった、というのもあります。

11月の上旬に種まき1列分、5メートル位?10cm間隔で点まきしました。(筋まきと書いてたけれど点まきだった。訂正。)11月後半には小さな芽が出ていました。

スペルト小麦の畝
スペルト小麦の芽

追記:土作り

土作りのことを書き忘れていました。夏は藍を育てた場所です。小麦の種まきの前に土を掘って、下のほうに収穫後のさつまいもの芋がらや枯れ草、枯れ枝などを入れて土をのせました。春まで寝かせるべきなのですが、そのまま直後に使い始めました。

畝の位置によって小麦の成長、高さに差が出てきたので、もしかしたら土に入れた中身が場所場所で違うからかもしれません。

スペルト小麦の成長記録

冬の小麦

12月上旬。

12月上旬のスペルト小麦
12月上旬のスペルト小麦

12月中旬。麦踏みした数日後。麦踏みは長靴で踏みつけました。ガンガン踏みつけていいらしいです。

スペルト小麦の麦踏み
スペルト小麦麦踏み

12月下旬。成長が遅い感じがしました。

12月下旬のスペルト小麦

1月中旬。再び麦ふみした。

1月下旬。小麦よりも雑草が成長中。(後から思うと、この時期に小麦付近の除草をすればよかった気がする)

1月下旬のスペルト小麦

2月中旬。雑草が成長中。放置。

2月中旬のスペルト小麦

早春のてんとう虫

春になって小麦の周りにテントウ虫を見かけるようになりました。

小麦とてんとう虫

テントウ虫の卵まで見ることができました。この卵なに?と思って調べたらてんとう虫のでした。たくさん育ちますように。

緑が少なくなった切替時期の畑で、青々した小麦ゾーンがあってよかったです。写真の奥が小麦、手前はかろうじて残っている菜花。

早春の家庭菜園

春の小麦

3月上旬。葉っぱが伸び始めてきた。てんとう虫も見かけるようになった。もう踏めないかも。

3月上旬のスペルト小麦
小麦の畝にてんとう虫

3月上旬。葉っぱに点々を発見。

3月上旬。うねの東側の雑草(ホトケノザ)が成長。

3月中旬。東側の雑草は青々していて、西側はお花だけなのが不思議。どちらも同じ、ホトケノザだと思う。

風通しが悪いのもよくないかと思い、東側を中心に、少しずつ小麦の近くを草刈り。草の根本付近をカット。小麦を切らないように、雑草だけ切るのがむずかしい。

3月中旬。デコボコした葉っぱを発見。成長著しい時になる現象で問題なし?

脇の草を刈ると、その分、上に伸びる支えが無くなる感じがした。刈った部分と刈らない部分でどちらがいいか観察することにした。

草刈りした部分としない部分

3月下旬。数日経ってみると、草を刈った方がのびのびしている様子。ちょこちょこ刈って、種まき時の草マルチに使うことにした。

小麦の内側で生えた草を刈るのがむずかしい。小麦のほうが強いと思っていたけれど、ホトケノザも負けてない感じがする。初期段階で取っておけばよかった。

内側まで入り込んだ草

小麦はしっかり立たせるために土寄せもするらしい。どうするか検討中。

3月下旬。だいぶ草刈りが進んだ。刈った草は敷き草にしています。

3月下旬の小麦

4月上旬。だんだんと成長中。

4月上旬の小麦

4月中旬。葉がピンと上に向かって伸びてきました。

4月中旬のスペルト小麦

高いもので高さ90cm位。

小麦の高さ計測

4月中旬。節みたいな部分がありました。雑草みたいに見えます。

小麦の節

4月下旬。横から見たところ。下の方が黄色いです。結局、土寄せはしていません(できる気がしなくて)

4月下旬のスペルト小麦

葉っぱの色が薄く斑点になった部分がありました。

虫発見。カミキリムシ?

小麦に付いた虫

小麦は湿度に弱い?今年は3月も4月も雨の日が多いことが気になります。

小麦の出穂

よく考えたら、穂が出る時期のはず。穂が出る気配がありません。元気そうに見えるのに、なぜなんだろう。

穂がない小麦

5月初旬、もうダメかも、と思っていた矢先、一番高さがある小麦から穂が出てきました。葉っぱの中にあったみたいです。

スペルト小麦の出穂

変な位置というか、葉っぱの一番上じゃなくて、節の下から出てきました。

5月中旬、鳥よけにミシン糸を張ってみました。白いのがミシン糸です。

鳥よけミシン糸

穂は緑色。

スペルト小麦の青い穂

その数日後、スペルト小麦はおいしいらしい、ときいて、鳥よけネットで守ることにしました。もっと穂が黄色になってから、空間にゆとりのある張り方にすべきだった、と後から思いました。

小麦の鳥よけネット

カビ問題

5月29日頃に梅雨入り。6月上旬、黒くカビてる穂を発見。取り除きました。ネットが穂にかぶさって阻害している感じもしたので、鳥よけネットも撤去しました。

黒くなった小麦の穂

ほぐして中を見ましたが、実がまだできてなさそうでした。

取った小麦の穂

赤カビ病になると食べられないのですが、カビがついているのか判別できず、元気に育っているという感じもあまりなく、自信なし。黄色に赤が混じった色合いになっているような気もします。

スペルと小麦

正常に育ったスペルト小麦を実際に見たことがないので、これでいいのか判断ができません。

赤カビ病の小麦、という画像を見ると、ちょっと黄色赤みたいな色になっていて、似ているといえば似ています。

カビ毒に汚染されても外観で判別ができない場合もあるらしく、「適期に予防的に殺菌剤を散布し、菌の感染を防止、抑制する」というのが正しい生産方法のようです。食用販売されるものならカビ毒検査を突破しているはずなので安心。

赤カビについて調べると、結構怖いことが書いてあって、

ということで、なんだか不安になってしまい、食用はあきらめようと決めました。

麦についた虫を発見。カメムシも見かけます。

麦に付いた虫

6月中旬。黄色くなってきましたが、一部まだ緑色っぽい穂もあります。

6月中旬のスペルト小麦

6月下旬、麦についたカメムシ。

スペルト小麦とカメムシ

スペルト小麦の収穫

6月下旬、カビのことを考えたらやる気が無くなり放置していたのですが、もう刈り取りできそうな状態。

収穫時の小麦の穂

麦は田植えの前に収穫するのが普通、ということを聞いたので、刈り取りすべき時期が来ているようです。

6月下旬と7月上旬、晴れた日に刈り取りしました。根本から刈って茎ごと吊り下げて干すのが普通ですが、そこまで雨除けできる場所の準備ができてないため、穂だけ刈り取りってアミに入れて干すことにしました。

カビっぽく黒くなった穂もあって、ほぐすと横に赤みが見えました。これが赤カビなのかも私には判別できず。

よく育って健康そうなものをほぐしてみると、健康そうに見えるのだけれど。これが健康なのかも判別できず。

小麦の穂と麦粒

知識がなさすぎて、自分で作った小麦をパンにして食べるというチャレンジは断念。麦穂は乾燥中ですが、そのまま畑に戻すしかないのか、使い道に悩みます。来年用の種にはできると思いますが、来年育てるかどうかも悩みます。

穂を取った後は、茎=麦わらが残りました。

小麦の茎

麦わらは、イチゴの敷きわらに活用することにしました。わらマルチ、というものにひかれていたので。麦わらは、よく乾かせば手芸素材としても活用できるらしいです。

イチゴの敷き藁

スペルト小麦の栽培記録はこれにて終了。今後、何か補足があれば追記します。

※家庭菜園初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。