山際の古家。蛇口からバッタみたいな虫事件

古家を使い始めて、田舎に慣れない自分がびっくりしたことは色々あるのですが、その中でもトップ3に入る事件について書きます。
水道使おうとして蛇口をひねったら、バッタみたいな虫が何匹も落ちてきたんです。
古家を使い始めた頃、2023年6月の話です。
蛇口から緑色の虫
6月下旬、古家を使い始めてから1ヶ月後のことです。
屋外にある水道の蛇口を使おうと思ってひねったら、バッタみたいな緑色の虫が何匹も出てきました。しかも微動だにせず、死んでるみたいな状態。ワラみたいな枯れ草も一緒に出てきました。
蛇口の真下の写真です。

今まで使ってなくて初めて使った、という訳ではなく、使う頻度は低いものの、普通に水が出ていた水道です。
ただ、よくよく思い出すと、当初、蛇口の口を塞ぐようにテープで止めてあった蛇口です。それをはがしたのは案内してくれた不動産屋さんで、なんだろう?使えますよ、と剥がしたのだと記憶しています。
一番初めに頭をよぎったのは、水道の給水管のトラブル。どこか奥で壊れて、そこから虫が入り込んだのでは?という恐怖です。水道工事はかなりお金がかかるので怖いです。
でも、一度虫やワラみたいな枯れ草が出た後は、普通に水が出てきます。管の奥のほうが詰まっている感じはありませんでした。
なんだろう?と思いつつ、水道は使えるのでそのままにしました。
そして2日後、再度同じことが起きました。落ちたの虫や枯れ草はそのまま放置していたのですが、それが消えていて、再び蛇口の中に詰まっていました。

どうやら給水管の奥から流れてきたのではなくて、蛇口から入り込んだようです。この緑の虫は、なんのために水道管に入り込むのだろう?と疑問に思いました。しかも微動だにせず。

原因調査と対策
見た目から調べると、たぶん、ウマオイムシという虫です。キリギリス科の昆虫。ウマオイムシの生態を調べても、当てはまるものがありませんでした。
いろいろ調べてみて、蜂のシワザかもしれない、と思い至りました。
竹筒など管の中に巣を作るハチがいます。卵と一緒に幼虫のエサになる虫を管の中に入れるのですが、エサにする虫を毒で仮死状態にして鮮度を保ちます。それだ!と思いました。
この種類のハチは、スズメバチやアシナガバチみたいな人間にとって怖いハチではないですが、ちょっと迷惑。
普通は蛇口の中にギザギザ(整流板)が付いていますが、古いからか外れたのか、それがなくて、入れやすかったのだと思います。
とりあえず、養生テープをして、蛇口をふさぎました。

このままだと水道が使いにくいので、後日、蛇口の先に簡易浄水器をはめました。押し込むだけで取り付けられて、水流がシャワーにもなります。

この水道、今現在は散水ノズル用のホースをつないでいます。
ということで、蛇口から虫びっくり事件について書いてみました。
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