糸通しの使い方
糸通しを考えた人って、すごいと思います。簡単に針に糸を通す方法、糸通しの使い方と、その活用方法について書きます。
目次
糸通しの手順
針の穴に、糸通しのダイヤ型の針金部分をまるごと差し込む。
糸通しのダイヤ型の穴の中に、糸を入れる。
糸通しを引き抜くと、糸も一緒に針穴を通る。
糸から糸通しをはずす。できあがり。
糸通しは100均にある
糸通しは、100円ショップにも売っています。ダイソーでもセリアでもキャンドゥでも売っています。
私が100均で買ったセットには、3種類も入っていました。絹針用と木綿針用とミシン針用の3種類に分かれています。
ミシン針用がやや針金が太目で、しっかりした感じはあります。でも、シルクと木綿は同じに見えます。シルクの方が細いような気もしますが、見間違いかもしれないレベルです。
何が違うのかは不明。木綿用を主に使って、壊れたらミシン用を使って、さらに壊れたらシルク用を使うことになると思います。
簡易的な針と糸のセットにも、たまに糸通しが付いていたりするので、100均といえども買い直すのはもったいない感じもします。
糸通しを使う場面:糸端を隠す
洋裁をしていると、ミシン糸の処理で、表にほんの少し残った糸を隠したい時があります。
表地にミシン糸の切れ端が残ってしまった時、それを裏側に持っていくのに使っています。
糸の端が1センチしか残っていない時でも、糸がボロボロになっていても、糸通しとピンセットがあればなんとかなります。
まず針を布に深く挿してから、糸通しを針穴に入れて、ピンセットで糸をつまんで糸通しに糸を通せば、針に糸を入れることができるので、裏側に糸端を持っていくことができます。
糸通しを使う場面:縫い目に糸をからめる
裏に残った短い糸端を、切らないで縫い目にからめたい時。針を縫い目に9分目まで差し込んでから、針穴に糸通しを通して、糸通しの穴に短い糸を入れ、糸を通します。それから針を進めれば、縫い目に短い糸が通ります。
手動で針に糸を通すコツ
糸通しが無い時は、なんとか自力で針に糸を通します。
- よく切れるハサミで糸先を切って、整える。
- できたら斜めに切って、先をとがらせると入れやすい。
- 糸のヨリが崩れて、先が分かれてしまっていると通りにくいので、糸を水で濡らしてまとめる。
- 針穴の大きい針を選ぶ。
糸通しの横顔の女性
糸通しは、英語でNeedle threader。
横顔の女性は、女王様かと思っていたのですが、「たぶん、ギリシャ神話のアリアドネだろう」と英語版のウィキペディアには書いてありました。
誰でもない説もあり、諸説あるようです。たしかに女王様にしてはシンプルな感じもします。
糸通しについて思うこと
- 考えた人が偉いと思う
- 糸の処理をする時に重宝しているので、ないと困る
- まだ老眼ではないのだけれど、老眼になったらもっと重宝しそう
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。