紺屋めぐりで友禅染め体験

紺屋めぐりの2週目、土曜日の午後に、手書き友禅体験(色さし)に参加しました。

場所は、神楽坂の坂の上あたりの住宅街の中にある「藤彩染色工房」。la kaguの近くです。

予約は電子メールでしました。2日前にメールを送るとすぐに簡潔にお返事があり、予約完了。

色さしを体験してみて、「濃淡をつけて塗ること」や「はみ出ないように気をつかって塗ること」が自分の性格にあってないことを実感しました。

体験する工程は色さし

フクサの大きさ(大判のハンカチ程度の大きさ)の絹生地に、下絵と糸目・地入れはすでに準備されていて、体験では色さしをします。

糸目済みの絹生地

体験費は4000円でした。

色つけ後に、蒸したり、洗ったりする工程も工房の方におまかせして、作品は後日郵送されます。

図がらは、数種類の和テイストの中から選ぶことができて、私はアジサイを選びました。和風な絵で絹の布なので、着物を着ない人(私)には使い道がないものかもしれません。

時間は2時間程度でしたが、アジサイは塗る部分が多くて、時間内に終わらない気がして後半あせりました。

私が参加した時は、もう1人女性が参加して、計2名でした。その方は、太鼓などの縁起物の小さい絵がいくつか入った、比較的塗る部分が少ない図柄を選んでいました。

作業場は、おうちにおじゃましたかのような雰囲気でした。

色を作って、一筆に一色

インクをお皿にたらして、色を混ぜて思った色を作っていくのですが、青と赤を混ぜて紫になるわけではないそうで、紫は紫のインクがありました。

インクで色を作るお皿

スポイトで水を入れて薄め色にしていきます。

水分が多いとにじんで、塗るべき枠線(いとめ)からはみ出ます。そんな時は、糊みたいな透明の液体を入れて調整すると、とろみがでて滲まなくなります。(上の写真の右側の透明の容器)

下の写真の、右側の白いお皿に入っているのがゴフンです。ゴフンをまぜると、まったりした色になります。

色を塗ったあとに、上にゴフンを置いたりする使い方もできます。

筆は使いまわさず、1色につき筆を1本使うので、何本も使います。同じ色でも、薄めたら薄めた用の筆を使います。

筆と胡粉

濃淡をつけて塗る

薄い色から塗っていきます。私は薄いピンクから塗りました。

友禅色つけ絹生地

薄いピンク、それより少し濃い目のピンク、そこに水分があるうちにゴフンをのせて。青っぽい色も入れて、なんとか花部分に色を入れたところです。

「こうしたらどうなるかな」と試したい気持ちが抑えきれず、とっちらかった色になっています。

色が糸目からはみ出る

後半、葉っぱ部分を塗ったのですが、枠線の糸目から、緑色がかなりはみ出てしまっています。はみ出た場合の出来上がりがどうなるのか、気になるところ。後日郵送されるのを待ちます。

糸目からはみ出る

葉っぱの返った、裏の葉色は、本当は薄い色にするべきなのですが、同じ濃い緑で塗ってしまいました。

工房の方に「これは小学生が体験したものだよ」と見せてもらった作品も、枠から色がはみ出ていて、なんだか自分と近いものを感じました。性格が表れている気がします。

友禅染め体験をして思ったこと

  • 色さしよりも、自分で下絵を描いて、糊で糸目を引いてみたい
  • グラデーションで濃淡をつけるよりも、マットに色を載せたい
  • 図柄が自分の好みではなかったのが残念。使えるものでないと、体験費4000円を高く感じた
  • 体験もできて、プラス日常的に使える何かが手に入る、というワークショップをいつか主催したい

一週間後に届いた作品

できあがった作品は、1週間後に届きました。

友禅染め体験で出来上がった作品

布の右端の色は、色を作る際にテスト的につけた色です。

糸目(絵の線)から色がはみ出た部分は、金で修正してもらっています。体験のときにもそういう説明があったけれど、手間だったろうなと思いました。

金での修正部分

糸目の部分は、生地の色にならないんですね。不思議。

この布の用途は、絵画のようにガクに入れて飾るもの。趣味の方向性が違うので、その用途で使うのは難しそうです。

大きさはフクサの大きさですが、フクサにするには布の端を処理しなくてはならない感じです。

でも、あくまで染物の体験をすることが目的だったので、作品については試作ということで、これでよしとします。