墨流し染め体験でマーブリングなハンカチを染めました

高田馬場の染色工房「染の高孝」で、墨流し染め体験をしてきました。

2週間ある紺屋めぐりの、第2週目の金曜日。

なかなか普段は入ることができない染色工房を見学・染物体験できる年1回のイベントなので、知らないものを体験したい、と思って墨流しをすることにしました。

先週の紺屋めぐりは、ツアー参加だったので、ネットからツアーにだけ予約すればよかったのですが、今回は個人的に行くので、工房に電話して体験の予約をしました。

一日前の予約でしたが、平日だったからかまだ空きがありました。

ハンカチで体験費2000円。できた作品は乾かされて後日郵送になります。

お着物姿で見学にきている方や、外国人観光客らしき体験者も工房でお見かけしました。

墨流しの作品はカラフル

お店に行くまで、墨流しだから黒なのかな?と勝手に思っていたのですが、見せていただいた作品(着物やゆかた地の反物)は、とてもカラフルでした。

墨流し染めの反物

ピーコック柄(くじゃくの羽の模様)もありました。綿のゆかた地でかるい感じです。写真はぼやけてますが、もっと鮮やかな色あいです。

ピーコック柄の反物

西洋でいうマーブリングで、トルコやヨーロッパにもシルクロードで通じる技法だとか。なるほど。

日本では、越前和紙で、紙を墨流し染めするのが有名とのこと。

お手本を見せてもらう

女性のお店の方(お弟子さん)が、まずはお手本をみせてくれました。筆で顔料を落とす方法や、棒でぐるぐる混ぜて模様にしていく方法など。

見ていると簡単そうなのに、どうすればそうなるのか、理屈を理解するのがむずかしいです。

写真は、お手本でインクを落としたところ。これだけでも、水滴のような、庭石みたいな図柄で素敵です。

墨流し染めのお手本

その後、まぜていく技法を見せていただいた後です。

かき混ぜた見本

白っぽいインクを入れると、生地の地の色になります。白をチラッと落としてハートっぽくするのも見せていただきました。

あと、ピーコック柄を作る時は、このトンボみたいな形の道具を使います。

ピーコック柄用の道具

水面にインクを落として模様づくりに挑戦

絵の具みたいな顔料から、私は紫色と青を選びました。入れすぎると収集がつかなくなる気がして2色にしました。

墨流し用のインク

まずは、水面にインクを配置。思ったとおりの場所にインクが落ちません。

細かくインクを落とすこともむずかしくて、なんだか丸が大きいです。同じ色を同じ場所に落とすと、くっついて大きくなっていきます。

墨流し体験

棒先にてろっとした紐がついたもので水面をなでて、模様を作っていきます。

混ぜているところ

キャンバスの右側だけ、白を入れて混ぜてみました。

混ぜ終えたところ

ハンカチは正方形でキャンバスより小さいので、好きな箇所を選んで布を配置。さっと写し取ります。この作業はお店の方にしてもらいました。

布に写し取るところ

思ったより水色部分が多い感じになりました。もっと白を入れればよかったかもしれません。

色が写ったハンカチ

写し取ったところは、インクが消えています。

インクが消えたところ

草木染めの作品

草木染めに興味があることをお伝えしたら、草木染めの作品も見せていただくことができました。

トチノミの染物。生地に絞りが入っていて、そこに筆書きで染色されています。草木染めでも筆書きができることをはじめて知りました。

トチノキ染めの反物

フタバアオイ。ちょっと写真がぼやけてしまいました。黄色系の色あいです。
フタバアオイ染めの反物

染の高孝さん

高田馬場駅から5~10分ほど。ちょっと入り組んだ住宅街の路地中にあるお店は、のれん上のアケビがいい感じでした。

染の高孝の外観

イチジクの木もあって、ハクビシンが食べに来ることもあるそうです。ハクビシンといえば、私も小石川植物園の近くで1回だけ見たことがあります。

気さくなお店で、番頭さんと女性のお弟子さんにいろいろ教えてもらうことができました。話しやすかったです。

その後、郵送で届いた作品

作ったハンカチが、2週間後にできあがって郵便で届きました。

大判サイズのハンカチです。たぶん綿素材で、しっかりした感じで使いやすそう。

マーブリングなハンカチ大判

折りたたむとこんな感じです。

ハンカチを折りたたんだところ

やっぱり、もう少し白地部分を増やしたほうが、さわやかな感じになったかも。

水色に紫をチョイスしましたが、この色の組み合わせってサイケっぽいような、違うような、そのわりにパンチがなくて中途半端な印象です。

でも、今回、墨流し体験ができて楽しかったので、機会があったら、ぜひ来年の紺屋めぐりでおためしください。