家庭菜園の日陰で育てたイチゴ栽培2025

前の畑で育てていたイチゴは猛暑に枯らしてしまい、今年はホームセンターで買った苗2個を育てています。
9月末に地面に植え付けして、5月から実が付いたものの、自分よりも先に何かが食べてしまい、ほとんど収穫できませんでした。
上の写真は7月上旬のイチゴ「よつぼし」。やっと無傷で食べられました。四季成りイチゴなので収穫期間が長いです。ランナーも結構生えてきて、来年に向けて株を増やせそうです。
イチゴの栽培記録を書きます。
目次
前回イチゴを育てて思ったこと
日当たりのよい前の畑で、イチゴを育てて思ったこと。
- 植物を育てるのが得意ではない自分でも、イチゴは育てやすい。
- 垂直栽培するとランナーを上に縛るので、暑くなってからランナーを苗ポットに誘引して子株親株を増やそうとしたら枯らしてしまった。
- もらった苗が四季成りいちごだったのか?収穫時期が長かったのがうれしかった
※前回の栽培記録はこちら→ イチゴ栽培(家庭菜園で垂直仕立て風)
苗の購入
前の畑で育てていたイチゴを枯らしてしまったので、一からやり直し。ホームセンターで新たに苗を買いました。苗を購入したのは2024年9月末です。
「ジャンボ」と「よつぼし」と書かれた品種を1つずつ買いました。

「ジャンボ」は大粒という意味かと思います。品種名ではないのかも。「よつぼし」は四季成りイチゴなので収穫時期が長いはず。
イチゴの場合はランナー(長く伸びる茎みたいなやつ)で株を増やしていくので、採種しません。なので固定種とか気にしなくても株を増やすことができる点がうれしいです。
植える場所
前の畑で夏場に枯らしたことを踏まえて、イチゴは家庭菜園の北側エリア、夏は日陰になる場所に植えました。
左がジャンボで、右がよつぼしです。2024年9月末、買った苗を植えました。

深く考えずに地面にそのまま植えてしまいましたが、畝立てすればよかったと後から反省。2025年はこの2つだけなので、来年2026年は畝で育てようと思います。
不耕起無肥料を目指しているので元肥は入れませんが、前作の藍を育てる前には鶏糞や牛糞などを入れたので、肥料分は残っているかも。
秋のイチゴの様子
10月下旬、まだまだ暑くて、イチゴの間にある前作の藍が育ってしまい、イチゴは押され気味でした。

11月上旬、雑草に包まれてました。このエリアの雑草はカタバミが多いです。

草刈りしていたら、よつぼしからランナーが伸びているのを発見。そのままにしました。

草刈りしてスッキリした後。

冬のイチゴの様子
1月初旬。写真をよく見ると、右側(よつぼし)の園芸ラベルの左横も、イチゴの葉っぱがあります。秋に伸びたランナーから子株ができました。

1月下旬。左側ジャンボの黄色くなった葉を取りました。

2月上旬。寒くて、葉っぱに粉雪が付いています。

2月下旬、寒波が来ました。赤い葉っぱもありますが、冬はこんな感じかと思います。この寒さでミカンとレモンは葉っぱが傷んでしまったので、それに比べるとイチゴは寒さに強いのかも。

春のイチゴの様子
不耕起無肥料を目指しているので、追肥はしません。普通栽培なら春になる頃、株間に追肥するのかも。
3月上旬。新しい葉っぱが育ちつつあります。

4月上旬。よつぼしはお花が咲き始めて、元気になってきました。

ジャンボのほうが小さめ。葉の色はジャンボのほうが濃いです。

4月中旬、よつぼしの葉っぱが縦にピンと伸びる雰囲気になってきました。

よく見たらジャンボにもお花が咲いてました。上からは見えなくて、横からだと見えます。

4月下旬、よつぼしが大きくなってきたので、垂直仕立て風にしました。支柱を3本立てて麻紐を張って、できるだけ葉っぱを立てます。

ジャンボはまだ小さくて、葉っぱを挟むことはできませんでした。
収穫シーズンの様子
5月初旬、よつぼしにイチゴの実が付きました。

ジャンボもよく見ると、下の方に身がついていました。株はまだ小さいです。

手で葉っぱを持ち上げると、その下に、実が現れます。

よつぼしからはランナーも伸び始めてました。

上から見たところ。

5月上旬、イチゴの実がほんのり色づき始めました。

ランナーが伸びたので、上から麻紐で吊り上げました(垂直仕立て風栽培なので)

5月中旬、イチゴの実を初収穫。

1個収穫しました。傷みがあって残念。傷んだところを切ってから食べました。

その4日後、次に取ろうと思っていた実が何者かに食べられてました。鳥?くやしいです。

5月下旬、実はなっても、食べられてしまうので自分は食べられず。これはジャンボのほうです。

ネットを掛けるべきと思いつつ、どう掛けるのか考えるのが面倒でできず。
5月下旬、上から見たら全体像はこんな感じ。

5月末、きれいな実を1個収穫できました。


6月中旬。ランナーからできた宙吊りの子株にお花が咲きました。

収穫はあまり見込めないので、ランナーは吊るよりも、地面に這わせて子株、孫株を増やすことにしました。

前回は子株や孫株を苗ポットで受けて水切れして枯らしてしまったので、自由に地面にはわせることにして、ランナー着地点の地面を草刈りしました。

6月末、よつぼしイチゴを2個収穫。

ランナーで増やす
7月上旬、隣の長ネギエリアにまで、ランナーが進出してひ孫株?を作ってました。

7月上旬、よつぼしイチゴ収穫。小さいですが無傷で食べられました。時期が外れたほうが、狙われにくいのかも?

ランナーで増えた子株、孫株。その先にひ孫株もあります。この子達を来年につなげたらと思います。

コンパニオンプランツのラベンダー
コンパニオンプランツとしてイチゴのそばにラベンダーを植えました。昆虫を呼び寄せてイチゴの受粉を助ける効果があるそうです。
11月中旬、イチゴのそばにラベンダーを植えました。黒い苗ポットがラベンダーです。

苗ポットで種から育てたラベンダー苗です。種まきは5月上旬にしました。

地面に植えたところ。

ラベンダーは、前の畑では直播きしても発芽しないか、発芽してもすぐ消えてしまいました。日陰なら育つかも、と思って植えました。
4月中旬、ラベンダーは大きくならず、雑草に埋もれてました。

その後も雑草に埋もれてしまい、あまり育たず、花も咲きませんでした。なので受粉用のコンパニオンプランツとしては効果がありませんでした。
でも枯れなかっただけ、ラベンダー栽培としては前の畑よりはいいのかも。
別にラベンダーである必要はない気がしてきました。緑肥としてまいたヘアリーベッチにもクマバチが結構来るし、花が咲いていればよいのかも。
日陰エリアでもマリーゴールドが結構育っているので、来年はマリーゴールドをイチゴのコンパニオンプランツにしようかと思います。

お花が草木染めにも使えるので便利です。
日陰エリアのこと
センダンの大きい木があって、その北側は日陰エリアです。家庭菜園エリアが限られるので、日陰で育つものは日陰にしたいと思って試しています。
夏に見上げるとセンダンの葉っぱが茂っています。冬は落葉するので日が当たるようになります。

イチゴ栽培で思うこと
- 実際に育てると、なぜ冬に売ってるの?という気持ちになる
- 日陰エリアでも育った。「よつぼし」が育てやすいと思った
- 子株孫株をできるだけ増やして、来年は株数をたくさん育てたい
- 防虫ネットをどうするか要検討
※家庭菜園初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。