2022年4月15日(金)野草染めワークショップ開催報告(岡山)
野草を採取して煮出して、草木染めを楽しむ会を開催しました。場所は岡山市北区中牧の民家(牧山クラインガルテンの近く)です。
今回の参加者はリピーター3名。野草茶を楽しみながら、ハンカチやストール、綿糸を春色に染めました。
植物の採取からする草木染めワークショップをしたいのですが、なかなかチャンスがなく、今回久々にできてよかったです。
目次
野草の採取
まずは採取場所に集合して、野草を取りました。今の時期は、カラスノエンドウがいっぱい。ヨモギやスギナなども取りました。
曇り空で天気が心配でしたが、大丈夫でした。岡山は「雨が降りそうでも、結局たいして降らず、すぐ止む」ということをこの1年で学んだので、前よりは事前の心配が減りました。
採取した草を洗っているところ。
煮出し方を変えて2つの寸胴鍋で煮出すことにしました。勝手口全開で換気。換気はしっかりしたほうがいいです。
野草茶体験
お茶作りが得意な方に野草茶を準備してもらって、好きなもの選んで少しずつ体験。ほうじ茶みたいで想像より飲みやすかったです。
草木染め体験風景
煮ている間に布の下処理をしました。濃染剤を使いました。(写真なし)
煮上がりは、ほうれん草を煮たような感じ。おひたし料理のようでした。
葉っぱを取り除いているところ。煮る方法を変えたからか、草の種類の違いか、煮終わった草の色が鍋ごとに違いました。
こした染液で染めているところ。参加者が持参した洗濯物干しと三脚をセットして、部分染めチャレンジ。
焼みょうばんでアルミ媒染しているところ。染液の違いで違う色になっています。
1つだけ、ハンカチを板を使って模様入れ。鉄媒染しました。写真は染液に戻したところ。
染めあがり。黄色~黄緑色の春らしい色に染まりました。鉄媒染で模様を入れたハンカチは亜麻色。
採取もお茶タイムもあって盛りだくさんでしたが、情報交換したり、おしゃべりしたり、楽しい会になったかと思います。
藍の種の配布箱回収
帰りがけに、牧山クラインガルテンに置かせてもらっていた、藍の種の無料配布ボックスを回収しました。
小分けした袋は無くなっていました。たくさん必要な方向けの、背後のダンボール箱に穂のまま入れていたものは残っていました。
種まきは5月GWぐらいまでできるものの、早いほうがいいかと思います。
今後のワークショップ
次は4/17(日)に岡山市南区の隠れ家カフェ「ののさま*あん」で開催します。募集締切済です。
5月は新緑の季節。緑色の葉っぱから、緑色を染める草木染めの会をします。
草木染めに興味をもった人が、気軽に楽しく参加できる場所を作れたらと思っています。
乾燥後の色あい
参加者に乾燥後のお写真を送ってもらいました。
元の色は白の綿糸。乾くと緑がかっていたものがかなり黄色よりになり、どちらもくすみカラーぽくてキレイとのことです。
写真に色がうまく出てないそうです。右側の黄色は自宅で染めたタンポポ染めです。
麻のストール。とても素敵な黄緑色とのことです。
ご協力ありがとうございます。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
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