はじめての漆喰。うま~くヌレールを塗って思ったこと

うま~くヌレール仕上げ用5kg

山際の古家のDIYをしています。トイレの壁に漆喰(うま~くヌレール)を塗りました。

元々の壁は、キラキラした砂壁(繊維壁)でした。砂壁の下は土壁です。

トイレの床や手洗い器にポロポロ黒い埃が落ちているので、砂壁のせいかと思って漆喰にすることにしました。(でも後から、ホコリの原因は砂壁ではなくて、天井板の隙間だと気が付きました)

はじめて漆喰(うま~くヌレール)を塗った様子と感想を書きます。

漆喰を塗った理由

わたしが古家の壁に求める重視点は、以下3つでした。

  • 虫がわかない
  • カビがわかない
  • ポロポロホコリが落ちない

湿気があってもカビなくて虫もつかなくてポロポロしない壁材がいいと思いました。普通の壁紙(ビニールクロス)は、この場所ではカビそうな気がします。

漆喰以外なら、石壁とかコンクリート、タイル貼りでしょうか。

板張りという手もあるけれど、真壁との間に隙間ができるので、その間の空間が信用できないというか、ホコリや虫や動物が入る隙間が存在しないものがいいと思いました。

一番簡単そうなので、漆喰にすることにしました。

うま~くヌレールを選んだ理由

漆喰にもいろいろあります。

漆喰について調べて、以下のことがわかりました。

  • 漆喰の粉に水を入れて練るタイプは安い。でも、混ぜる道具が必要で、混ぜる作業も大変。普通は下地シーラーを塗る必要がある。シーラーは自然素材ではない、樹脂系。
  • 既に練ってあるタイプの漆喰は高い。下地シーラーが必要な商品と、必要ない商品がある。
  • 全部を天然にしたい場合は、シーラーは使わず、砂漆喰を塗ってから、すぐに本漆喰を塗る方法がある。「城かべ漆喰」など。

まず、土壁に塗るのにシーラーを使うことになんとなく抵抗を感じました。

できることなら全部を天然にしたいと感じました。でも、調べてみると、砂漆喰を塗ってから、すぐに本漆喰を塗る必要があり、追っかけで作業することがむずかしそうです。

初めての漆喰塗りだし、1人作業だし、技術的に無理がある、とあきらめました。

そして、漆喰塗る時の練り具合、柔らかさ具合がどのくらいなのかも知らないので、まずは既に練ってあるタイプの漆喰を使うことにしました。

「うま~くヌレール」は既に練ってあるタイプの漆喰で、土壁に塗る場合は下地シーラーが不要ということで選びました。たぶんシーラーしなくてもいいように何か添加されているのだと思います。

シーラー無しで1つの製品で済むのは手軽なので、「うま~くヌレール」を使ってみることにしました。

amazonで買ったうま~くヌレール仕上げ用5kg。漆喰の色は白を選びました。既に塗ってある壁が白かったので。

うま~くヌレール仕上げ用5kg

メルカリでも、色付きのものより白のほうが売れ筋なので、余っても売りやすそうです。

漆喰塗りの下準備

まず、柱など木の部分に無臭柿渋を塗りました。後から塗ると汚れそうなので。

次に、砂壁(繊維壁)をはがしました。詳細はこちら→ 砂壁、繊維壁をはがす。漆喰塗り前の準備

聚楽壁剥がしスケッパー

繊維壁を一通り剥がし終わった後。トイレの内側からドア側を見たところ。

剥がした後の壁

柱の縁にマスキングテープを貼りました。

マスカーテープ(汚れないように壁などを覆う薄いビニール)をまだ用意してなかったので、手元にあった大きめのプチプチ梱包材で壁や便器、窓をカバーしました。適当。

コテとコテ板

塗る時に漆喰をのせる台(コテ板)がなかったので、手元にあった薄い板と木片で作りました。

手作りコテ板の木片を留めたところ。小さい釘3個で留めました。

木にそのまま漆喰を載せて使ったら、漆喰が茶色く汚れました。

なので、2日目から漆喰を載せる面に養生テープを貼りました。漆喰が乾いた後に貼りました。

漆喰は洗い流すと下水が詰まるので、コテ板に養生テープを貼って、終わったら剥がして捨てるのがよいらしいです。

コテは残留物の左官コテがあったのでそれを使いました(これはよくなかったと後から反省)

漆喰塗り作業

マスキングテープやビニールで周りが汚れないように養生するのがめんどくさいですが、漆喰を塗ること自体は簡単で楽しかったです。

まず、穴っぽいところを埋めてみました。

一度目の塗り。後から写真を見ると厚塗りだと感じます。

1回目の塗りが終わったところ。

1回塗りでいいのでは?という気持ちが出てきましたが、2回塗るのが基本なので2回塗ることにしました。

2回目塗りは一部は翌日して、うま~くヌレールの在庫が無くなって残りは4日後にしました。

うまーくヌレール塗った結果

2回目を塗り終わり、マスキングテープも外したところ。

近くで見るとザラザラ塗り跡だらけですが、漆喰らしくていいのでは?と思いました。

トイレ全体が白く明るい雰囲気になりました。

塗れる面積が思ったより少ない

ただ、思ったより漆喰の量を使ってしまいました。5kgなら、畳約3枚弱塗れるはず。なのですが、塗る面積は畳2枚もないのに、塗っている途中で5kgがなくなり、18kgサイズの製品を追加購入しました。

後からその原因だと思ったことは2つ。

  • 「うま~くヌレール」をよく練らずに、そのままの硬さで塗った
  • 手元にあった硬いコテを使った

「うま~くヌレール」は、コテでよく練ると、やわらかくなります。カッテージチーズみたいなボテボテした感じが、練るとクリーミーな生クリームみたいになります。

うま~くヌレールをコテ板に載せたところ。カッテージチーズっぽいです。

少し取った後の容器の中。

塗りやすい硬さにしてから塗り始めるべきなのですが、きちんと説明を読まずに硬めで塗ってしまい、その分、厚塗りになりました。

硬めで塗っているところ。

練ったところ。クリーミーです。

それに加えて、コテのせいもありました。柱の脇など、端っこが塗りにくかったので、ダイソーの小さいステンレスヘラを使った時に気が付きました。硬いコテよりもヘラのほうが薄くて弾力があり、よくしなります。しなると薄めに塗りやすく、しならないと薄めに塗りにくいです。

うま~くヌレール専用のコテをネットで見ると、オレンジ色の樹脂製のコテです。大きくしなるのが特徴。

私が持っていた(というか、残留物にあった)左官ゴテは、鉄?製で、硬いです。全くしなりません。モルタルとか塗るのに使っていたのかな?と思います。

ボテッと厚塗りするのではなくて、コテをしならせて、うすーく塗っていくべきものなのだと後から反省しました。「薄く」ではなくて「うすーく」レベルです。

うま~くヌレール公式サイトの説明や動画はわかりやすいし、それを見れば塗ることはできました。でも、規定量通りにうすーく塗るのは結構むずかしいと感じました。これは腕や慣れの問題なのかも。

漆喰を塗る季節

夏場は暑すぎて、漆喰を塗る作業をする気になれません。夏休み中とかに古民家DIYをがんばれる人はすごいと思います。

初めての漆喰は初夏、6月。酷暑前に塗りました。その後、秋にトイレ天井(ジプトーン)も塗りました。その話はまた今度書きたいと思います。

冬は虫が少ない時期に進めたい作業を優先したいので、漆喰塗りは後回し。春秋がいいです。

今後の予定

メルカリで買ったうまくヌレールの在庫18kgサイズが1個半あるので、他のDIY作業が一段落したらトイレ以外の壁を塗りたいです。

台所の壁がボロボロ化粧パネルだったので、それを剥がしたら、中身は昔ながらの土壁でした。漆喰を塗ろうと思っていたけれど、思ったより荒々しい表面なので、中塗りされてない荒壁なのかも?(よくわからない)

漆喰をするならまず「中塗り」をしないといけないのかも、と思って中塗りする方法を調べていたら、中塗りで完成として漆喰を塗らない、という仕上げ方もあることを知りました。

土壁の本を読んでいたら、「西京壁に江戸漆喰。関西は粘土性の良質な壁土が豊富で利用され、関東平野はローム層火山灰層で覆われて良質な粘土が利用できない。なので、中塗り上塗りは石灰で漆喰仕上げ。地域に適した工法。」ということを知りました。

岡山は関西に近いし、土壁の土はここの土でできている気がするし、だんだん、漆喰仕上げでなくてもいい気がしてきました。よくわかないので、とりあえず台所は土壁のまま放置しておこうかと考え中です。

土壁が壊れている部分もあるので、この土地にある土で土壁作りにチャレンジしてみたい気持ちもあるけれど、今じゃないです。

何を先にするべきか、と優先順位が頭の中をぐるぐるしていることが多いです。ベースには、気温や虫や植物や雨水などの自然があって、季節が優先。

DIYの情報を参考にする時に、街中のアパートの一室なのと、田舎の山際にある古い家ではやるべきことが違うので、当初、混合して見ていたけれど、環境が近いものを参考にしようと思います。

※DIY初心者です。不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。