家庭菜園で初めての野菜づくり。情報と遭遇するもの

2月畑のテントウムシ

家庭菜園をしようと思って計画し始めて、ネットで調べたり、本を読み始めました。いろいろなやり方があるので、どんな風に野菜を育てようか悩みました。

昔、ベランダのプランターでハーブや野菜を育てたことはありますが、畑で家庭菜園するのは初めて。

2023年2月に畝作りにチャレンジしながら遭遇した農法や情報について、感じたことを書きます。

※2023年に書きかけ途中だったものを完成させました。実際にやってみて知識も増えて今の考え方は違いますが、それはまた今度書きます。

農薬と肥料のこと

家庭菜園なのだから農薬は使いたくない。それはみんな思っていると思うし、私もそう思います。

でも、病気や虫で食べれなくなったら楽しくないです。実際に虫がついたら、育てている野菜が弱り始めたら、何かしら対応をしないといけません。

自然派な感じの栽培といったら、農薬と化学肥料を使っていないこと。

化学肥料よりも有機肥料がよさそうな感じがします。ゴミの減量になる生ゴミのコンポストも流行っていて、それもよさそう。

でも、有機でもなんでも、土壌を窒素過多にしてしまうことが、水質汚染の原因になったり、健康被害につながることもあると知り、深く考えさせられました。

計算しにくい分、有機肥料のほうが適切な量を決めることがむずかしい感じもします。

無農薬・無肥料栽培もけっこうあります。

いろいろなやり方がある

情報収集し始めると、自然系の農法もたくさんありすぎて、どれをすべきか?みたいになってきます。

いくつか本を読んだ結果、推進する人の名前(○○さん)で判別すればいい、ということがわかりました。

2013年に映画にもなった、奇跡のリンゴの木村さんの自然栽培には、前から興味がありました。

見守る姿勢

全般的に、手をかけることがいいことではない、見守り姿勢が素敵だなと思いました。

一生懸命草刈りしたり、一生懸命水をあげたり、一生懸命肥料をあげるほうが、よさそうじゃないですか。人間として。

温度があわなければ成長せずにいたり、環境に適応しようとしている時期もあるだろうし、それが自分からは見えてなくても、「あれ、育ってないぞ」と思っても、ちょっと様子を見てよく観察すること、たしかに重要かもと思いました。

ベランダでの野菜づくりのこと

ベランダ栽培経験はありますが、全然うまくいきませんでした。日当たりが悪かったことと、土づくりができてない(肥料がうまくあげられない)ことが原因だと思います。

せっかくまいた種を間引く、間引きも苦手です。

10年くらい前、食べた野菜の種から育てる「食べまき」が流行っていました。マイブームです。北向きのベランダで、食べたパプリカからパプリカを育てました。トマトはほとんど育たず。

オーガニックなこと

私は草木染めをしているので、目にする情報がどちらかというと、自然派寄りに偏っているかと思います。

オーガニックというものに出会ったのは、ワインが好きだった10年以上前。ワインが飲めるぞ、ということと、英語の勉強になるかも?という動機でオーガニックワインフェスタのボランティアをしました。自分は全然オーガニックに興味がなかったのですが、「輸入ワインには酸化防止剤が入るので味が落ちる」「日本で飲むワインとヨーロッパで飲むワインは同じ銘柄でも質が違う」ということや、オーガニックなおつまみがおいしいこと(価格も立派だけれど)を覚えて帰りました。

ちょっとめんどくさいと思っているのは、思想やスピリチュアルに近いこと。私は理論は好きだけれど、団体活動や団体行動は好きではなく、勉強はしたいけれど、めんどくさいことに関わりたくないです。

発酵

何事にも発酵が関係してきて、おもしろいです。今までは、発酵=パンまたは発酵染め、ぐらいのイメージだったのに、「畑で家庭菜園をしてみよう」と思っただけで幅が広がってきました。

なんでみんな発酵発酵言っているんだろうと思っていたのですが、これからは私もそちら側の人になりそうです。

てんとう虫

春先に土作り、と思って畑にいると、地面にてんとう虫がいます。

2月畑のテントウムシ

日本には啓蟄(けいちつ)という暦があって、2023年は3月6日からでした。土中の生き物が目覚める時期。

「最近、畑で虫が動きだしたなあ」と体感していて、そういう言葉が世の中にあった気がするとカレンダーを見て、そうそう、啓蟄、と確認できました。

カレンダーの中の自分にとって意味がないと思っていた単語が、意味を持つようになりました。

二十四節気(にじゅうしせっき)という暦システムなのですが、よくできているなあと感じます。

白サビ病?

3月上旬。葉の裏が全面的に白っぽくなった雑草をいくつか発見。白サビ病?乾燥気味の時にアブラナ科で起こりやすい病気だとか。怖いので刈り取ってビニール袋に入れて家のゴミ箱に捨てました。

病気の雑草

育てた菜の花(アブラナ科)には起きてなかったので、この菜の花(ダイソーのおいしい菜花)は元気に育ったのだと思いました。

その後、自然栽培の本を読んでいたら、「病気が起きた時、その場に埋めることで、拮抗菌が増殖して翌年発生しなくなる」というのを読みました。農法によって考え方はさまざま。埋める方法のほうが自分には合いそうな気がしました。

鳥がいます。ムクドリ?(と当時は思ったけど、ジョウビタキだと思います)

鳥

畑の地面に時々鳥のフンが落ちています。よく見ると種がたくさん入っています。こうやって種は広がっていくのですね。とりあえず放置。

種や野菜が鳥に食べられてしまうことが畑ではよくあるそうで、これから気をつけようと思います。

雑草の種がいっぱい

イタリアンパセリの種まきをして発芽を待っているのに、見えるのは雑草の芽。

種まきしたから出てくるのではなくて、種は土の中で発芽のタイミングを待っていて、環境が合うと出てくるのかも。

※2023年に書きかけ途中だったものを完成させました。実際にやってみたり知識も増えて今の考え方は違いますが、それはまた今度書きます。